シャトゥーン―ヒグマの森

著者 :
  • 宝島社
3.33
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本棚登録 : 173
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796656399

作品紹介・あらすじ

北海道の北端に大樹海が広がっている。神奈川県の広さに匹敵する広大な森だ。平均気温は北極圏より低く、冬にはマイナス40度を下回る日も珍しくない。そんな土地の研究林を管理する鳥類学者の元で年末年始を過ごそうと、彼の親族や学者仲間たちが集まっていた。そこへ、ヒグマに襲われたという密猟者が逃げ込んでくる。車が横転してしまい動かず、電話も通じない。小屋に集った人々は完全に孤立してしまったのだった。やがて、体重350キロを超す巨大なヒグマが小屋を襲う。秋に食いだめに失敗して冬眠できず雪の中を徘徊するシャトゥーン(穴持たず)と呼ばれる危険なヒグマだった。密猟者の銃程度ではヒグマの動きを止めることはできない。ヒグマによって少しずつ破壊されてゆく小屋。そして、人食いヒグマへの恐れが、人々から冷静さを奪い去ろうとしていた…。第5回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • このミス優秀賞という事で、図書館で借りて読んだ。
    テンポが良いので、一気に読んだ。が、う〜ん、物足りない。
    熊が人を襲う描写は凄く細かく、熊の恐ろしさが良く描かれている。細かくて、微グロ。その割には仲間同士の関係描写はアッサリ。仲間が殺されても、撃たれても淡々とした 描写。
    ミステリー要素も物足りない。
    アイデアは良いけど、消化不足。

  • おーもしろいよ

  • 2.6。羆薀蓄は面白いが、話がB級パニック映画の域を出ない。主人公とその娘と対峙する時だけ羆が妙に緩慢になったり気まぐれになったりするあたり。やたらラッキーだったり、腑に落ちない行動が何点かあるだけに白ける。とはいえ羆の恐さ凄さは伝わった。(これ読むと「ゴールデンカムイ」の姉畑や親分は漫画とはいえナメすぎ(笑)結構アッサリ羆倒してるし)

  • 怖がるタイミングがよく分からなかった。
    常にギンコは子供を連れている。
    どっちにしても母子は強いね。

  • 増田俊也氏の『シャトゥーン―ヒグマの森』を読了。シャトゥーンとは冬眠用の穴におらず外で活動するヒグマのことをいうとのこと。北海道で育ったので何度か悲惨なヒグマに寄る人間襲撃の事件は耳にして育って来たが、この作品は過去の事件を詳細に調べ上げ人を襲う熊の様子を見事に書き上げているちょっと恐ろしい作品だ。一応サスペンス仕立てにはなっているが、何と言っても襲ってくる熊との生き残りゲームがこの作品の肝だ。ヒグマの本当の凄さ・怖さが伝わってくるシーンの連続で女性にはあまりお勧めできない作品かも。何人も食べられてしまうので。ぐーたらしていてちょっと目が覚める作品を探している人には是非。絶対目が覚める事請け合います。そんな北海道奥地シマフクロウが生き残る大地を舞台にした本を読むのに選んだのはKenny Drewの“Christmas Songs". クリスマスジャズを掛けられるのも後二日か、早いなあ。

  • あっちゅうまに人が一人一人殺られていくんである。確かにハラハラするしスピード感ある展開に引き込まれました。ただ、物足りなく感じたのも正直な感想です。

    人の描き込みがいまいちだと思うし、恐怖や生死の際の感情とかが希薄なんです。
    急にヒグマ現れるし、あっさり人死んじゃうし。

    でも、夢中で読みきりました。なんだろね、つまんないわけじゃないのです。すいてる遊園地でジェットコースターに繰り返し乗っている感じ。行くまでの楽しさやランチとかはオミットして。この分量だからいいんだろうね。

  • アニマルパニック小説!展開は早くてドキドキしながら読むんですが、
    やはり内容はB級かな?
    とは言いつつ、一気読みでしたね〜

  • 人間の顔が余り浮かばず、ひたすらヒグマのイメージ。
    生きながら食われるって…踊り食いか。
    お腹空いてへんけど美味しいから食べちゃう、ってのはよく分かる。人食いヒグマちゃんばかり責められまい。
    にしても、ライオンより強いのか…興味深い。

  • 美々が最強。
    エゾフクロウはよかったな。

  • 「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞(2006/5回)

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著者プロフィール

1965年愛知生まれ。小説家。06年『シャトゥーン ヒグマの森』で「このミス!」大賞優秀賞を受賞。2012年『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で大宅賞、新潮ドキュメント賞をダブル受賞。

「2017年 『七帝柔道記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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