ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
3.34
  • (267)
  • (701)
  • (1309)
  • (260)
  • (48)
本棚登録 : 6563
レビュー : 502
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796663588

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • あの「バチスタ事件」の騒動から暫くの時間が流れ、やっと落ち着いたかと思われた東城大学医学部付属病院。
    年末の病院には重度の肝硬変を抱えた人気歌手が急患で運び込まれる傍ら、小児病棟では眼球内のガンを抱える少年の手術が年内に出来るのかと心のケアが課題となっていた。

    何年か前に読んだ「チーム・バチスタの栄光」のあらすじをほとんど忘れてしまった状態でこちらを読了。

    Amazonのレビューなどでは本作に対する評価はあまり芳しくないようで、「ミステリーとして成立していない」「キャラ造形が古臭い」「現実離れしすぎ」「医療倫理的にどうなのそれ?」…等々、ツッコミや批判の数々はすべて納得というかごもっともな意見だと思う。特に、下巻の種明かしの手法はもはや反則の域に入っていると私も思う。

    でも私自身は楽しく読んだので☆4つ。
    この作者は医療界の問題を社会に提起したくて小説を書いている…といった感じのことをどこかで聞いて以来、どうしてもこの人の作品を読むときにはその点に注目してしまう。
    今回も大学病院の組織が抱える疲弊感や縦割り主義、死の近い患者が本当に幸せに最期を迎えるためには医療は何をするべきか、そして、医療として超えてはいけない一線に関する問題提起など、多くのサブテーマがあり、とても興味深かった。
    早く次の作品を読まなくては。そして、時間があるときに「バチスタ」も読み返そう。

  • 主人公が看護師で、彼女の視点で話が進む。前作のようなテンポの良い謎解きでは無いが、面白い。

  • 内容紹介
    第4回「このミス大賞」受賞作で300万部を突破した大ベストセラー『チーム・バチスタの栄光』の続編が登場します。大人気、田口・白鳥コンビの活躍再び! 今度の舞台は小児科病棟。病棟一の歌唱力を持つ看護師・浜田小夜の担当患児は、眼の癌――網膜芽腫の子供たち。眼球摘出をせざるをえない彼らに心を痛めた小夜は、患児のメンタルケアを不定愁訴外来担当の田口公平に依頼し、小児愚痴外来が始まった。

  • 前作、舞台の手術室と違って、今回は神経内科病棟と小児科が主な舞台。それぞれの病棟の雰囲気、登場人物の個性が伝わってきます。加えて桜宮警察署から加納警視正、玉村警部補。もう魅力的な人物てんこ盛りです。病院、警察と組織改革の困難さを持つ二つの組織に、改革派・保守派を置いてあるところも流石!下巻へ。

  • 今度は主人公が看護師で、彼女の視点で話が進む。前作のようなテンポの良い謎解きでは無いが、面白い。

  • 前半はちょっと退屈な感じがしたけど、小夜がガンガントンネルに入っていったあたりから、ぐっと引き込まれた。下巻が楽しみ。

  • アマゾンのレビューではこの本はあまり評価がよろしくなかった。私にはミステリーというジャンルの定義ってよく分からない。けど面白く読めた。さきにジェネラルルージュを読んでたからなのかもしれない。速水先生が登場してきたときは「キァ--(゚∀゚)--!!」と興奮した。

    迦陵頻伽ってなんだろう?から始まり。プロローグの剖検室の二人は誰なんだろう…と時々気になったり。ジェネラルルージュでの出来事を並べてみたくなったり。冴子の説明があまりなかったのは、本作で重要キャストだったからなのかと納得したり。小夜も本作ではいろいろあったんだねぇ。しっかし、なんて忙しいクリスマスなんだろう!!

    著者は医療にまつわる問題点を描きたいんだと思う。「チーム・バチスタの栄光」でこのミスに選ばれたからといって、その後もミステリー作品を書くことに拘らなくてよいと思う。読者もしかり。

    ジェネラルルージュでは気付かなかったけど、将来桜宮病院で何か起こりそうな雰囲気だ。続きが楽しみ。

  • 上巻はやっぱり凪いだ感じだな。下巻に期待です。

  • 児童文学ではない「小説」を買ってもらったのはこの作品が初めて。
    単発のドラマで放送されたのを見てはまり、原作も読んでみたくて。ドラマとは内容が違う!って驚いたけど、何回も読んだ。
    医療描写が細かくて好き…。

  • フィクション寄りになったのは意外だった
    そっちかよ

全502件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

海堂 尊(かいどう たける)
1961年、千葉県生まれの作家、医師。医師としての所属は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所・放射線医学総合研究所病院勤務(2018年3月時)。
2005年に『チーム・バチスタの崩壊』で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、作家デビュー。
同作はのちに『チーム・バチスタの栄光』と改題して出版される。映画・テレビドラマ化もされた代表作となった。

海堂尊の作品

ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)を本棚に登録しているひと

ツイートする