- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796656399
感想・レビュー・書評
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極寒の地で冬眠せずに冬を越すヒグマ(シャトゥーン)の母子に翻弄される人間達の1週間((((;゜Д゜)))迫力ある話にぐいぐい引き込まれるけれど、時々引っかかる昭の行動と薫の甘さ(-.-)恐ろしい話だったけれど、これを読んで直ぐに、チーズ入りハンバーグを美味しくいただいた私って…(-_-;)と思った(^^;)
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吉村昭『羆嵐』、木村盛武『慟哭の谷』と並ぶヒグマ三大文学の一つ(嘘)。『羆嵐』、『慟哭の谷』がいずれも三毛別事件に取材したフィクション、ノンフィクションなのに対して、『シャトゥーン』は同事件にかなりの影響を受けているものの完全なフィクション。全体的に登場人物が薄っぺらいせいでドラマ性が薄いし、現実味にも乏しいが、そんな話の詰まらなさを圧倒的な力で蹴散らすヒグマの迫力が凄い。
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北海道の北部の研究林で起きたヒグマと人間の戦いを壮絶な描写でえがいたアニマルパニック小説。
とにかくヒグマの破壊力に圧倒されました。
読んでいて背筋が寒くなるようなこの作品は、ハリウッド映画の「ジョーズ」や「アナコンダ」などの襲ってくる動物から生き延びようと戦うというサヴァイバルものです。
一人また一人と仲間がいなくなっていくストーリー展開は、古典的な流れながらも読み手をグイグイ引き込んでいく魅力があります。
反面、殺されるシーンの描写は極めて残虐かつグロテスクで受け入れない人も少なくないかも。
後半は少しくどかったです。伏線が張ってあった槍のところで終わっていれば読後感ももう少しよかったのに。
ある~日 森の~中 クマさ~んに 出合~った
バキバキグシャシャグシャ~ ガブガブピチャチャピチャ~
本当に怖かった。トラウマになりそ・・・。 -
嫌でもヒグマの生態に詳しくなれる。
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7
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く、くまちゃんこわい
ヒグマとツキノワグマの区別もできなかったアタシだけど、これを読んだらもう間違えっこないわ!
爪の長さが15センチって!
体長3mって!
100mを世界最速の人間より早く走れるらしいよ!
泳ぎも得意で木登りもうまい!
執念深くって、頭もいいんだって!
ライオンも一撃で倒すんだって!
これとどうやって戦えと(泣)
案の定、登場人物が次々食われます。
まぁその描写のおっとろしいことといったら!
でも「きゃーこわーい」と言いつつ読むのを止められません。
構成や登場人物について、賛否両論ありますが、単純に読んでて面白かったですよ。
エンタメ本ですね。
普段全く本を読まないうちの旦那くんが、この本は読み切ったのでびっくりでした。 -
怖かった
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表紙がえらい迫力があり昔マガジンで読んだキムンカムイを彷彿とさせ読んでみたくなり、話も似たようなというかこの表紙で違ったらそれはそれで困るけど^^;それより迫力がある感じでいあヒグマって怖いっすね。なかなか面白くいっきに読めました。最後がしっくりくるような来ないような。
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北海道の北端に広がる大樹海。
冬にはマイナス40度を下回る。
そんな土地で研究林の管理をする鳥類学者の元で、
年末年始を過ごそうと、友人や親族が集まったのだが。。。
体重350キロを越えるヒグマが、彼らの小屋を襲う。
秋に食いだめに失敗した凶暴なヒグマは、人間を襲い、
その味を覚え、ますます、恐ろしい怪物と化する。
車は破壊され、携帯も通じない、食料も無い、武器も無い、
人食いヒグマに小屋が壊されていく。。。
そんな緊張と恐怖の中で、冷静さを失い修羅場と化す小屋の中。。。
救いの道はあるのか。。。?!
冒頭から、ヒグマに襲われた人の残骸が散らばっているシーンには絶句。
少し、人間味にかける、感情表現が、よけいに恐怖を呼び起こす。
ある意味、ホラーより恐ろしい物語でした。