月が100回沈めば (宝島社文庫―『このミス』大賞シリーズ)

  • 宝島社
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本棚登録 : 220
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796663298

感想・レビュー・書評

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  • サンプルのバイトをしているコウが主人公。
    サンプル同士は知り合ってはいけない、「普通の高校生」でなければならない、それがルール。
    渋谷のGGに行って、個室に入ってただ遊んで、アンケートに答えて。時給750円の仕事。
    だが、コウに声をかけてきて以来交流していたバイト仲間が消えた。
    楽しみにしていたバイク引き取りの日を目前にして、失踪した。
    コウは預かった原チャリの鍵と引き換えに渡した手帳を取り戻すべく、彼を探そうと行動を始めるのだが・・。

    大体はそういうお話。
    テーマは「普通って何?」っていうお話。
    美人で個性的で頭のいい(笑)サンプル仲間で一緒に探偵をすることになる弓や栄、DP1など、キャラクターらしいキャラクターぞろい。
    読み終わって、これは中高生の時に読めばあるいは人生に影響を与えうる作品だったかもしれない、と思った。
    さすがにもう、いい大人なら誰だってこんなこと知っているので。
    でもきっと高校生の時に読んだら、反発を覚えただろうな、という風にも思った。
    それはこの作家の書き方がいまいちなせいだと私は思う。

    場面の切り替えがぶつ切りで、感情移入を妨げる書き方や、散漫な情景描写が特に気に入らなかった。
    最低限読める文章ではあるんだけど、なぜか読み飛ばしたくなるほどごちゃごちゃしている。
    ちなみに読了後に気付いたのだが、このミス大賞らしい。
    だけど残念ながらこれはミステリじゃない。

    式田ティエン氏の本は初めて読んだけど、もう読まないと思う。
    あと宝島社のこのミスも(笑)

  • ストーリーも含め、全て「普通とはなにか」を問いかけるような作品。
    ちょっと複雑な部分もあるけど、概ね理解はできる。できれば若い人たちに読んで欲しいかな。
    大人になれば「誰もが普通じゃない。だからこそ多数派を演じたり、逆に特別であるために行動したり…」

    ミステリー要素もあるけど、どこか啓発本な感じも強いかな。

  • 2016.01.27
    事件が起こる意味も分からないし
    月やら何やらよく分かんないし
    普通がどうとか関心もないし
    N.O.状態

  • 普通ってなんだっていう作文を読んでいるような感じ。姿を消したバイト仲間を探すとか、連続中学生行方不明事件と関係はあるのか、サンプルというバイトの秘密とは、とか面白そうな軸はあるのにイマイチ。

  •  文化というか現代批評が登場人物の口から延々と語られる。物語にはなくてもかまわない。テーマには必要なのだろうが、言い得ているようで言い得ていない感じ。少し外している。普通は語り出したと同時に普通でなくなる。 色々語りたがるが、先ずは頭の中を整理しなさいと言いたくなる。
     でも、読んでしまうのは語り口が分かりやすいからだろう。それと父親とのエピソード。父親と映画を見に行った話。そこから始まったことが大きい。我が身と我が娘の関係に置き換えて考えながら読んだ。小さい頃にしっかりと絆を結んでいたい。

  • 式田ティエンの「沈むさかな」を買ったとき同時に本作を購入したのがずいぶん前のことだった。ずっと積読状態だったのを今回「沈むさかな」を読んで式田ティエンの物語構成力に引かれるところがあったのでほぼ時間を空けずに本作を読み始めた。「沈むさかな」も高校を中退した少年が主人公だったが、本作も高校生が主人公。サンプルと呼ばれる
    調査会社でのアルバイトで接触を禁じられていたサンプル同士が、知り合いいなくなった友人を探す中で展開されるサスペンス。これは「沈むさかな」の中途半端な終わり方ではなく、きちんとどんでん返しが無理込まれていてきちんとしたサスペンスとして成立しています。結構おすすめです。

  • 全体的にくどい。理屈っぽい。話がなかなか進まず、結構飛ばしながら読んでしまった。

  • 主人公は高校生の男の子。
    「サンプル」という、調査会社のバイトをしている。
    しかも、サンプル同士は知り合ってはいけないという変な規則がある。

    そんな彼がふとしたことから知り合った、同じくサンプルのアツシ。
    そのアツシが突然姿を消し、彼はその行方を追うことになる。。。

    大筋はそんなところ。
    この小説、やたらと理屈っぽいです。
    細かい計算の話もあります。
    それでいて世界を救うためにできること、なんて話もあります。

    アツシの行方探しというミステリの部分もあるけれど、
    そんないろんなテーマと絡めて一番この小説が語っているのが
    「普通」ってことなんだと思う。


    正直、あまりの展開の遅さとむやみに増えてく登場人物に
    挫折しそうになりました。久々に読みながら寝そうになったし。

    ただ、ラストシーンは好きです。
    タイトルとちゃんとリンクしてるからね。

  • 淡々と進む。“普通”な感じ。
    弓のセリフが印象的でした。

  • 結構おもしろい。

    内容は、結構普通。
    なんかホンマに文章の感じとかも普通やねんけど・・
    なんかくせになる。


    まぁ結論おもしろいよな。
    結構好き

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