端正・格調高い文章を味わう 中島敦 (別冊宝島1625 カルチャー&スポーツ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796670364

感想・レビュー・書評

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  • 「中島敦その世界の見取り図」福永武彦の文や『弟子』(孔子の弟子の子路の話)などとても良かった。私にとっては中島敦の新たな一面を知ることができた。そして、まだまだ読みたい作品もある。

  • とっかかりの1冊。たくさん入ってお得♪

  • 生誕百年だったんだ、今年。森茉莉よりも棟方志功よりも、あの人よりもかの人よりも、遅くに生まれて来たんだ、この人。それなのにもっと「古典」だ、と意識もせずになんとなく思っていたのは、彼が夭折したからなんだ。改めてそんなことを思った今日(2009年05月11日)、です。既読のものがほとんどとはいえ、中島敦の作品がこれだけ載っていてこの厚さで、しかも『李陵』冒頭の自筆原稿の写真まで付いて八百圓也は、持ってけドロボー的お買い得だ、と思った瞬間にドロボーしてました(訂正、買いました)。「夭折」「円熟」「変貌」・・・、冒頭の福永武彦の分析(1973年)に対してもどのように読めるか、この1冊で確かめるのもいいかもしれないと思う。¥800と同時にもうひとつ気に入ったのは、「端正・格調高い文章を味わう」手段が、この文學界的文藝春秋的 yom yom 的つまりは「別冊宝島」という体裁。私は、「yom yom」をお風呂本に任命しているのだが(だから yonda?君は私の裸を知っている!?)、間違って中島敦をお風呂に連れていったらどうしてくれるんだ?それに、yonnda?君はいつでもどこでも読んでるから他は眼中にないはずだけど、この中島敦はこっちを見ているではないか!!裸で彼と対峙する勇気は、さすがの私にもないのです、心はともかく身体は覆いたい。……と、あらぬ妄想ができるほど、お得感は高く敷居は低く質は高く。以上、文學界、文藝春秋、yom yom(yonnda?君含む)その他諸誌、並びに別冊宝島シリーズに対する讃辞でした。

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プロフィール

1909年東京生まれ。小説家。東京大学卒業後、「古譚」「光と風と夢」でデビュー。中国の故事や南洋の植民地の風物をもとに、独特な物語世界を構築した。短篇「名人伝」「山月記」など。1942年没。

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