ジェネラル・ルージュの凱旋

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796657549

感想・レビュー・書評

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  • <田口・白鳥シリーズ>
    桜宮の東城大医学部付属病院、救命救急センター部長速水晃一、影の名?を”将軍(ジェネラル)”が大活躍。しかし!速水部長以外にも、それまではほとんど名前だけしか出なかった、姫宮が登場し、しかもその能力を余すところなく発揮する!とにかく、姫宮が光る1冊。

  • シリーズ中勢いでは一番。映画も良かった。

  • これは結構面白かった!
    バチスタのやつより面白かったなー。

    速水と花房さんが最後にくっついたのが良かったな。

  • 20100329
    田口&白鳥ペアシリーズ第三段だが、
    個人的にこれが一番おもしろかった。
    ミステリー色が薄れる代わりに、議会のシーンが大幅増量し、
    登場人物たちはただ喋っているだけなのに読んでいて楽しい。
    議会シーン読んだ後は特に速水と黒崎が好きになると思う。笑
    あと「ナイチンゲール(ry」と時系列が同じなのがおもしろい。
    DVD見てみようかな・・・

  • チーム・バチスタのほうも読んでみたくなりました。

  • 速水先生いいですね。
    ルージュを塗る姿を想像するとかっこいい
    それにしてもAIを導入して欲しいと訴えていますね。
    このシリーズは全部リンクしてるのでしょうか?
    そこが気になった。
    今回は白鳥さんはあまり活躍しなかったので残念です。

  • バチスタからの流れの中で一番好き。医療従事者、特にお医者様はこうであって欲しいな、どんな集団であってもトップに立つ人にはこうであって欲しいなという私の思いがこのエンターテイメント小説の中にギュッと入っていて、楽しみながら、心も癒してもらった。何より「バチスタ」「ナイチンゲール」を読んだ人へのご褒美的な感じで、さらりと書かれた一行の中に、同時並行で動いている事件が頭の中で再生されるのが面白かったな〜〜。海堂尊、いい。面白い。あ、いま他の方の感想見て気付いたのですが、白鳥があんまり出てこなかった…そこが私がこの物語を気に入ったゆえんの一つかも(笑)

  • 10/03/18

  • ナイチンゲールの沈黙がいまいちだったため、
    手が出なかったシリーズ三作目。
    センセーショナルな出来事がたたみかけるように展開する物語でした。
    カリスマ医師である速水を中心に据えたストーリーです。

    謎解きあり、権謀術数あり、恋愛あり、涙もホロリとするエピソードが盛りだくさん。
    そしてジェネラルこと、速水先生がとても魅力的なキャラクターでした。
    お話としても派手でエンターティメント性が高く、登場人物にも惹かれます。

    読んで面白い!と拳を握った小説でした。
    娯楽小説はこうでなくちゃと思いました。
    ナイチンゲールをすっ飛ばして映画化したのが分かります。

  • 速水先生が最後までかっこよかった。この小説のタイトルの裏にはある看護師の心使いが・・
    救急医療の現状が描かれている。

  • 2009春

    1日目にバチスタを読み、2日目にナイチンゲールを読み、3日目にこの作品を読むことに。
    正直言ってこんなミステリがあるのか、と。医療ミステリで人が死ななくても、こんなに面白いものができるなんて。
    その理由の1つはやはり魅力的なキャラクターだと思う。名コンビはもちろん、医師も看護士もナイスすぎる。ラストも好き!

  • 将軍に内部告発が。それをめぐって査問がかけられる。

  • ドラマティックなストーリー展開!

  • 速水がかっこいい!
    そして本物の医者が書いてるからかとても医療の現状が伝わってきた。
    そして同時に今までの医療の見方もガラリと変わった。

  • 久しぶりに泣きそうになりました。
    下巻の後半で、大事故に巻き込まれた救患を次々と受け入れる
    医師の手腕に感動!!
    ストーリーのテンポも良く、とても面白いです。

  • 「桜宮市にある東城大学医学部付属病院に、伝説の歌姫が大量吐血で緊急入院した頃、不定愁訴外来の万年講師・田口公平の元には、一枚の怪文書が届いていた。それは救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという、匿名の内部告発文書だった。病院長・高階から依頼を受けた田口は事実の調査に乗り出すが、倫理問題審査会(エシックス・コミティ)委員長・沼田による嫌味な介入や、ドジな新人看護師・姫宮と厚生労働省の“火喰い鳥”白鳥の登場で、さらに複雑な事態に突入していく。将軍(ジェネラル・ルージュ)の異名をとる速水の悲願、桜宮市へのドクター・ヘリ導入を目前にして速水は病院を追われてしまうのか…。そして、さらなる大惨事が桜宮市と病院を直撃する。 byAmazon」

    ナイチンゲールと同時進行のお話しなんですね〜。
    バチスタなかなか好みだったので続きが文庫化されれば読もうと思っていた矢先、ジェネラルの映画があるということで、予告見て・・・・チュッパチャップスくわえた堺雅人さんに惚れてしまいました。

    その勢いだけで買ったジェネラル・・・装丁も好きなんです。
    でもやっぱり上下巻にする意味がわからない(笑)
    (実際購入したのは文庫版です)

    勢いで買ったので勢いだけで読んでしまいましたが。
    もうミステリの枠からは外れてますよね、というか関係ないんですよね?ミステリは。
    その辺は気にせずに救急医療現場の今、という感じで読みました。
    もちろん告発文書の謎もありはしますが、でもべつに謎じゃないというか。
    でもヒシヒシと伝わってくるものはあったかも。
    速水先生の熱さにやられたかな。


    これ読むと色々考えさせられるな・・・。
    どれが正しい事なのか、ふとわからなくなります。
    ネタバレになるので詳しく書きませんが、正しいことをやれないもどかしさとか、でも実はちゃんと考えてくれている人もいたという驚き。
    医療現場の現実を突きつけられた私たちはどういう風に考えれば良いのでしょうか。

    最後の野村弁護士の思いもちゃんと考えれば、悩んでしまいます。
    現実を見ないで机上の空論をしてもそれは現場を見てない事になるけど、かといって本当の倫理的な事を言われるとそれに反論する言葉が見つからないのも確か。
    難しいですね。

    ただ、ジェネラル・ルージュという言葉が凄く気に入りました。
    それの意味がわかった時にはなんとも言えない気分でした。
    もちろん良い意味で。

  • ミステリーかと思ったらミステリーじゃないんだな。痛快爽快なエンターテイメント!救急の医者が二人しか出てこないのは気になったけど他は完璧でした。

  • この人の小説はナイチンゲール~が初めてで
    チームバチスタはテレビ・映画と両方見てしまい
    改めて同じ内容に触れる気にならなかったから2作目からなんですけども、この人の描写の仕方はぐいぐいひっぱっていってくれるエンターテイメント性が持ち味なのかもしれません。
    そして、コミカルな人物描写が漫画的でもあり映画的でもあってそこもエンターテイメント。
    海堂ワールドでは小説世界ではすべて繋がっているようでマニアはたまらないんでしょうか。
    この本は前作と時間軸が一部リンクしているのだけども
    ただのミステリー本ではないのにすらすらと読ませるし
    緊急医療のスピード感を伝える事もできているから
    すばらしいなと思ったわけでした。

  • 映画原作
    映画が面白かったので見てみたい

  • 図書館

    最初は眠くなって進まなかったけど
    白鳥が出たあたりからどんどん読めた。

    白鳥の人脈って・・・・

    (10.01.30)

  • 速水の人命救助にかける思いが謎をさらに深め、一気に読んでしまった。

  • 第3弾。
    速水さんがとにかくかっこよかったです。
    しかし白鳥さんの出番が少なかった…
    もう少しロジカルモンスターの熱弁を聞きたかったなあ。

    映画での速水さん演じる堺さんの演技を観たいです…!

    001/100

  • 田口・白鳥シリーズの第3段です。
    今回の作品でも医療に関する用語だったりいろいろ難しい言葉があり、頭の悪い俺ではちょっと難しい本でした。
    最初に歌手の水落冴子が大量吐血で東城大学医学部付属病院に運び込まれてきて、そこからどんどん話が展開していく。
    神経内科病棟のVIP病室・通称「ドア・トゥ・ヘブン」に受け入れが完了して、田口の元に救命救急のエース・速水晃一が出てきたりといろいろな登場人物が出てきました。

  • 2010/01/24 なんだかわからない伏線がある??と思ったら先に「ナイチンゲール~」を読むべきだったらしい。話は爽快。

  • この小説は少し解釈が難しく内容についてはあまり上手く言えないのですがジェネラルルージュの意味は救命救急の部長が昔口紅をして手術したときにつけられた名前です。

  • 『チーム・バチスタの栄光』と同じ海堂尊の作品。前作同様に医療現場が描かれている。医療の理想と現実をダイナミックに描いた読み応えある作品。

  • 「チームバチスタの栄光」シリーズ第3弾

    前作「ナイチンゲールの沈黙」はいまいちでした。
    しかし、本作「ジェネラルルージュの凱旋」は、日本の救急救命に問題を投げかけつつも、面白く読みやすい作品となっています。
    これは、キャラクターの勝利なのではないでしょうか!!

    とにかく、ジェネラル(速水晃一)が素敵過ぎます!!
    他のキャラクター(田口、猫田等)も、もちろん魅力的ですが。

  • バチスタシリーズ第三段。二作目があんまりよくなっかたので期待してませんでしたが、読めば今回はスラスラ読めはまってしまいました。おそらく今回が一番といっても過言ではない素晴らしい作品だと思います。

  • 既読のシリーズで1番好きです!!
    もう初めは医療用語に???でどうしようかと思ったけど
    知らん間に上手く読み飛ばし(笑)
    さらさら〜とペースに乗ったら1日で読んでしまった(゜∀゜)
    なんせ速水先生がかっこいいんだ!
    どうしても脳裏に堺雅人が浮かんで、、よかったよ・・・♪(笑)
    最後のシーンでなぜか自然に涙が出てきた・・・(涙)
    なんか上手く説明できないけどとにかく大好きだ!
    読むのに気合いいるけどねw

  • ナイチンゲールで↓だったけど、今回はまた盛り上がってきました。今回は田口が前に出てきて白鳥が後ろに下がった感じ。内容的にはサスペンス?ミステリー?
    前回はファンタジーだった。山場に迫力があり今回は楽しかったです。ただ最後はな〜。それで締めるの?


    っていうか!
    ブックデザインお洒落だな〜って思ってたんだけど
    鈴木成一だったんですね。気づくのが遅かった。。不覚

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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