真・国防論

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796669740

感想・レビュー・書評

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  • 日本よ、牙を持て

  • 平和ボケした僕たちは1度読んだ方がいい。

  • 思ったほど目新しい内容がないままです~っと読み終わってしまった。自衛官としては当たり前の世界情勢認識と思うし、これが問題視されて社会的地位を追われてしまうほうがおかしいな。普通の国のように軍隊を持ち、硬軟織り交ぜた外交をできるようにするのは必要だし、核武装だって周りの国の情勢を考えれば、議論は当然あっていいものと思う。

  • 田母神さんの防衛観。
    一度は読んでて損しないと思う。

  • 図書館の国防関連のコーナーでふと立ち止まって手にとった。数年前にマスコミで叩かれて辞職した田母神氏の著作。

    桜の花びらが舞う表紙が、いかにも右っぽい感じだが、内容は我々の多くが持つ職業的倫理観に貫かれたものの考え方という意味で、航空自衛隊の元トップとして至極真当だと思った。グチも相当混じっていたけれど。

    氏の言うように、戦後の日本人の多くは、アメリカの占領政策とその延長線上で、世界の国々が軍隊を持っていることの意味を考えることを放り投げてしまっている。戦争(ないしは紛争)の抑止力を軍事力に求めるのか、経済的・人的ネットワークに求めるのか?実際のところ現在の日本はどのような抑止力の上に安全を保持しているのだろう。

    自衛隊の海外派遣の際に、現行法では対処できないので特別措置法がその都度国会で決められるが、そういう「特別」にすることで本質的な議論を避けて(放り投げて)しまっているのが、みんなの本当の気持ちなのだろう。自衛隊の問題にきっちりと向き合って真剣に議論するのは有事が実際に起こった時なんだろうな。

    そういったことを考えさせてくれて、自衛隊の内情(と愚痴)もいろいろ書かれているので、あまり毛嫌いせずに読んでみると意外と面白かった1冊でした。

  • すべての国民が読むべき1冊。
    中国や韓国に対して、きちんとモノを言える外交を行わなければと改めて考えさせられた。
    偏ったメディアの報道に、考えることを奪われてはいけない。

    【メモ】
    ●抑止力としての核保有。持たなくても、議論・発言することに意味がある。
    ●軍事予算は日本のGDPの規模からみれば、少ない。
    ●文民統制の誤解された定義がメディアによって流布され、それが世論を形成している。
    ●核を持たずに、抑止力を持てるニュークリアシェアリングの考え方。
    ●軍人アレルギーが抜けない日本においては、軍人の存在意義の再定義が必要。
    ●正しい歴史認識に基づいた教育の必要性。・・・バンドン会議での日本の好評価をきちんと報道すべき。

  • まあ一冊くらいと思って読んだ。
    このひとのいいたいことは、なんつか、わからんでもないけどさ。日本らしさってどこにあるのよ。

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著者プロフィール

第29代航空幕僚長

「2015年 『田母神「自衛隊問答」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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