- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796675871
感想・レビュー・書評
-
新幹線の話
リモコンの話
んーの話
が好きだな!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラジオでの伊集院光らしさが出ている本。表現の仕方、書き方がやはりうまい。ついつい声に出して笑ってしまう表現やフレーズが所々にある中に最後の話で少ししんみりさせる辺りもうまい
-
最近はインテリ系タレント的なキャラ確立中の著者だが、深夜の馬鹿力的な真骨頂フル発揮の一人妄想しゃべり本。
実に3年以上をかけて読了…。「PCの電源を押して立ち上がるまでの時間に読む本」から、「トイレのお伴」に昇格した先々月あたりから一気にペースアップ。あのままPC横が定位置のままだったらいったいいつ読み終わっていたんだろう…。
まぁ、そんな感じの「特に急がないけどスキマ時間に読む本」として最適な一冊。またお伴探さないと…。 -
薄々ファンでしたが益々好きになりました。理想の夫婦かも。
-
伊集院光のエッセイ第三弾です。
地の文章の巧さっていうのはほんとに唸ってしまいます。
で、なんであんなにうまく自然に価値観やら人柄やらを文章に反映できちゃうのか。
才能ですよねえ。
くくくっと笑えるような話がいっぱいあって(基本的にくだらない)、にやにやしたり吹き出したりしながら読んでしまいます。
一人で読まないと危険な本ではあるよね。
それでいて、結構「死」に直結した話も盛り込まれていて。
『「愛だの恋だの」の話』だったり、『「近藤君」の話』だったり。
いちからちょいちょい登場する近藤君に関連する話はすごく好きだったりする。
のはなし にで、近藤君が亡くなっていることを知って、ずーん。
のはなし さんの近藤君の話でしんみり。
ものすごいくだらないことで笑わせてくれるのに、途中途中でしんみりさせる。
そんなとこも、この本のすごいとこだと思ってます。
特にトリの「んー」の話は、…すごい感動してしまいますよね。不覚にも。
すごく、センチメンタルになってしまいました。
賞賛の意を込めて、ズルイ、と思います。
ああ、続編も楽しみですねえ。のはなし。 -
タイトルが
あいうえお順で
ならべてあり
笑える話やら
ちょっとグスンと
涙ぐんでしまうような
そんな話など
よかった。
久々に笑った本だったし
ちょっと元気が出てきた
そんな本だった。
最後の「んー」のはなし
いろんな人の温かさが
書かれていて
いいはなしだった~ -
問答無用の面白さ。15年以上も面白く居続けるさまには凄みすら感じさせられます。
-
彼の書くエッセイはやっぱり面白いですね。でもやっぱり秀逸だったのは先代の円楽師匠が亡くなったときのエピソードで、この中にこそ、いつもはテレビ、ラジオでは見ることのできない彼がいると思います。
彼の書いている『のはなし』シリーズのエッセイは面白く読ませていただいておりますが、このエッセイ集も相変わらず面白いです。僕がずっとこの人のファンでいるのは彼の生い立ちや生育暦から来るものの見方や考え方が、自分とそれとものすごくシンクロするからです。この本に書かれているエッセイの内容はその大半はバカ話が多いんですけど、その中にいくつか時にはすごくハッとするものがあって、そのバランスというものがこれまた絶妙なんですわ。
特に最後に収録されてある先代の三遊亭円楽師匠が亡くなったときのお通夜の時の事を書いた話しはしみじみとしてよく、先代の円楽師匠とその名前を襲名した師の三遊亭楽太郎(当時)や、同じ修行時代をすごした人間たちとの交流が描かれていて、あぁ、こういう伊集院光だからこそ、僕はずっと彼を追い続けてきたんだと、そしてそれは正解だったと改めてそう確認するお話でした。
この本でもテレビでもラジオでもない、もう1人の伊集院光を感じさせるものでした。 -
相変わらず面白い。バカバカしいしくだらないし情けないところが大変素晴らしい。文章も、さすが、という感じ。
テレビで見るイメージとはちょっと違うなあ。ラジオを聞いている人にはイメージ通りなのかもしれない。毒があって劣等感があって、悪意がある。
一番最初の「愛だの恋だの」の話に出てくる某番組は記憶にある。「僕は浮気したことないです」という発言が巻き起こした騒ぎが面白かったなあ。
しかしこれも、電車の中や喫茶店など人目があるところでは読まない方がいいかもしれない。突然吹き出してしまって白い目を向けられること必至。