いまだ下山せず! (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A い 5-1)

著者 :
  • 宝島社
3.62
  • (8)
  • (16)
  • (14)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 136
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796673204

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 冬山怖い。

  • 雪山を経験するか山岳会に入っているかするともっと感情移入できたと思う。最終章が一番良かった。

  • 雪山遭難者と同じ山岳隊に属する仲間(=捜索者)が綴った山岳遭難ドキュメント。
    いつ・どこで・なぜ遭難したかを、錯綜する情報の裏付けを取りながら仮説と推理を繰り返していく過程が綴られているが、あらすじを読んで期待していたほどではなかった。

  • 老人のノスタルジーだが、自分はすでに体力・年齢的にもう二度と冬期の北ア・南ア山域には入山できないと思う。内容は「表銀座」を縦走して槍ヶ岳を目指したが、悪天候のため下山中に行方不明になった山仲間の足跡を捜索側から淡々と推理するレクイエム的ノンフィクション。冬山山行をする者はリスク(滑落死・雪崩・疲労凍死)を自ら負うべきと考える。日常生活の中では身近ではない「結果(死)」の現実感や危機感なしにこの「過美な山岳小説とは違った表現」は理解できないと感じる。

著者プロフィール

1937年、満洲新京(現中国長春市)生まれ。熊本県立第一高等学校を経て、1958年、早稲田大学第二文学部入学。在学中、60年安保闘争を闘い、1965年卒業。その後、新日本文学会ルポルタージュ研究会に入会。1976年、のらくろ岳友会を結成。劔岳、黒部下の廊下、槍、穂高、北岳を中心とする山行(半数は単独行)を続けながら、機関誌“のらくろ達”を編集。
著書に『いまだ下山せず!』(宝島社)、他に『甦る抵抗の季節』(言視舎)への寄稿(「1960燃ゆ」)など。

「2023年 『天災か人災か? 松本雪崩裁判の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

泉康子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
三浦 しをん
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×