ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)

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  • 宝島社
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レビュー : 463
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796663601

感想・レビュー・書評

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  • 何でこの人は、どんぴしゃ・完璧・めっちゃ楽しいミステリーを書いてくれないのかしら。
    今回はちびっ子わんさかで、それだけでもう心象上がりっぱなしだし、殺人も必ず犯人がいる事件っぽい事件でワクワクだったし、白鳥の登場も「別にわざわざ出さなくてもよくない?」感はあったけど、それでもやり込められてる白鳥とか結構面白かったし、病院内の人間関係はよりいっそう複雑になってきてて相変わらずそれに翻弄されるくせに結構いいポジションにいる田口がほほえましかったのに。

    恋愛要素は確実に蛇足だろう。ひいたわ。

  • ラストの犯人を相手に真相を追求するところが1番面白かった。前作の「チーム・バチスタの栄光」と同じく海堂先生にしか書けない小説で面白かった。この小説を読んで、次に海堂先生の著作を読むなら「螺鈿迷宮」が読みたいと思った。

  • 前作に引き続き、とても読みやすかったです。
    純粋な医療ミステリーかと思いきやファンタジーな要素もあり。好みは別れるかもしれませんが、もしかしてそんなこともあるのではと思わせるファンタジーで、私は好きです。合間で語られる病気の子供達の言葉には、綺麗事だけではない深く考えさせられるものもありました。
    事件については読者に犯人がほぼ分かっている状況で進んでいくため大どんでん返しといった印象はありません。
    それでも「ほぼ」分かっている状態なので、詳細を知りたいという気持ちにかられて読み進めていってしまいます。
    前作や上巻でしっかり登場人物について描かれているため、事件後の展開についても個人的な感情に差が出そうです。だからこそ1人1人の見方によって感想や評価が変わりそう。「他の人はどう感じて読むのかな」なんてことが頭を過る1冊でした。

  • それにしても医療界問題、山積でも進まなければならない現状。

  • 内容紹介
    第4回「このミス大賞」受賞作で300万部を突破した大ベストセラー『チーム・バチスタの栄光』の続編が登場します。大人気、田口・白鳥コンビの活躍再び! 今度の舞台は小児科病棟。病棟一の歌唱力を持つ看護師・浜田小夜の担当患児は、眼の癌――網膜芽腫の子供たち。眼球摘出をせざるをえない彼らに心を痛めた小夜は、患児のメンタルケアを不定愁訴外来担当の田口公平に依頼し、小児愚痴外来が始まった。

  • 個性あふれる登場人物たち。魅力全開でストーリーは展開します。現在時系列的に読み進めているのですが、登場人物自体も変化した部分、信条など変わらない部分なども同時に楽しめます。それにしても医療界、問題山積でも進まなければならない現状。この国の医療はどこに向かっているのでしょう。

  • チーム・バチスタの栄光から連続で読んでみました。
    面白かったけどもバチスタほどではなかったような。
    非現実的な話が多かったからということもありますが
    謎解き要素もあまり無かったし
    偶然が偶然を産むみたいな展開があまり好きではなかったかなと。
    白鳥の登場も不自然だったような気がしますし
    活躍っぷりもイマイチでしたね。
    なぜか辛口になってしまいましたが期待度の表れです。
    普通に面白く読むことは出来ました。
    このままジェネラルルージュの凱旋に向かいます。

  • 哀しい結末…ミステリーで初めて泣いた。

  • 「ナイチンゲールの沈黙」下巻、読了。手術前、精神不安定な子供たちのため、田口がメンタルケアを行うことに。そんな最中、小児科病棟の問題児、瑞人の父親が殺され、加納警視正が病院内で捜査を開始する。緊急入院中の歌姫と厚生労働省の変人役人、白鳥も加わり事件解決に動き出す。。犯人は想定内。ただ、個人的には面白かった。あの白鳥も天敵と一目置く加納の登場。冴子と小夜の歌声の秘密。難病に立ち向かう健気な子供たち。面白い話を所々に挟みつつ、全体を温かい歌声で満たす優しいミステリー。

  • 面白かったけども、前作に比べて説得力が薄い。入院中に点滴されながら読んだ私としては、表紙の点滴のイラスト、気泡が入りすぎてて気になる!!

  • 東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤める看護師・浜田小夜は、
    院内の忘年会の余興で一等を獲得するほどの、病院一の歌唱力の持ち主。
    小夜と、同僚の如月翔子は、忘年会後に繰り出した夜の街で、
    声をかけてきた男に連れられて、話題の歌姫、
    酔いどれ迦陵頻伽こと水落冴子のライブを観覧することに。
    ところが冴子はステージで吐血したため、
    小夜たちの勤務先である病院へと救急搬送され、
    たまたまベッドに空きがあった、12階の神経内科病棟、
    通称極楽病棟の病室へと入院することになる。
    小夜の担当患者である二人の少年は、
    どちらも、眼の癌、網膜芽腫を患っており、
    眼球摘出手術を受けなければ命が危なかった。
    小児科病棟を統括する“眠り猫”猫田師長の指示により、
    小夜は、二人の子供たちのメンタルケアを、
    不定愁訴外来、通称愚痴外来の田口に依頼する。
    小児不定愁訴外来の開始と時を同じくして、
    二人の少年のうちの一人、小児科病棟の問題児である
    牧村瑞人の父親が無残な死体となって発見されるという事件が起こる。
    警察庁から桜宮に出向していた加納達也警視正が捜査に乗り出し、
    田口に、病院内での捜査への協力を要請する。
    また、別件で病院へやってきていた、厚生労働省の変人役人であり、
    加納の旧友でもあった“火喰い鳥”白鳥圭輔までもが加わったことで、
    田口は事件の調査に巻き込まれていく。
    冴子もその渦に巻き込み、事件は解決に向かっていくのだが――。

    デビュー作「チーム・バチスタの栄光」が大ヒットした
    今や押しも押されもせぬ人気作家・海堂尊の長編小説第2作。

    「チーム・バチスタ~」と同じく、舞台は大学病院であり、
    登場人物は医師や看護師という、医療ミステリである。
    「チーム・バチスタ~」は、エンターテインメントとして
    非常に高水準の作品でありながら、物語中の事件とその解明を通して、
    Ai(死亡時画像診断)というシステムの重要性を示し、
    導入の促進を呼び掛ける意図が強く読み取れる、
    メッセージ性の強い作品であった。
    今回の「ナイチンゲール~」は、メッセージ性は薄れ、
    より「物語」らしさを増したという印象。

    相変わらずどの登場人物の造形も魅力的なのはもちろん、
    テンポが良く、リーダビリティの高い文章や、
    タイトルに登場する「ナイチンゲール」という語句に
    さりげなく二重の意味を持たせ、かつそれを、
    ヒロインの人物造形とも絡めてくる技巧の腕前、
    ダレ場をほとんど作らない構成力の高さなど、
    前作を読んだときに感じた多くの魅力は変わっていない。

    上下に分冊されていることが目くらましになってはいるが
    実はそれなりの分量がある作品であるにもかかわらず、
    それを感じさせないのは、一級のエンタテインメントの証だろう。

    個人的に少し違和感を感じたのは、
    小夜と冴子の歌に関しての、やや“トンデモ”とも言える設定。
    ああいったものを持ち出すのであれば、
    違和感を感じさせないような何らかのお膳立てが必要だろう。
    完全な拒否反応が出たわけではないが、
    ちょっと引いた、というか白けたことは事実。

    前作とは違い、ラストは悲しげな幕切れとなったが、
    余韻は充分と言えると思う。

    海堂尊の著作はもうずいぶん多く文庫化されているので、
    置き去りにされないようにペースを考えながら読んでいく予定。

  • 場人物のキャラ的にはこの先も期待が持てますね。加納・玉村ペアも魅力的。猫田師長もいい。ただ藤原さんより目立っていたのが残念。
    リアルな描写とファンタジー的な要素が混ざっていたのが私には少々違和感。
    目の病気に関して多少の知識があるだけに「こんなもんじゃない」と思ってしまった。
    それに遺体の状況が衝撃的だっただけにこの犯人は納得出来ないというか…できたら「疑わしかったけど、実は犯人はこの人」という展開を期待したんだけど。

  • 登場人物の個性付けは巧いのだけど…。本作は筋が荒いのではないかと。事件に関してもチグハグで、捜査側の手段や論理構築も拙い

  • 会話に著者の年齢を感じさせる
    がっかり

  • (上下巻共通)
    向き不向きというものかもしれませんが、前作からの期待よりはちょっと評価が低くなっちゃった感じです。(^^;
    相変わらず、キャラクターとか詳細なところの書き込みとかは良いのですが、主題となる症状(?)がちょっとなぁ。
    医療「ミステリ」を期待しなければ、大変に面白い作品だとは思うのですが。
    やっぱり、これは映画にしづらいんだろうなぁ。(^^;

  • 上巻に同じ

  • 前作ほどは、引きつける何かがなかった。
    少し現実味が欠けているからかも?
    ミステリーとしては、少し薄っぺらい気もする…

    とりあえず、次も読みます

  • 9:00

  • 下巻、読みました。2018 9.18
    あれー?ミステリー読んでたはずなんだけどな。
    SFファンタジーみたい。装丁がかわいいイラストでライトノベルだったら違う感想になるけど、これはちょっと‥
    あと小夜さんが生理的に無理。うまく説明できないけどこういうタイプの女性は心底気持ち悪い。

    これは異色との事なので めげずにもう少し海堂尊氏の作品を読んでみます。

  • 20180830読了

    バチスタに比べると少しファンタジー感がある。
    全体的に面白いのだけど前作に比べると劣るかな、と。
    ブラックペアンシリーズから読み始めた自分としては水落冴子がココにでてくるのかー渡海先生が聴いてたやつー!と少しテンションあがった。
    犯人は割と早い段階でわかってしまったけど、人の関わりなど視点を変えると最後まで楽しく読めた。

  • あら、おや、そう…

    そんな風になっちゃったのね。

    この、作品が賛否両論になっているらしい原因の要素はファンタジー好きの私には気にならなかったが、天才肌と凡人肌の掛け合いをもうちょい楽しみたかったなぁ…という物足りなさはあったやもしれぬ。

    海堂作品は全作こんな感じなのだろうか?
    個人的な妄想からの意見だか、キーマンとなるキャラクターのバックグラウンドの豊富さにほぼ全員スピンオフの物語ができてしまいそう。

    桜ノ宮病院関連ははまぁ、余裕あったら読もうっと

    と思っていたから、バチスタシリーズを先に買い漁って用意していたのだか、刊行順から行くと次は「螺鈿迷宮」らしいと知って、慌てて外出していた息子におつかいを頼んだ。
    時系列で行くと、「ジェネラルルージュの凱旋」。
    こちらは用意してあった。

    どっちから読もう ಠ_ಠ

  • 好きです。

  • 世の中を震撼させた「バチスタ・スキャンダル」から9か月後。医者や看護師達が浮かれていた東城大学医学部付属病院の忘年会後、小児科看護師の浜田小夜と如月翔子は、城崎と名乗る男に「迦陵頻伽」と呼ばれる有名な歌手・水落冴子のライブに誘われる。だがライブ中に冴子が大量吐血する事態が起き、冴子は翔子らの判断で田口公平が当直を務める神経内科病棟のVIP病室・通称「ドァ・トゥ・ヘブン」に入院することに。
    一方、小児科には牧村瑞人と佐々木アツシが網膜芽細胞腫を患い入院していた。その二人のメンタル面を危惧した看護師長の猫田は、田口にメンタルケアを依頼。かくして猫田と藤原の差配によって小児科患者限定の不定愁訴外来が開設された。だが同じ頃、瑞人の父親が無残な形で惨殺される事件が発生する。

  • 終始予想がつく最後だった。しかし、田口医師の医師でありながら、そのモラルに反して患者をケアするという精神に度肝を抜かれた。

  • 『チーム・バチスタの栄光』の次の作品。
    多くの方の感想にあるように、前作に比べるとシャープさに欠ける感じがしました。
    ストーリー的には面白いのですが、輪郭がボンヤリしているような…

    とは言うものの、登場人物がすごく魅力的なので次作も読みます。
    速筆の作家さんでよかった

  • 楽しめたけど前半の前振りがちょっと長かったかな

  • 小夜の歌声の秘密を探るため、放射線科の島津のもとにやってきたジェネラル速水。『ジェネラル・ルージュの伝説』で冴子の命を救い恨まれたエピソードがあったはずだが、拍子抜けするほどあっさりと描かれている(笑)ハウダニットの展開となった下巻。田口センセの桜宮警察副署長に対する台詞は格好いいぞ。無菌室で小夜の歌うバラードLa Merを聴いて微笑みながら逝った由紀のシーンで涙した。

  • 田口&白鳥シリーズ第2弾

  • 歌声にここまでの力があるのか、凡人の私には理解出来ない。歌声が本作の中では重要な道具立の一つになっているが、そこの点が惜しい。

    主人公の一人瑞人も15という年齢にしては、しっかりしすぎ、なんてったて、ロジカルモンスターとキャリアの警察官相手に一歩も引かないんだから。以上のような多少の不自然さはあるものの、物語は面白く一気読みでした。どうやら、桜宮サーガとも呼ぶべき壮大な物語の一部らしいので、出来れば、刊行順に読んで行きたい。

  • キャラが好きです。シリーズ全部読みたい。

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著者プロフィール

海堂 尊(かいどう たける)
1961年、千葉県生まれの作家、医師。医師としての所属は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所・放射線医学総合研究所病院勤務(2018年3月時)。
2005年に『チーム・バチスタの崩壊』で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、作家デビュー。
同作はのちに『チーム・バチスタの栄光』と改題して出版される。映画・テレビドラマ化もされた代表作となった。

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