紅葉する夏の出来事

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 184
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796678278

作品紹介・あらすじ

高校受験の失敗から両親との確執が深まり、不良仲間と付き合いはじめる悠馬。ラーメン屋の起業を機に、転落の道を歩みはじめた元エリート・サラリーマンの伊東。そして、全身を真っ赤に染め、ゴミ屋敷に暮らす老婆RB(レッドばあさん)。ある日、彼らが暮らす街で高校生による両親殺傷事件が起こって…。どうしようもない現実を生きる3人の運命が交錯し、夏の"紅葉"は激しく乱れ散る。

感想・レビュー・書評

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  • 思春期で反抗期の少年とおじさんの話。

  • 両親への殺意を抱く高校生。
    転落していく元エリート・サラリーマン。
    ゴミ屋敷に暮らす老婆。
    彼らが暮らす街で高校生による
    両親殺傷事件が起こって…。
    社会の底辺で生きる3人の運命が交錯し、
    夏の紅葉は激しく乱れ散る。

  •  2007年の「このミステリーがすごい!」で大賞を取った作家の、2010年の作品。不良になってしまった高校生、起業に失敗して今は水道工事をして働く中年男、ゴミ屋敷に暮らす痴呆を患っている老婆、という3人が絡み合うストーリー。
     ドキュメンタリーのようで、とても読みやすく、土曜日1日のうちに読んでしまった。油断して読んでいると、最後の最後にとんでもないどんでん返しが待っていて、やられたという感じだった。完全なハッピーエンドでもないが、まったくの救われない話ということでもなく、むしろ爽やかな感じさえするという、不思議な小説だった。(14/11/29)

  • 最後の仕掛けに驚きはない。
    料理関係の話の方がいいのに。

  • 2013/12/26
    移動中

  • 難しい思考なしでさらっと読める内容。少し物足りなさを感じるかな?

  • 中途半端、人物が描けてないような気がする
    共感することもなく、ダメ人間ばっかり
    帯の評価で読んでみたが、ネガティブ物は読後も虚しい

  • 料理を描いてきた筆者の、新境地。
    こういった作品も書けるんだと、驚かされた。
    主人公の、思春期独特の反抗心は、分かるな~と思う。
    程度の差はあれ、誰もがこういう時期を経験しているのでは。
    オチは読めてしまうけれど、それでも楽しめた。
    人々の葛藤と成長が描かれていたからこそ、面白かったのだと思う。
    主人公の変化に期待したい。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-2c1d.html

  • まぁ普通かな~食べ物関係のストーリーのほうが好みだな。
    2012.6.28

  • ラストにどんでん返しを考えているようだが、先に分かってしまい、そんな衝撃もなく。
    可もなく不可もなくというところで、本当にふつうな作品。

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