チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 9749
レビュー : 889
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796661638

感想・レビュー・書評

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  • 氷室先生はなぜ医師になったのか理解できなかった。死はその人に与えられた運命なのだから受け入れるべきだという考えを持つ人は医師になってはいけないと思った。こういう医師が現実には存在しないことを願いたい。

  • 2007

  • これは人気出るよな、と読み終えて納得。

    上巻ではまず達成不可能と思われる任務を与えられた田口の調査がメインで、下巻ではその調査をめちゃくちゃにかき回した挙句解決する白鳥の活躍が見所。
    白鳥登場以降のテンポはすさまじいものがある。
    そして、それに負けないくらいの田口先生のキレっぷりも格好良く、ラストの描写がまた読後感爽やか。

    ミステリーそのものより、展開と人物描写に目が離せない小説でした。

  • キャラ立ちしていて、読んでいて楽しい。ミステリーとしては普通。コミカルな文章が良い。

  • 下巻。上巻では「予想だにしなかった結末が」と引っ張っていたわけだが、下巻ではのっけから重要人物である白鳥が出現する。

    白鳥は解説に書かれている通り「ホームズとワトソン」ならホームズだが、いちいち苛立たせる行動に出るあたりはクリスティのポワロ警部か。刑事コロンボかもしれない。

    あとはなんというか、薄い本なのでさらっと読みきってしまいましたが、二転くらいはしてますね。

    それはそうと、やっぱり上巻で感じた「どうでもいい表現が地味に効いている」という感想は下巻でも変わらず。たまごっちがストーリーに全く必要ないにも関わらず出てくる。また、会話の中で何度も登場させたにも関わらず、一切登場しない人物も、作品に深みをもたせる結果となっている。東野圭吾だとこういうことはしないぞ。

    最後のオチで、恐らく専門であろう放射線関係の画像処理を持ってきたところは、なるほどねとは思ったが、ちょっと安易かねえ。

    全体にストーリーのスピード配分も良く、医療事故から、どうミステリに繋げるのかと思わせられたところも、素人納得の出来だし、悪くない。

    ただ、やっぱり文庫1冊でまとまる話なわけで、上下巻で読まされるのは減点。

    さらに、本の巻末に「田口&白鳥チーム復活」って、うーん、それあんまり読みたいと思わないな。これは単発で終わらせるべき話じゃないかな。

  • 登場人物がみんな個性的で楽しく読めました。肝心の事件解決については、伏線がまったく拾えなくてモヤモヤしてしまいました…

  • 難しい医療用語が続いてちょっと頭がガチガチになってきたところに、突然「変人」の登場。
    登場人物がひとり増えただけで、ここまでガラッと雰囲気が変わるのがすごい。
    大迷惑なやつなんだけど、憎めないんだよな。
    映画では、この変人白鳥役が阿部寛さんというのでかなり納得。
    わたしは佐野史郎さんを想像して読んでいたけど。

    犯人が分かってすっきり解決といかないいや~な気持ちのまま終わるのかと思ったら、最後に田口先生と関わった人たちの変化が書かれていて、良い感じで緩和される。
    最後に明かされる藤原さんのついた嘘って、すごく良いエピソードなのに、映画では田口が女性だからきっとこの部分はカットされてるんだろーなー。
    すごくもったいない。

  • バチスタ下巻。
    下巻から登場する探偵役「白鳥」のキャラが強烈すぎて面白い!
    再度の聴取で変化するキャラの印象。
    そして事件が明らかになる。
    いい小説だった。

  • 上巻はなんなく終わってしまったが、白鳥が来てから物語の流れが変わり、面白さが倍増してきた。
    田口先生だけでは気付かなかった点が浮かび上がり、教えられることで田口先生の能力が開花してくる。
    犯人は手術室の盲点を上手く着き、殺人を行ったが、その中でもエースの医師の不調、それをカバーする外科医、看護師の交代等、様々な条件が重なりあい、起こった事故でもあった。
    後半部分の犯人の特定、手術室のやり取り、記者会見等の場面では、表現が上手いので、状況が想像できてが浮かんで来るので、面白さが更に加速した。
    現場のことが良く表現されていて、ストーリーも良い面白い本だと思う。
    上巻が静だったら、下巻が動だと思う。

  • 行き詰まりとなっていたバチスタの不審な術死。そこに現れたのが突拍子もない役人、白鳥。彼の変人ぶりと歯に衣をきせぬ物言いで、田口医師が持っていたメンバーの印象が次々と変わっていく。その中に桐生兄弟も含まれていて、彼らの秘密をも白鳥は暴いていく。
    心理的揺さぶりをかけるために白鳥はパッシング、オフェンスとすごい専門用語を羅列していって、田口医師じゃないけど、読んでて追いつけない。
    頭はいいんだろうけど、教え方は底辺じゃないかな。
    絶対白鳥とは仕事したくない。後輩のまだ出てこない女性に同情を覚える。

    白鳥が出てきてからのスピードが速すぎて、上巻との落差に戸惑ったけど、結果終わりは清涼感があったと思う。

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著者プロフィール

海堂 尊(かいどう たける)
1961年、千葉県生まれの作家、医師。医師としての所属は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所・放射線医学総合研究所病院勤務(2018年3月時)。
2005年に『チーム・バチスタの崩壊』で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、作家デビュー。
同作はのちに『チーム・バチスタの栄光』と改題して出版される。映画・テレビドラマ化もされた代表作となった。

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