バカミスじゃない!?: 史上空前のバカミス・アンソロジー

  • 宝島社
3.09
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796658690

作品紹介・あらすじ

霞流一、鯨統一郎、鳥飼否宇ら、『このミス』常連組の最新作。ミステリー界の重鎮、辻眞先の奇想天外な怪作。山口雅也が独自の感性を爆発させた異色ハードボイルド。戸梶圭太の痛快写真小説。日本を代表するシャーロッキアン、北原尚彦のホームズ・パスティーシュ。船越百恵のユーモア中編。WEB上で話題沸騰中、かくたかひろの新感覚ショートショート。

感想・レビュー・書評

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  • バカミスはミステリの枠組みながらミステリの枠を簡単に飛び出してくれるので、いい意味でも悪い意味でもとんでもない作品になる。そこに意表を突かれ、笑いにつながるのかなと想像。ヒットは「異界殺人事件」「あれだけの事件簿」。「悪事の精算」はぶっ飛んでるね。「失敗作」は労作。

  • (^^; 感想を書くのも難しいというか・・・
    ミステリー成分は薄目かな。

  •  バカミスのアンソロジーというおそるべき本。編者の序文によればバカミスというのはジャンルではなく概念なので、これがバカミスだぜぃと思えばそれでよいのだそうだ。それでこのタイトルには肯定形、否定形、疑問形のすべてが含意されているんだとか。そこからがもうバカとしかいえない。そのバカミスが9編。まあどいつもこいつもではあるが、どうもぼくのバカミス観とはちょっと違う。概念なのだというのは方便ではないのかなあ。バカミスとゴミミスとは違うと思うのだが。なかではあの黒鳥館白鳥館もびっくりの絢爛たる叙述トリックの「失敗作」はバカミスの域を超えている。全部読むのに大した時間はかからないものの、読み終わった後の徒労感、時間の無駄をした罪悪感は半端ない。これが1700円?それこそがバカミスだ。

  • その名の通り、バカミスアンソロジー。
    編者のバカミスのバロメーターは必読だね。

    写真小説があったり、これってミステリ!?みたいなものもあったり、コントみたいなものがあったり、とても楽しめます。

  • ばかばかしいミステリーのオンパレードで、バカミスの定義の広さに目が回った。というかひろすぎないか?(笑)
    設定がぶっとんでいたり、作りが変だったり、なんかスッキリしなかったり、いろんな作品が読める。

  • とにかく鳥飼否宇さんの「失敗作」がすごすぎ!

  • 051.初.カバスレ、帯付。
    2010.12.20.鈴鹿ベルシティBF

  • 史上空前(笑)。
    もう、「だって好きなんだもの!」が全編溢れたアンソロジー。
    濃いなぁ。でもっておバカだなぁ、大好きですよ。
    それぞれ甲乙つけ難いが、鳥飼否宇氏の飛ばしっぷり(いや、全員飛ばしてますが!)が楽しかった。

  • (収録作品)長篇 異界活人事件(辻眞先)/半熟卵(ソフトボイルド)にしてくれと探偵(ディック)は言った(山口雅也)/三人の剥製―The Adventure of the Three Stuffed Beasts(北原尚彦)/警部補・山倉浩一 あれだけの事件簿(かくたかひろ)/悪事の清算(戸梶圭太)/乙女的困惑―girlie puzzlement(船越百恵)/失敗作(鳥飼否宇)/大行進(鯨統一郎)/BAKABAKAします(霞流一)

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    <h5>出版社 / 著者からの内容紹介</h5>
    霞流一、鯨統一郎、鳥飼否宇ら、『このミス』常連組の最新作。ミステリー界の重鎮、辻眞先の奇想天外な怪作。山口雅也が独自の感性を爆発させた異色ハードボイルド。戸梶圭太の痛快写真小説。日本を代表するシャーロッキアン、北原尚彦のホームズ・パスティーシュ。船越百恵のユーモア中編。WEB上で話題沸騰中、かくたかひろの新感覚ショートショート。

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著者プロフィール

1932年、名古屋市生まれ。名古屋大学文学部卒業後、NHKに入社。テレビ初期のディレクター、プロデューサーをつとめたのち、脚本家に転身。『鉄腕アトム』、『エイトマン』、『ジャングル大帝』、『サザエさん』、『巨人の星』、『デビルマン』など、1500本超のアニメ脚本を執筆した。また、推理小説作家としても活躍しており、『仮題・中学殺人事件』、『迷犬ルパンの名推理』、『あじあ号、吼えろ!』、『完全恋愛』(牧薩次名義)など多数の著作がある。現在、デジタルハリウッド大学教授。国際アニメ研究所所長。本格ミステリ作家クラブ会長。

「2009年 『『鉄腕アトム』から『電脳コイル』へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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