- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796673907
感想・レビュー・書評
-
今回も積読していた中から、こちらの一冊を。『このミステリーがすごい!』大賞、大賞受賞作。
神戸を舞台に美食とミステリーの融合。ただ、上・下巻で上巻はまだ序章でしかない。描かれている食べ物が非常に美味しそうだった。作者の拓未司さんは料理人だったそうで、料理の描写がリアルに伝わってきた。
下巻がどうなるか楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第6回このミステリーがすごい!大賞受賞作。
調理師免許を持ち、フランス料理店で働いた経験もある著者。
料理の説明が詳しく、実感がこもっていて、実に美味しそう。
柴山幸太は、神戸で<ビストロ・コウタ>のオーナー・シェフをやっている新進気鋭の料理人。
小さいがすべてを一人で扱い、本格的な味の新作を次々に出す店だ。
妻の綾香の友人・美佐の結婚披露宴に夫婦で出席し、中島という老人と知り合う。
新郎の木下貴史の祖父で、人間離れした味覚を持つ料理評論家。教会に併設されているレストランも経営していた。
幸太は中島にセンスをほめられ、後に中島はビストロを訪れる。
神戸ポートタワーで、一人の男性の刺殺体が発見された。
木下貴史の家族が営む会社の社員だったのだが‥
しだいに事件に巻き込まれていく幸太。
事件の行方は?
わかりやすく、なかなか面白かったです。 -
料理人と料理に関する表現と知識がとにかくすごい。小説に出てくる料理でここまで丁寧に映像が浮かぶ物語は珍しい。作者は元料理人のようで、知識もさることながら、料理自体への興味関心の高さがうかがえる。主人公は、繁盛しているビストロの若手シェフで、周辺で起こったある事件に少しずつ関わっていくことになる。上巻はとても緩やかな作品だ。
-
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/787215 -
グロイのが好きなのでとても良かった。
-
ビストロ・コウタに行ってみたい。
美味しいフレンチが食べたくなります。
※下巻の感想は下巻に書きます。 -
ひたすらお腹が空いてしまう描写ばかりだが、後半から早く下巻を!!と引き込まれた。
続きの感想は下巻で。 -
料理人の務めは、飽くなき探究心を持って常に嬉しい驚きを提供すること
-
コロナで職場の会食が無くなり、久しく上品な食事にありついてないなぁ…と思いました。地元神戸の風景が目に浮かんでくるのも楽しいです。
パンダの罪…一体何なんでしょう。続きが気になります。
-
10年ぶり再読だが、初めて読んだかのように楽しめる。下巻も楽しみ。