ヒステリック・サバイバー

著者 :
  • 宝島社
3.00
  • (1)
  • (5)
  • (25)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 78
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796655231

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最近好きな作家さんのルーツを探るべく読んだ本。アメリカでのスクールシューティング経験がトラウマとなった主人公が日本でも同様のトラブルに巻き込まれる…。非現実的で全編来これ暴力のストーリーには違和感ありありで引いてしまうが「今」の作品を知っていると変化が興味深い。エピローグの新たな出発も救い。

  • 魅力的な登場人物たちだったが、それぞれを生かし切れていないような?
    和樹の強さっぷりも、もっと見たかったなあと思う。。。

  • 訴えてくるものはある。ただ、ストーリーに無理がありすぎて入り込むことはできなかった。大切なテーマを扱っていると思うので、もう少し作りこんでほしかったな。

  • 力が無いなら他の手段で身を守ることが必要。

  • 帯に偽りあり
    でもまぁ前作よりは面白い

  • 図書館で借りて読んだんで帯はなかったし、ぜんぜん前知識がない状態で読んだんで、思ってたような話とはぜんぜん違い驚いた。前に読んだ『果てしなき乾き』の雰囲気と、スクール・シューティングで始まる展開で、つい陰惨な作品かと思えば・・青春だった!!最初の銃撃の場面や、主人公が痛めつけられる場面などに、前作と通じる暴力描写はあるけれど・・なんて爽やかな締めくくり!うちには展開に勢いを感じられず、相変わらず誰にも感情移入できず、エリカとかのキャラも好きになれず、爽やかさが鼻に付く・・。心のどっかで前作のような話を望んでたから、そう思うのかも?でも、ここで表示されている画像の帯には「筋肉バカVSオタク」とか書いてるけど、そんな単純な話で終わらないのは、良かった。 表紙のカズモトトモミさんの絵が好きです!!

  • 戦場と化した学校 改造ガンの乱射、炸裂する催涙弾!筋肉バカVSオタク!
    誰ですか???この本の帯にこんな煽り文句もつけたんは!!!
    めちゃめちゃしっかりした青春小説でした。上記の様な戦場をイメージさせる様な描写は皆無。アメリカで銃乱射事件に巻き込まれた主人公が追った心の傷を乗り越えていく様がしっかりと書かれています。少しばかりキャラが強烈なだけ。上記煽りに動かされた訳ですが、良い意味で期待を裏切られました。

  • どの世界にも対立はあって、この場合は体育系と文化系(オタク系)の対立がメインになっています。学校だったらどこにでもありますよねー、体育系VS文化系。主人公はアメリカで銃撃事件に合い(この場合は人種の対立で)日本の高校に入ることで平穏な日常を取り戻せると思っていた。けれどそこにあったのは、また対立。二つの勢力の間で右往左往する主人公だったが・・・・・。
    現実にここまで激しい戦いはなくとも、変なリアルさを感じました。

  • とある少年の喪失と再生の物語。
    前作とは打って変わって救いのある内容でちょっと肩透かしをくらったような。……いやそれは言いがかりか。

    某国で頻発する銃乱射事件の背景には、加害者→被害者のルサンチマンがある一方で被害者→加害者への人種差別があったんじゃないかと。この図式を日本ではオタクと体育会系の対立に置き換えるアイデアは秀逸。

  • アメリカの中学で銃乱射事件にあいトラウマを抱えたまま帰国した三橋和樹。
    日本で穏かな学生生活が送れると思いきや、スポーツ馬鹿VSオタクの戦いに巻き込まれていく…。
    いじめが頻繁に取り上げられる最近の日本だったら実際にこんなことが起きててもおかしくないかな。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1975年山形県生まれ。2004年『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。同作は14年『渇き。』として映画化、話題となる。11年『アウトバーン』に始まる「八神瑛子」シリーズが40万部を突破。著書に『卑怯者の流儀』『探偵は女手ひとつ』など多数。

「2022年 『天国の修羅たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

深町秋生の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×