ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術 (宝島社新書) (宝島社新書 305)

著者 :
  • 宝島社
3.46
  • (44)
  • (99)
  • (122)
  • (27)
  • (11)
本棚登録 : 945
感想 : 143
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796674850

作品紹介・あらすじ

人脈作り、仕事の効率化、就職・転職活動に役立つ。最新ウェブ超活用術。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • f.2010/01/27
    p.2010/1/21

  • 毎日新聞の記者からパソコン雑誌「月刊アスキー」編集部を経てIT系ジャーナリストとして活躍し、2006年の著書『グーグルGoogle ~ 既存のビジネスを破壊する』で知られる佐々木氏によるネット活用論。サブタイトルにある「ウェブ時代のセルフブランディング術」とは、企業や組織に所属せずに肩書きで仕事をしていない「個人」が、自らをメディア化してプロモーションすることで、文字通りSelf (自己)をBranding (ブランド化)する手法について述べている。終身雇用の崩壊によって企業社会の終焉が進む中で、今後求められる人材は組織に従順な「ゼネラリスト」ではなく、専門知識に特化した「エキスパート」に変わっていくという展望のもと、ネットを利用して自力で稼いで生きて行くためのヒントを教えてくれる一冊。

  • 著名人と一般人がフラットな位置付けになるソーシャルネットワーク。
    mixiのような閉鎖的なSNSではなく、ツイッター・ブログのようなオープンなネット上で、自分の価値を確立させる“セルフブランディング”がネット時代には重要だと著者は述べる。

    では、実際にツイッターで情報を多くの人に伝え、自分を認識してもらうにはどのようにすればいいのか??
    また、そこから自分を深く知ってもらうには何をすべきか?

    ネット上でセルフブランディングをする手順を著者の経験談に基づきながら述べる一冊。

    自分の専門分野をアピールする、などがあるのでよほど何かの分野を専攻していないと学生には辛いのでは。
    学生が色々な人と知り合って、知識を深めるためというツールとしては成立するかも。

    あと、自分の名前を検索結果に表示(エゴサーチ)させることが前提にあるので芸能人に同姓同名がいたり、ありがちな名前の方には厳しいものでしょう。

    セルフブランディングの本としては、便利なアプリケーションの使い方など載っていて役に立つと思う。

  • 2011.05.31購入〜2011.06.24読了

    ※読了本掘り起こし

    セルフブランディングが今後の日本でなぜ必要なのか?そしてどうやってそれを構築していけば良いかを具体例を交えて書かれた新書です。

    賛否両論あるようですが、私は著者の佐々木俊尚さんの文体は読みやすくてスッとアタマに入ってきました。個人的に共感できる部分も多くあり、そう言う意味でも自分のマインドに間違いがない事を再確認できました。セルフブランディングとは何ぞや?を理解するには必要十分な本です。この本を読むと、インターネットにおいて著名人がやっている様々な行動の根拠がよく分かります。


    要約すると、
    ・今の時代、個人情報は嫌でも勝手に搾取されていく。であればむしろ個人情報はできる限りインターネット上に吐き出す方が現代を賢く生きるための条件になるのではないか?
    ・Google先生が凄い今の時代、ある人がどんな人間なのかを知ろうと思ったら必ずエゴサーチ(本名やペンネームでググる)される。
    ・その結果で何をしてる人なのか、どんな成果を上げている人なのか、有名なのかそうでないのか、希望を満たすスキルを持っているのかなどがインプットされる。
    ・会社でいくら業績を残しても、また社内でどんなに評価されていたとしても、それは社外の人には知り得ない話。昨今の国内情勢を見ても会社からいつ放り出されるか、会社がいつ潰れるかなんて誰にも予測出来ない。もし今日いきなり会社が倒産したり、会社から肩を叩かれてしまったら?
    ・いかに社外、それも全世界に等しく公表されるインターネットの世界においてセルフブランドを構築できているかが、今後の日本で生き残れるかどうかの決定的な条件になる。

    といったところ。

    具体的には、
    ・twitter,ブログで徹底的に情報発信
    ・はてブ、Tumblrで自分の興味のあることを共有
    ・friendfeedで各SNSのタイムラインを統合
    ・LinkedInやSBIビジネスでビジネススキルを自己アピール


    といった具合に、主にグローバルに公開されているソーシャルネットワークを中心に自分が何者であるかを発信し続け、徐々に個人的な趣向や仕事の成果やスキルといった核心の部分を公開しているレイヤー(層)に誘導して行くという流れ。この本が書かれた頃は日本ではメジャーではありませんでしたが、今ならきっとこのいちばん深い所にFacebookが来るのでしょう。

    本文で筆者は、セルフブランディングは本名プレイでいけ!と豪語していますが、会社の方針や勤務形態によって本名を晒せない場合もあります。この場合も、オープンなSNSから下層に下るに従って徐々に個人情報を公開していく方法をとれば対応は可能でしょう。
    しかし、現在は実質上Googleが作り上げているといっていいインターネットの世界におけるウェブページのランクは、同一性の高さと他者との関係の太さで決まるようにできています。そういう意味では名前や顔写真、プロフィール、連絡先などはすべて統一したほうがインターネットにおける個人の価値をあげることになり、よりセルフブランディング力が高まります。そういう意味では、本名でなくともアイデンティティを示す名前をすべてのレイヤーにおいて統一するのがインターネット社会における最も効果的なセルフブランディングと言えるでしょう。この点については筆者も同様の事を言及しています。


    これまで匿名社会であった日本のインターネットも、Facebookが登場したことによって本名を晒すことが当たり前になりつつあります。若者を中心にFacebookをベースにセルフブランドを築き上げる人達が増えて来ているなか、これまで通りのやり方ではこれから先の日本を生き抜くのは難しいかもしれません。

    私も来るべき日のために、これまで以上にセルフブランディングに邁進しようと思いました。

  • 1

  • 鼈宮谷 10/1/31
     副題に「セルフブランディング術」とある。

     著者の書に以前から相性の良さを感じていたのと、題名がとても気に入って、
    山積になっているのを目にしただけで、すぐに手に持ってレジへ向かった。

     思った通りの内容で一気に読んでしまった。久しぶりのことである。

     以下、目次

    第一章 「会社の名前で仕事をする」時代は終わった

      名前ひとつで人生が変わる
      使えない正社員、使える派遣社員
      あなたにできることは何ですか?
      ギルド社会の復活
      エキサイト恋愛結婚に学ぶセルフブランディング
      検索エンジンは社会的インフラ
      個人情報までもが溢れるインターネット
      個人情報保護とプライバシーは違う

    第二章 ウェブ上でセルフブランディングする

      自ら情報を公開することでブランドは築かれる
      名刺はセルフブランディングの重要アイテム
      ブログで書いたら自著が首相官邸に
      評価は第三者が決める
      情報発信を恐れてはいけない  
      企業によるエゴサーチの実態

    第三章 ソーシャルメディアで人脈を拡げる

      エゴサーチ向きな、ブランディングサイトとは?
      情報を発信することで、情報を得る側に回る
      勉強会とソーシャルメディアの共通点はプラスのスパイラル
      エゴサーチに使えるサイト
      プロフィールサイトを活用せよ
      統一した自己情報を一元化せよ
      雰囲気作りに柔らかい話を入れる
      ウェブサービスに同時投稿を行うためのツール
      オンライン名刺とリアル名刺の威力

    第四章 ツイッター活用術

      ソーシャルメディアを飲み込んだ140文字のつぶやき
      検索サイトではなく、ツイッターをエゴサーチの入り口にせよ
      ツイッターに掲載する情報とその戦術
      リトイートとトラックバックを駆使する
      情報媒介人という立ち位置
      ツイッターで就職した男
      つぶやきにはセンスが表れる
      フォローはアンテナの高い人に
      フォロワーの増やし方
      質の高いフォロワーをつかむ10のポイント

    第五章 ウェブサービスの利用法

      セルフブランディングに必須のウェブサービス
      Gmailの取得方法
      ブログは結論を最初に書く
      SBIビジネスで自己紹介をする
      情報をまとめる“フレンドフィード”
      ツイッターの登録は「必須」
      引用に便利なツイッターアプリ
      情報収集の要・タンブラー
      カスタマイズに便利なFirefox
      Tomblooの“ハブ的役割”

    第六章 情報はどの程度までさらすべきか
     
      実名VSペンネーム
      実名でも信用できない人はいる
      自身の情報を出すことを恐れるな
      「インターネット上では正義が勝つ」
      情報の受け手の気持ちを考える
      ブログは講演会場、ツイッターはパーティー形式の立食会



     こらからは一人ひとりが自己の強み、特色を生かして、新たなものを
    創造して、それを売りにして生きていく時代。

     自身でブランディングできるツールは、探せばいくらでもある。

     それをどのように設計して組み立てていくか?考えただけでも、わくわく
    楽しいことである。

     筆者推奨のSBI、メディアマーカーにも早速登録してみた。

     この時代に巡り合えたこと、本当に有難いことである

  •  この著者の本を読むのは、これで今年3冊目だ。
     前の2冊(『2011年 新聞・テレビ消滅』『仕事するのにオフィスはいらない』)は面白かったし有益でもあったが、本書はちょっといただけない。内容が薄っぺらいし、「やっつけ仕事」という印象を受けた。
     そもそも、いつもの著書とは文体が違うような気もするし、ホントに本人が書いているのか疑問。

     自らのサイトやブログ、ツイッターなどを使って「セルフブランディング」をしていこう、という本である。
     誤解を招きやすい書名だが、就活のための「セルフブランディング」に絞った内容ではない。会社員のため、フリーランサーのため、さらには「婚活」のため(笑)の「セルフブランディング」も含まれている。

     テーマはよいのだが、著者が説く「ウェブ時代のセルフブランディング術」はあたりまえのことばかりで、日常的にネットを使っている人なら「何をいまさら」と思うこと必至である。
     一例を挙げる。

    《ブログにせよツイッターにせよ、読んでいて疲れてしまうような情報を発信したり、更新が多い方がいいだろうと数分おきに情報を発信するのは大いなる間違いだ。更新頻度が異常なまでに多いと、暇人と思われるだけでなく、読む方も疲れる。また、更新頻度を高めれば高めるほど、情報の密度が薄くなってしまう傾向もある。自分の持つ業界の知識や専門性の高い部分を披露しようと考えているのであれば、更新頻度を高めることは難しいだろう。逆にいえば、10分おきにツイッターで発言をしている人は、自分がどんな情報を発信しているのか、そして内容が薄まっていないかどうかを再度とらえ直した方がいい。》

     こんな死ぬほどあたりまえのことを、教えてもらうまでわからない人がいるのだろうか? 著者こそ、著書の刊行頻度を高めすぎて「内容が薄まっていないかどうかを再度とらえ直した方がいい」。

     ちょっと首をかしげる点もいくつかある。たとえば――。

    《セルフブランディングを行なうということは、自分の情報を出すということだ。しかも、その情報を出し惜しみしてはいけない。実名で活動しているのなら、思い切って顔写真も掲載すべきである。》

     そりゃまあ、美男美女なら顔写真を出したほうが「セルフブランディング」につながるだろうけど、十人並みかそれ以下の人は逆効果ではないか(笑)。

  • 自分としては、後半のツール系のお話がよかった。
    ウェブでセルフブランディング。理解できてもなかなかできない。
    でも、ちょっとずつでもやっていこうという気になった。
    メディアマーカーも。
    その他のツール系。
    ・タンブラー
    ・Firefoxアドイン「Tombloo」
    ・Seesmic ツイッタークライアント
    ・ソーシャルブックマーク「デリシャス」
    頭に残った言葉「オープン」「情報発信を恐れない」「継続的な情報発信」「評価は第三者が決める」「エゴサーチ」

  • ビジネス
    Internet

  • 鬘悟錐縺ョ騾壹j繧ヲ繧ァ繝悶r豢サ逕ィ縺励※繧サ繝ォ繝輔ヶ繝ゥ繝ウ繝?ぅ繝ウ繧ー繧偵@繧医≧縺ィ縺?≧雜」譌ィ縺ョ譛ャ縲
    蠎冗乢?医→縺?≧縺九%縺ョ譛ャ蜈ィ菴薙?繝??繝槭↑縺ョ縺?縺鯉シ峨?縲後%繧後°繧峨?莨夂、セ縺ォ鬆シ繧後↑縺?凾莉」縺ェ縺ョ縺ァ閾ェ蛻?ヶ繝ゥ繝ウ繝峨r讒狗ッ峨@繧医≧縲阪→縺?≧菴募香蟷エ繧ょ燕縺九i險?繧上l邯壹¢縺ヲ縺?k讌オ縺ゅj縺阪◆繧翫↑繝。繝?そ繝シ繧ク縲
    繝壹?繧ク縺ョ螟ァ驛ィ蛻??繧ヲ繧ァ繝悶し繝シ繝薙せ縺ョ蛻ゥ逕ィ繝?け繝九ャ繧ッ縺ィ縺昴?蠢?ァ九∴縺ォ蜑イ縺九l縺ヲ縺?k縲
    縺薙l縺檎オ先ァ句?菴鍋噪縺ァ菴ソ縺医k蜀?ョケ縺ィ諤昴o繧後◆縲ゆセ九↓繧医▲縺ヲ蝟ォ闌カ蠎励〒?難シ仙?遞句コヲ縺ァ隱ュ莠?セ後?∵掠騾溷ョカ縺ォ蟶ー縺」縺ヲ縺?¥縺、縺九?繧ヲ繧ァ繝悶し繝シ繝薙せ繧呈エサ逕ィ縺励※縺ソ縺溘′繝サ繝サ繝サ縲
    tumblr縲》ombloo繧?riendfeed遲峨?豢セ逕溽噪縺ェ繧ヲ繧ァ繝悶し繝シ繝薙せ縺ッtwitter繧?acebook縺ィ縺?▲縺溘?悟、ェ縺??阪し繝シ繝薙せ縺ィ縺ョ騾」謳コ縺後≠縺」縺ヲ縺薙◎譛牙柑縺ェ謇区ョオ縺ィ縺ェ繧翫≧繧九′縲∬ィュ螳壹′隍?尅縺ァ繝ッ繧ア繝ッ繧ォ繝。縺ェ迥カ諷九↓繝サ繝サ繝サ縲ゅ?御スソ縺?%縺ェ縺吶?縺ッ邨先ァ区凾髢薙′縺九°繧九°縺ェ縲阪→諢溘§縺溘?

全143件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ジャーナリスト

「2022年 『楽しい!2拠点生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐々木俊尚の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×