ココロが壊れないための「精神分析論」―加藤諦三教授の早大講義録 (宝島社新書 251)

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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796659086

感想・レビュー・書評

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  • 「真面目な子がどうしてこんな事件を」と報じられる裏側に迫る。
    大切なのは行動ではなくその奥の動機である。真面目であると評される行動も、成長動機によるものなのか欠乏動機によるものなのかで話は違ってくる。

    情報の繰り返しが多く、講義をテープ起こししたのだろうなと感じてしまった。あとがきでも述べられているように入門編であり、幼少期に成長動機を獲得できなかった人間がどうやって生きていくかという部分には踏み込んでいない。

  • 家族旅行という行動は同じでも、最低の父親は自分の愛情欲求を満たすために旅行に行き、最高の父親は子供のことを考えてこどもの望むところに行く。

    成長動機で行動する人と欠乏動機で行動する人がいる。

    怒っている人は傷ついている。

    小さい頃に厳しすぎるしつけをうけた人。
    厳しすぎるというのは、親が無意識に憎しみの感情を大量に溜め込んでしつけをしていたということ。
    そして、大人になって上手くいかないことがあると「周囲が敵」に見えてしまう。

  • 行動が同じでも同期が違っており、その違いがわからないと「真面目で」「おとなしい」人の犯罪がわからない。逆に言えばそれが理解出来ればそういった犯罪に至った理屈がわかる。「臨床的な見地から心理学の適用、応用とはこうだ」と主張している気がした。

  • なぜいい子と言われていた子供が犯罪を犯したのか?
    「まさかあんなまじめな子が」という、今ではもはやありきたりな台詞が新聞に連ねています。
    なぜそうなったのか? を心を分析して丁寧に分かりやすく解説したのがこれです。
    なるほど〜、と納得させられる部分があります。
    うまくいえませんが、当事者ではない私たちが真意をつくことが大事だ、と気づかされました。

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著者プロフィール

1938年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業、同大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在、早稲田大学名誉教授、ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員、日本精神衛生学会顧問(元理事)。ニッポン放送系ラジオ番組「テレフォン人生相談」のレギュラーパーソナリティを約半世紀つとめている。

「2018年 『怒ることで優位に立ちたがる人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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