屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)

著者 :
  • 宝島社
3.51
  • (77)
  • (211)
  • (218)
  • (40)
  • (18)
本棚登録 : 1110
レビュー : 240
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796667777

作品紹介・あらすじ

大統領がテロ組織に拉致監禁されるという大事件がアメリカで発生していたものの-日本の高校生たちにとって、それは遠い国の出来事だった。それよりも、もっと重要なことがある。例えば、校舎の屋上でスケッチをすることだとか。美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で"屋上部"を結成することになった四人。屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との遭遇などに巻き込まれることになる。それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた!『このミステリーがすごい!』大賞第7回大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 市の図書館でおすすめとデカデカとかかれていたので借りてみた...最初の五ページは我慢して読んでましたが、えっ。なんかおかしい。初めて読もうと思った本を断念...ごめんなさい。

  • 話の重要なピークが全て偶然で乗り切っており、全く面白みに欠ける展開だった。一応完読はしたが、「また偶然かまた偶然か」の繰り返しで本当に読むのがつらかった。

  • 読む前は、小さな力が、大きな力へと思ってましたが
    ミサイルは繋ぎのネタで、身近なことをコツコツ解決ですね
    高校生の設定は、無理がありすぎるような気がします、強すぎます
    期間をかけて読んでたので、絡み合っていく面白みが半減してしまった
    一気読みした方が良かった

  • 普通の女子高生、アカネ。喧嘩最強の不良、国重。寡黙なる観察者、沢木。イケメンの自殺願望者、平原。ある日、四人は屋上部を立ち上げる。アメリカのテロリストが東京にミサイルを撃ちこもうとする最中、彼らはただ自分たちの屋上の平和を守るために様々な事件に立ち向かう。そしてやがて彼らはひとつの真実に辿り着く――第7回『このミス』大賞受賞作。

    様々な出来事がひとつにつながっていく様は伊坂幸太郎や三谷幸喜を彷彿とさせる。個人的に好きなのは「背景」の使い方。ただの高校生である彼らの周辺で起こる事件とテロリストやミサイルという国家的危機を対照的に描くことで、逆に前者にリアリティを持たせ、後者をテレビの中の出来事のように描く。話のテンポも良くて、割と読みやすい青春ミステリーでした。『謎解きディナー』よりもオススメ。

    あ、あと余談ですが、アカネは好きなタイプ。

  • 大統領が誘拐され世界が危機に瀕する中、学校の屋上で知り合った3人の高校生が「屋上部」を結成して屋上の平和を乱す事件に立ち向かう。少々無理のある設定、絶妙の会話、キャラ、小気味良いテンポ、無関係なピースが収斂されていく構成・・・誰もが指摘するように、伊坂幸太郎の一連の作品に共通する部分が多い。その1点を持って作品の評価を下げる向きもあるようだが、個人的にはあまり気にならなかった。元々伊坂作品は大好きなので、本作も大いに楽しめた。主人公が高校生だからか何とも爽快な感じが漂っているのも気持ち良いし、その雰囲気を裏切らないラストもとても良い。

  • 2012/6/5 再読了

    2009/2/27 読了
    381ページ

    第7回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。

    張り巡らされた伏線の収束がミゴト。

  • テンポが良くて読みやすいけど、偶然問題を解決してく感じが好みではないかなと

  • 世間では、アメリカの大統領がテロリストに拉致され大騒ぎとなっていた。

    高校二年生の辻尾アカネには日常からかけ離れたこと。それよりもデザイン科の課題のため、普通科がある屋上に上がった。

    屋上には、不良の国重、その友人で告白のために声を封じた沢木、突然現れフェンスを乗り越え死を願う平原がいた。


    様々な事件や人物が絡み合って、最後には一つの事件の解決につながる感じが面白かった。
    続編、書いて欲しい。

  • 意外と、というべきか、楽しく読めました。

    某国(アメリカ?)の大統領がテロリストにつかまり、近いうちに日本にミサイルが撃ち込まれるかもしれない不安感の中、高校のデザイン科に通うアカネは、普通科の校舎の屋上で仲間に出会い「屋上部」なるものに参加させられる羽目になる。

    ラブホテルを経営する父親の息子で、自身もそのホテルでバイトしているリーゼント頭がトレードマークの国重。

    陸上部の宮瀬さんに思いを寄せ、一年後に愛を告白するために願掛けで言葉を発することを自ら禁じた沢木。

    小さい頃に祖父の猟銃で遊んでいて、誤って弟を射殺してしまった美少年平原。

    そして、アカネの4人が「屋上部」

    途中殺し屋を探したり、沢木が宮瀬さんからストーカー行為をやめろと殴られたり、都市伝説の罰神様を検証して、ストレスの溜まった三浪中の浪人生に平原が襲われたり、アカネの弟寛之がロックスターぶりを発揮したり、とにかく盛りだくさん。

    やりすぎじゃないの?と思うくらい色んな偶然が重なり、ことごとくが伏線で後半の読ませっぷりが凄かった。

    有能で愛妻家だけど、どこか間の抜けた殺し屋さんがとてもいい味を出していて好きでした。

  • 某大国の大統領が監禁されている国際情勢をよそに、屋上部は活動している。屋上の平和を乱すものは解決するのみ。デザイン科•開き直りの早いアカネ。志高き不良の国重。筆談•知的•喧嘩の強い沢木。過去にとらわれながらも皮肉を飛ばす平原。彼ら4人のテンポの良い会話にページをめくる手がとまらない。些細な調査が独立することなく、伏線として終盤に回収される...話の構成の上手さに一杯食わされました。有川浩の如く、ライトノベル+ミステリーという印象。

全240件中 1 - 10件を表示

プロフィール

1975年香川県生まれ。京都学園大学法学部法学科卒。第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2009年受賞作「屋上ミサイル」を刊行。著書に『ガレキノシタ』『HEROごっこ』など。

山下貴光の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)を本棚に登録しているひと

ツイートする