- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796678278
作品紹介・あらすじ
高校受験の失敗から両親との確執が深まり、不良仲間と付き合いはじめる悠馬。ラーメン屋の起業を機に、転落の道を歩みはじめた元エリート・サラリーマンの伊東。そして、全身を真っ赤に染め、ゴミ屋敷に暮らす老婆RB(レッドばあさん)。ある日、彼らが暮らす街で高校生による両親殺傷事件が起こって…。どうしようもない現実を生きる3人の運命が交錯し、夏の"紅葉"は激しく乱れ散る。
感想・レビュー・書評
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思春期で反抗期の少年とおじさんの話。
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両親への殺意を抱く高校生。
転落していく元エリート・サラリーマン。
ゴミ屋敷に暮らす老婆。
彼らが暮らす街で高校生による
両親殺傷事件が起こって…。
社会の底辺で生きる3人の運命が交錯し、
夏の紅葉は激しく乱れ散る。 -
2007年の「このミステリーがすごい!」で大賞を取った作家の、2010年の作品。不良になってしまった高校生、起業に失敗して今は水道工事をして働く中年男、ゴミ屋敷に暮らす痴呆を患っている老婆、という3人が絡み合うストーリー。
ドキュメンタリーのようで、とても読みやすく、土曜日1日のうちに読んでしまった。油断して読んでいると、最後の最後にとんでもないどんでん返しが待っていて、やられたという感じだった。完全なハッピーエンドでもないが、まったくの救われない話ということでもなく、むしろ爽やかな感じさえするという、不思議な小説だった。(14/11/29) -
最後の仕掛けに驚きはない。
料理関係の話の方がいいのに。 -
2013/12/26
移動中 -
難しい思考なしでさらっと読める内容。少し物足りなさを感じるかな?
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中途半端、人物が描けてないような気がする
共感することもなく、ダメ人間ばっかり
帯の評価で読んでみたが、ネガティブ物は読後も虚しい -
料理を描いてきた筆者の、新境地。
こういった作品も書けるんだと、驚かされた。
主人公の、思春期独特の反抗心は、分かるな~と思う。
程度の差はあれ、誰もがこういう時期を経験しているのでは。
オチは読めてしまうけれど、それでも楽しめた。
人々の葛藤と成長が描かれていたからこそ、面白かったのだと思う。
主人公の変化に期待したい。
http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-2c1d.html -
まぁ普通かな~食べ物関係のストーリーのほうが好みだな。
2012.6.28 -
ラストにどんでん返しを考えているようだが、先に分かってしまい、そんな衝撃もなく。
可もなく不可もなくというところで、本当にふつうな作品。