イノセント・ゲリラの祝祭

著者 : 海堂尊
  • 宝島社 (2008年11月21日発売)
3.32
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  • レビュー :423
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796666763

イノセント・ゲリラの祝祭の感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4作目の舞台は厚生労働省。
    白鳥直々のご指名により、医療事故を調査するための独立した組織の創設を目的とした会議に仕方なく出席することになった田口先生。
    官僚、大学教授、医療事故被害者など、さまざまな思惑が錯綜する会議の幕開けです。

    今回もオートプシー・イメージング(Ai:死亡時画像診断)の導入についての話題が中心です。
    新しい登場人物・彦根はかなり強烈な人物で、彼の一人舞台となる会議後半戦は目が離せませんでした。
    Aiや現代医療現場に対する作者の思いを、彦根に代弁させているような、熱のこもった主張でした。

  • 法廷もののような演繹戦争だった。
    守りたいものが箱庭であれば、箱庭の外界を提示すればよい。
    しがみつく論を盾にするならば、しがみついた論を矛に置き換えれば良い。
    求めるものを掴むためにもっと大きなものを求める、小さく見せればいい、逃げ込ませてあげればいい。

    田口は操り人形を演じつつ、スポットライトを得た。
    舞台を降ろされた白鳥は、次の巣づくりを得た。
    表舞台に立てなかった彦根は、ゲリラ活動に打ってでた。
    役者はこれからどう動くのか。

    世論を味方にするのか、世論に潰されるのか。
    続きを読もう。

  • 今回の物語は、会議でのシーンが主だったので、ミステリーを期待して読まない方が良いかも(^-^;いろいろな人の思惑が有って、理想を実現するのって本当に大変だなと…。田口、白鳥コンビより彦根がメインの作品という印象です。

  • うーん、海堂さんの現在の厚生省への怒りやら、医療とは、とかをテーマにした論文のような感じでした。

  • ?チームバチスタ○
    ?ナイチンゲール×
    ?ジェネラルルージュ◎
    と期待された第4弾でしたが、ミステリー色は皆無。
    たぶんカテゴリーとしては新書。残念。

    自作は螺鈿迷宮と重なりそうで少しだけ期待。

  • 「チーム・バチスタの栄光」で有名な田口・白鳥ペアの新作。今回は厚生労働省主催の研究会を舞台にした物語。近年、物語の中に著者の医学的主張が色濃く出る傾向が強まってきているのだが、本作ではそれがここまで極まったかという感じ。一連の作品に登場するお馴染みのキャラが活躍するので楽しんで読むということはできるのだが、最早ミステリの要素は殆ど無く、田口/白鳥&愉快な仲間達によるAI教室の感がある。更に私が本作を読んでいる最中に、著者が本作での主張の延長にあるようなことを自身の部ブログで実在の大学教授に向けて発信してしまい、名誉毀損で訴えられたりしたので、よりその感が強まった。

  • 今までのシリーズでも鼻についた、作者のエーアイゴリ押しが濃縮された一冊。
    エーアイに反対するのは頭も性格も悪い愚者ばかり!とひたすら繰り返される。
    今までのシリーズからエンターテイメント要素を抜いた感じ。

    「北」だ「南」だ「潜入」と思わせぶりな伏線が張られるが、特に回収されず、何の事件も起きない。

  • 意外と以前の巻の出来事がかすかにリンクしてるので(いや前からそうだったかな)そろそろ立て続けに読んだ方がいいかもな~
    やっぱりドラマだったか映画だったかのアベちゃん&伊藤君はイメージが合わないな~
    とか思いながら読みました。
    もうこれ9年も前の作品なのよね~でもやっぱり(っていうのもどうなんよ)現状あまり変わりがないみたいです。

    装画 / 赤津 ミワコ
    装幀 / 松崎 理

  • 読む順番をちょっと間違えた。でも、おもしろかった。彦根先生の頭のキレ度には尊敬すら感じた。フィクションではあるが、あんなに頭のキレる人が(きっと)世の中にはいるんだなと思った。

  • 途中、まったく分からない事件の話やらなんやら出てきたのですが、あれは別の作品で描かれているのだろうか。
    今度は病院じゃなく、厚労省での闘いです。
    官僚やら教授やら、腹になにかを抱えた魑魅魍魎相手に田口先生も頑張ってます。
    いろいろ理解を越えた話も出てくるけど、田口と小倉の話、ちょっと泣けた。遺族の気持ち、痛いほど分かるよ。 少しでも救われたらいいなあ。

    これはひとつの小説にすぎませんが、それでも応援し、手に汗握り、彦根の言葉にわくわくしました。 現実に少しでも活かされればいい。

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