新装版 パーフェクト・プラン (下) (宝島社文庫) (宝島社文庫 C や 1-5)
- 宝島社 (2010年2月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796674355
感想・レビュー・書評
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第2回このミス受賞作。
誘拐犯とクラッカーとパソコンおたくの女刑事の攻防を描く。
一見巧妙かと思えるトリックだが、パソコンのクラッカー技術などにこだわり過ぎ、時代の古さを感じさせてしまい、ちょっと残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本が薄い割にテーマを盛り込みすぎて、主題を見失っている印象。
代理母・家族のあり方・倫理問題
株売買
クラッカーによるサイバー犯罪…
上巻の流れでは「逃避行」がメインとなるのかと思ったが、
下巻ではハッカー×クラッカーの攻防がメインとなり、 ある意味驚きの展開だ。
そして人物描写が不十分に見える。
「あれ…この人ってこんな性格だっけ?」と驚くシーンがちらほら。
なかでも刑事鈴村の、突如披露されるハッカースキルや、突然スイッチが入り、一匹狼のごとく犯人を追う姿は上巻の彼女からは想起しにくく、別人のようだ。
誘拐にならないギリギリの金儲けという着想は面白いので、ページ数のことは気にせず、
テーマと人物描写を深く掘り下げて欲しかった。 -
上巻に同じ
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かなり変な奴ら
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上巻の展開は、咲子と良江の二人のキャラクター
で、かなりおもしろかったが、
下巻は、ネットにおける ウイルスの 説明と手口で、
それを 解き明かす 女刑事 鈴村馨の活躍に
発展するが、やはり 動的なものがたりないね。
ハッカーが テクニシャンすぎると言うべきか。
結局は 愉快犯の域を出ず、もうひとひねり欲しかった。
最後の佐渡島に 全員集合と言うのも
できすぎた話で、なんだよそれ。
という終り方だったね。 -
下巻に入って黒幕が動き出す。事が怒涛のように動き出し、進んでいく様はかぶりついて読んでしまった(๑′ᴗ‵๑)素敵な展開に微笑ましくも、淋しい別れもあって…何より黒幕の終焉への様がニヤリとしてしまう。最後の最後に見せたアレは一体?と思いつつこちらもいっぱい食わされたのか?!とニヤリとしてしまった(´Д` )
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身代金ゼロの誘拐。面白かった。
狂った女が怖かった。 -
「チーム・バチスタ」を見出した「このミス大賞」受賞作という触れ込みで期待して読んだんですが、ストーリー展開の緻密さには少し欠けるのと、どこかで読んだような話である感じは否めない。参考文献に幸田真音さんのものがあって納得行ったんですが、まぁこの業界で仕事している身からするとうまい具合にマルウェアの情報を盛り込んで啓蒙していただいているのはありがたい限り。そのへんは著者自身の知識ベースですかね。