ファンダ・メンダ・マウス2 (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫 お 2-2)
- 宝島社 (2011年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796680332
作品紹介・あらすじ
おれはマウス。第一夫人・ネーネ(義理姉)、第二夫人・マコチン(暴力カッパ)、大三夫人・キンバ(金髪ゴスロリ13歳)を2Kで養い中。って、いいのか法治国家!舐められすぎじゃないの!とか言ってる場合じゃねー。ヘロイン10キロとキンバの命、オレがカタつけないといけなさそうだ。いきなり銃撃されるし、くそったれは動き悪いし、ふざけんなっ!-衝撃の1巻からジャンクな愛の物語は加速、今度はクレイジーパーティだ。
感想・レビュー・書評
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ねーねなどと一緒に暮らすマウスの、次の試練は?スゲェな……これが感想です。どこまでも「許す」マウスの存在が、この小説をライトノベルではなくしていると思います。一巻は、舞城王太郎さんの線かなあと思っていましたが、それとは違う快感、心地良さがあるなあと思いました。なんといってもマウスの「許し、許しすぎる」というこの能力。許すということはとても難しいことですが、それによるリスクや心地良さ、そして辛さがあると思います。それを存分に行うマウスの姿はすさまじい。文章自体は叫びとかが多用されていてとっつきにくいかもしれませんが、どこか毒すぎないところが、読める理由かと思います。面白かった!この物語を、今読めてよかったです。力をもらった気がします。
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マウスの過去っぽいものが示唆される本作。
この人の作者紹介に一番笑った気がする。
ラノベにしちゃあエロいこと書く人。でも作風に合ってるから◎。文体も同様。
作者は舞城王太郎に影響を受けている。ぼくも舞城好きだから、それがなんとなくわかる。
マウスの「許容」という性格を示すのが、なかなか上手い。こういう主人公ってあんまり見ない気がする。でも、今回はマコトやネーネーの出番がなく、ん?って思った。 -
すんげーハードコアな物語なのに、軽快に読ませる。作中の言葉、台詞回しも素晴らしい。後味も良し。
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おれはマウス。第一夫人・ネーネ(義理姉)、第二夫人・マコチン(暴力カッパ)、第三夫人・キンバ(金髪ゴスロリ13歳)を2Kで養い中。って、いいのか法治国家! 舐められすぎじゃないの! とか言ってる場合じゃねー。ヘロイン10キロとキンバの命、オレがカタつけないといけないそうだ。いきなり銃撃されるし、くそったれは動き悪いし、ふざけんなっ!――衝撃の1巻からジャンクな愛の物語は加速、今度はクレイジーパーティだ!
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複数勢力の思惑がぐちゃぐちゃに絡み合いながら、すべてが一つに収束していく物語の構成が巧みで、1巻が勢いで書いた奇跡の出来では無いことを再確認させてくれる。
レーベルがかなりコケてるけどこの作品だけはきちんと続けて欲しい。でも大間九郎氏はどこに出ても大丈夫かも。 -
美月さん大活躍。
嫁さんの中で一番有望な人ですね。