いまだ下山せず! (宝島SUGOI文庫)

著者 :
  • 宝島社
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796673204

感想・レビュー・書評

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  • 雪山を経験するか山岳会に入っているかするともっと感情移入できたと思う。最終章が一番良かった。

  • 雪山遭難者と同じ山岳隊に属する仲間(=捜索者)が綴った山岳遭難ドキュメント。
    いつ・どこで・なぜ遭難したかを、錯綜する情報の裏付けを取りながら仮説と推理を繰り返していく過程が綴られているが、あらすじを読んで期待していたほどではなかった。

  • 淡々とした話だが、読み応えがあって面白い。
    槍とか大天井とか常念とか、あのあたりに行った人なら
    より深く話に入り込めるであろう。

    雪崩ってこんな怖いもんだったのね。

  • 衝撃でした。登山者の仲間意識の凄さ 感動しました。

  • この本を読んだのは雪山を始めたばかりのころ。
    そのリアリティにやられてしまい、まだそんなレベルに達していないにもかかわらず(今もですが)、雪山をやるべきか、けっこうまじめに悩んでしまった。毎週のように山スキーに行っている友達が「それでも今でも雪山やってていいのかと悩む」・・・という気持ちがよくわかる。

    厳冬期の表銀座から槍を目指したパーティーが消息を絶ち、「下山せず」の一報から始まる、捜索側から見た異色の遭難ドキュメンタリー。行方不明のパーティーを思う仲間と家族が、刻一刻と深まる絶望と闘いながら捜索を続け、探偵さながらの推理と調査を重ねて真実に近づいていく。正確な記録をもとに、日を追って描かれる緻密な調査の過程は、まるでミステリー小説のよう。
    このレベルの捜索をしてもらえるのは組織あってこそ、でしょうが、雪山登山をするなら読んでおきたいと思う一冊。

    読み終えてたどり着く真実の重さとやるせなさを知る時、本を開いた時とは明らかに違うまなざしで表紙を見返すと思います。

  • 老人のノスタルジーだが、自分はすでに体力・年齢的にもう二度と冬期の北ア・南ア山域には入山できないと思う。内容は「表銀座」を縦走して槍ヶ岳を目指したが、悪天候のため下山中に行方不明になった山仲間の足跡を捜索側から淡々と推理するレクイエム的ノンフィクション。冬山山行をする者はリスク(滑落死・雪崩・疲労凍死)を自ら負うべきと考える。日常生活の中では身近ではない「結果(死)」の現実感や危機感なしにこの「過美な山岳小説とは違った表現」は理解できないと感じる。

  • 懸命に捜索活動する「のらくろ山岳会」。長い月日をかけてルートから遭難地点を割り出すドキュメンタリー。不謹慎ですがドキドキさせられた。

  • 1987年に北アルプス槍ヶ岳を目指した3人の登山パーティが消息を絶った。
    そこから、彼らが所属する山岳会「のらくろ岳友会」を中心に懸命の捜索活動が展開されてゆく。

    本書は、山岳会を中心に遭難者のたどった足跡の分析から、捜索活動後までを追っていくドキュメンタリーでありながら、謎解きのミステリーの要素をふんだんに含んでいる。
    また、雪崩についても考察がされており、雪山登山を行う人にはお薦めの一冊です。

  • 冬山に興味津々。
    「いのちの代償」と一緒に衝動買いして、現在は父が読んでます。

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