グルメの真実 (宝島社新書) (宝島社新書 329)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796678179

感想・レビュー・書評

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  • 批評メインの文章は読み進むにつれて疲れてくる。外食・中食に対する信用性は著しく低下してしまい、何が正義なのか分からなくしてしまう。この世で絶対唯一信用できる味は何だろう?それは万人共通だが個人個人で全く異なる「母の味」だろう。
    書評から逸れたが、もっと明るい日本の食文化も明示してほしかった。和食が世界無形遺産に推薦される今でこそ…

  • 20160916 多少鼻に付く表現が有り、慣れるまでは読むのが嫌だった。主張に関して検証するには金も舌もないので後は作者の生き方から判断するしかない。結局は自分がどう感じるかなのだから。

  • 友里征耶は、『覆面 レストラン批評家』という人だ。
    レストランに 覆面をかぶって 行く人のようだ。
    たぶん 泥棒と間違えられるのだろうね。

    山本益博が書いているレストラン批評を批評する人だ。
    柳の下に 二匹目のドジョウに すりよって
    批判することで 自分を際立たせようとする 
    セコイ 方法論に 自ら陶酔するタイプ。

    グルメとは 味が良くわからない人たちである。
    と規定しても、意味がないのだ。
    そして、自分を グルメとして 定義しているところが
    目くそ、鼻くそを笑うのたぐいかもしれない。

    とりわけ うなぎ屋への批判が おもろい。
    松竹梅には、ほとんど差別がない。
    天然うなぎを使っているというが、
    肝に 釣り針なんぞ入らない。
    などなど、よほど うなぎ屋が 嫌いなのだろう。

    素材のそのままの味 それが日本料理なのか?
    と突っ込む。ふーむ、いってしまえば そういうものだろう。
    『肝心なのは食材の質と調理の度合いの塩梅です』
    天然物が 美味しいと限らない。→あたりまえだ。

    フード評論家と言うものの 危うい存在。
    自らを肯定して、他を否定して成り立たせる方法論は
    惨めとしか言いようがない。

  • 相変わらず口が悪いが、痛快な気分にさせられる。

  • 自分のお金でやっていることなので、ある程度納得できる。あまりこの手の批評物は好きではないが、面白い部分も。うなぎの松竹梅、わざわざ小さな身をそろえる方がコストオン。3つ同時頼むことができたならその大差なさに驚くはずなど。

  • グルメの裏側を厳しく追求する本。どちらかと言うと知らない方が幸せかもって思う人もいるかもしれない。

    この本がオススメする、いい店の見つけ方は、紹介者の好みを把握することで、
    以下の店は避けた方がいいそうだ。
    ・見た目重視、再開発ビルは避ける
    ・上昇志向の強い料理人は避ける

  • これは面白い!
    あの山形の「アル・ケッチャーノ」の奥田シェフを、高質とは思えない食材を僅かな塩と胡椒とオイルで仕上げるだけ。川越シェフのお店の味は、腕がどうこう言うレベルに達していない料理と見事バッサリ。
    国産牛と和牛の違いや、肉と内臓肉の流通ルートの違いなど細かい知識も分かりやすく参考になる。
    テレビ・出版・ネット、とにかく嘘の多い状況の中で何を自分は信じていくのか。ネットでは既に人気素人ブロガーがお店から招待を受けて提灯記事を書いていたり、京都案内で著名と言われる関谷江里さんは、出版社から経費を貰わず、お店が提供してくれていることを自著で堂々とカミングアウトしていたりする状況。色々な情報は、読者のためではない、彼らのためと割りきって話半分で聞いていくのが良い模様。
    あと、名古屋以西の人たちは初めて行くお店でもバンバンワインを持ち込むそうですが、これはビックリ。
    店の手取りが通常の四分の一くらいになってしまうグルーポンに手を出すのは、半端でないくらい客が来ないお店に限られるでしょうには、ちょっと・・・・。

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