埋もれる (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 3-1)

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  • 宝島社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796670920

感想・レビュー・書評

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  • 海外生活をしていれば周りにごろごろ転がっているような、フィクションのようなストーリー展開。主人公の品の無さ加減に生理的に嫌悪感を感じたので再読はなしです。

  • ラブストーリー大賞を受賞した作品はこの本を含めて三冊読んだのですが、
    可愛らしい名前に似合わず、闇を含んだ内容の恋愛小説が多い気がします。
    キライではないですが。

    在り来たりと言えば在り来たりなんですが、自分を大切に優しく包み込んでくれる人より、刺激的でどこか影がある男性に惹かれてしまう。
    なんとなくわかるよーと思いながら読んでいました。

    お金もあって、安定して自分を大切にしてくれる人の方を選んでいれば幸せになるのを自分でもわかっているのに、
    どうしてもそうではない人に惹かれてしまう。
    あるある。

    でも誰かを好きになるって、頭で考える事じゃないですからね。

  • ワーキングホリデーで韓国に行った女性。恋人もでき順調なのだが、タクシーに乗り合わせた男テソクと運命的に導かれていく…
    お互いの国と男女の価値観が表れているのが面白いです。

  • どうしようもないところをぐるぐる回り続けるような、ドロドロした後味のお話でした。

    満たされていない欲求がしめっぽくまとわりつく感じ。

    正直こんな結びつき方には憧れない。
    けど、ここまでドロドロしてないにしても、足りないものを求め合うような関係性ってよくあるのかもしれない。

  • 出会いはときとして人生をも変えてしまう。
    由希の恋愛模様はその典型だと思う。
    「誰も私のことなんてわかってくれるはずない」と諦めていたのに突如理解してくれる人が現れる。
    そんなとき、昨日までの自分より素直になれる。
    世界がキラキラと輝きだし、日常が変わっていくんだ。

  • ずっと前に読みました。わたしの好きな韓国が舞台だったので、読んでいて韓国の情景が思い浮かんできて、たまらなかったです。ちょうど、韓国人男性のことを想っていた時期だったので。小説自体はもやがかかった暗さを醸し出していましたね。ねちねちした昼ドラ系。それが味なのかもしれないけれど。韓国の闇を見たような。ところどころに韓国語が出てくるのが好きでした。わたしにとっては、忘れられない作品です。

  • 第3回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品。韓国に留学中の日本人女性と、韓国人男性との恋愛もの。「一つのことに執着する」と言われる由希の性格が、結構疲れる。

  • デビュー作とのこと。
    ご本人も韓国に留学していたというし、
    書きたいことがたくさんあったんだろうけれど、
    やはりそれは、盛り過ぎな感じがしてしまっています。

    風と共に去りぬのエピソードと、
    キムさんの出身地が、韓国でも差別されやすいという
    背景は、なくても良かったという感じがします。
    そこが主題ならば、DVDのエピソードとか。

    日本人らしくないというか、
    自分に確固たるものを持ちえなかったということと、
    異文化とつながるということは、私の中では違う形で描いてほしかった。
    日本らしくなくて、普通じゃない人じゃないと、
    異文化と分かり合えない、といわれているような気がして…。

  • 俺は好きだな。

    直球だから、そうエロいとは思わないけど。

  • ソウルに語学留学中の由希、メル友パクさん、やさしい彼氏。アルバイト先のキム・テソク、地方出身で作家志望、性愛に溺れる。小説の要約文、失職、結婚と妊娠。

    まだ書き慣れない風の表現が、私小説風でリアル。日本とは少し違う韓国情緒。

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