- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796661942
感想・レビュー・書評
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怖かった
とにかく怖くてもう読みたくない
けどつい読んでしまい
安堵感に駆られたものの、
最後の最後でこうきたか、と恐れおののきました -
血生臭くはないけど
気分悪くなる事件だったなあ
解決してちょっとスッキリしたかと思いきや、、、、
パンダというキーワードに釣られて
軽い気持ちで読み始めないでほしい
後悔するから笑 -
パンダが実は雑食で肉も食べるのは知っていたし、「神の怒りに触れた」あたりから、なんとなく事件の真相が読めてはいた。フォアグラしかり、バロットしかり、活け造りしかり、人間の美食に対する執着は時に残酷を極めるなぁ。。。
フレンチの描写は本当に美味しそうで、筆者が元料理人ってことがそこに活かされている気がするのだけど、それだけに後半はえづきそうになります。
「肉食動物の肉は酸っぱくて臭みが強い」とよく言われるけど、実際のところどうなのだろ。犬肉とか食べる国もあるしなぁ。 -
著者が料理人というだけあって、料理の描写は素直に浮かび美味しい想像で楽しめた。しかし、他のレビューにもある通りミステリー部分が弱い。犯人が最初から解っている設定ならばもう少し凝った伏線があるとかして欲しかった。幸太のキャラであのオチは何となく腑に落ちない。
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第6回(2008年)『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
表紙のかわいいパンダに魅かれて読んでみたが・・・・
なんとも意味深なタイトルと表紙だった。
神戸でフレンチスタイルのビストロを営む料理人の柴山幸太は、
妻・綾香の友人と木下貴史との結婚披露宴に出席し、
貴史の祖父である中島老人と知り合いになる。
その中島は優れた味覚を持つ有名な料理評論家であった。
一方、神戸ポートタワーで一人の男性の刺殺体が発見され、
兵庫県警捜査第一課の青山が捜査に乗り出した。
捜査の手はやがて中島老人の元へ。
そのころ、幸太の身重の妻・綾香の身の上に、
とんでもない危険が迫っていた・・・。
詳しく書くとネタバレになるので、これぐらいにしておくが、
人間離れした味覚をもつ中島老人の
味覚についてのパンダ論が面白くもあり、怖くもあった。
著者がビストロを開き、主人公は料理人なので、
料理に関してのメニューやレシピはとても素晴らしく、
グルメ本としても出せるのではと思うほどだ。
だが、グルメはグルメでも
その奥の深さがとんでもない方向へ行き、
恐怖のラストへと繋がっている。
グルメ料理を食べるのがちょっと怖くなる作品だった。 -
神戸が舞台というので読んでみた。
フレンチビストロの料理人が巻き込まれる「味覚」や「究極の食材」がテーマのミステリー。
町の描写やビストロの雰囲気はすんなりイメージできるし、料理はおいしそうなんだけど
謎解きの部分がこれはちょっとなー(生理的に)というもので、後味もイマイチでした。
デビュー作ということで、文章全体が拙い感じがするのは仕方ないかな。 -
フレンチシェフの柴山夫妻が人気レストランで起こる事件に巻き込まれていく話。
作者自身が、元フレンチシェフということもあって、料理の描写はすごく素敵でおいしそう。
文章も読みやすくて、スラスラ頭に入ってくる。
でも、
エグすぎる。。。
料理とミステリーの融合と聞いて手に取ってはみたけど、
こーゆーことじゃないよ〜!
って言いたくなってしまった。。