一分間だけ

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796657747

感想・レビュー・書評

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  • 都合が良いとは感じたけど、大事な気持ちはすごく現れていると思う。ひょんなことからゴールデンレトリバーを引き取ることになった編集者の藍に降りかかるのは様々な悩み事。同棲していた彼と別れることによりそれはさらに顕著になってゆく。それでもリラを手放さず共に生活することを選んだ彼女を待ち受けていたのは…。動物を看取ったことのある人なら涙なしでは読み進めない、静かな絆の話。

  • 泣いた〜(TОT)
    愛犬リラとの関係、恋人である同居人との関係。どちらも泣けた。
    好きな仕事にプライドを持って向かっている女性の、揺れ動く心理にものすごく共感した〜(自分はそういう人間じゃないのにね。)

  • 解りあえないもの同士。
    けしてその関係は変わらない。
    でも、だからこそ解りあおうとするんだ。

  • 動物が苦手なもので(と言い訳する)

    いいお話なんだろうけど、いまいち入り込めなかった。
    全体的に都合よすぎだろう、というか。

    ペットロスには効きそうな話だなとは思ったけど。

  • 【一分間だけ】 原田マハさん

    人気女性誌の編集の仕事をしている藍。
    彼女は新企画の「ペット特集」で訪ねた取材先で
    売れ残った一匹のゴールデンリトリーバーの子犬に目がとまった。
    それが藍とリラとの出逢いだった。

    売れ時を過ぎ、殺処分を目前に控えたゴールデンリトリーバーの
    子犬を引き取ることになった藍。

    犬を飼うコトにより、彼女の生活スタイルは激変した。
    忙しい彼女は、1人ではとても犬を飼うコトなんて出来ない。
    そんな彼女の生活を支えたのが、同居人の浩介だった。

    生活の全てをリラに合わせた。住まいも都心からペットの飼える
    田舎へと引っ越した。そして藍と浩介とリラの新しい生活が始まった。

    厳しい編集の仕事。しかし仕事の疲れもリラによって癒された。
    家に帰ればいつも待っていてくれる。犬は人間が大好きで、
    大好きな人間に褒められたくていつも一生懸命なのだ。

    通勤時間は倍増したけれど、リラとの生活は都会では知ることの
    出来ない季節感のある幸せなものだった。

    だが、小さなすれ違いから藍と浩介は別れるコトになる。

    藍はリラを浩介に託して都会での生活に戻ることを決心する。
    元々フリーライターである浩介がリラの面倒を見ていたのだ。

    別れの日、浩介に連れられて藍の元を去っていくリラ。
    しかし、リラは浩介の車を飛び出し藍の元へ帰ってきた。

    藍は自分が1人でリラを飼う決心をする。

    激務をこなしつつリラの世話をする藍。
    だが、リラが病気にかかり、藍もついに病魔に倒れた。
    リラの病気はガンだった。



    マイミクさんのレビューを読んで借りてきました。
    一気読みでした。(^^)v

    犬と猫、どっち?と聞かれれば迷い無く犬派。
    常に犬を飼いたいとは思ってます。でも環境が許さない。
    だからいつも想像しているだけ。。
    飼うなら何がいいかな?ボルゾイ、ラフコリー
    アラスカンマラミュートやシベリアンハスキーもいいな。。
    そんな想像ばかりしています。

  • たくさんではないけれど、しっかりとした愛の物語でした。
    中に入り込んで私も愛おしんだり怒ってみたり。

    犬が好きな人はもちろん、そうでない人でも心打たれる作品です。
    飼い主を一途に愛する犬と愛しながらも時にうっとおしくなる飼い主。
    子供への気持ちもこんななんだろうな(子供いないから知らないけどw)

    最初からボロ泣きでした。

    ほっこり

  • 90。犬は鉄板だろ!冒頭から絶対泣くなって思ったもんね!!主人公の藍ちゃんはじめ、キャラもなかなか個性豊かで良かった。話しはすごく短いけど、登場人物のバランスが良くて満足。自己中でワガママな藍ちゃんの成長もポイントだけど、リラが可愛い。賢くて従順で、ゴールデン飼いたくなった。
    てか犬はヒゲ切ってもいいの?あと、仕事が忙しく、最低限の世話しかしてもらえないリラが可哀想だった。自己満足もいいとこだヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

  • いいお話ではないけれど、素敵なお話。
    涙ぼろぼろ流して読んだけど、最後はすっきりした気持ちになった。
    動物を飼ってるじゃなくて、暮らしてる。
    家族なんだ。って思わされた。

    色々な事を知ったお話。
    このお話は今までで一番素敵なお話。

  • これはダメです。
    犬好きの人にとっては読むのが辛すぎます。
    後半は号泣しっぱなし。
    後悔しないよう 私もうちのコに
    寄り添っていきます!

  • 泣いたなあ。
    カフーを待ちわびて がすきで、
    その作家さんつながりで読んだ。
    ハードカバーも買ったくらいすき。
    もう一度読みたいなー。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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