連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)

著者 : 中山七里
  • 宝島社 (2011年2月4日発売)
3.62
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  • 本棚登録 :3252
  • レビュー :567
  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796680899

作品紹介・あらすじ

口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?警察は犯人をとめることができるのか。

連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 中山七里さんの作品らしくないグロさと後味の悪さ。内容的にはあまり好きではないけれど、展開の上手さという点では凄い!と言わざるを得ない。少し前に読んだ秋吉理香子さんの「聖母」の時にもこんな感想を持った。過去と現在、ナツオと夏緒、男の子と思わせておいて女の子、善人と見せかけて黒幕。ああ、騙された。嫌いだけど、面白かった!

    • ひとしさん
      チエさん、お久しぶりです!
      ちょっとブクログのお知らせブログを見てください!カエル男の文庫に私のレビューが載りました(笑)
      2017/07/26
    • ひとしさん
      いやいや、そんな大したもんじゃないですけど、びっくりしましたよ(笑)
      俺もチエさんのレビューは参考になります。
      今日本も届けてもらったので、記念にします(*^^*)
      2017/07/27
  • 先日読んだ『テミスの剣』で登場する新米刑事渡瀬が、ベテランとなって活躍するというので、本作(作品発表はこちらが先)を遅まきながら読了。
    今作に限っては、著者得意のどんでん返しがないのではと読んでいると、やはり「どんでん返しの帝王」の名に恥じない二転三転が。
    しかも、読者に錯覚を起こさせる仕掛けが、あちこちに・・・
    すっかり騙されてしまいました。
    冒頭は、読み進むにも躊躇を覚えるサイコサスペンスの趣き。しかし、主眼は刑法第三十九条であり、精神鑑定や被害者の人権など、日本の司法制度の抱える問題点を提起する社会派ミステリーといってもいい。
    また、ベテラン刑事渡瀬が、捜査が遅々として進まぬ状況の中で、本作のもう一人の主人公で相棒の古手川に語る。
    「人々が恐慌状態に陥り、警察がその外圧に圧されて徒に解決を急げば待っているのは誤認逮捕と冤罪だ。・・・それだけはな、絶対やっちゃあいけない間違いなんだ。冤罪ってのは無実の人間の一生を葬り、真犯人を野に放置し、警察への信頼を失墜させる、三重の大罪だ。・・・」
    このように考えて行動する刑事がいるなら、日本にいまだにあるだろう冤罪も減ってくるのでは。
    さらに、終章で、渡瀬が古手川に刑事の矜持について話す言葉が良い。
    「・・・褒章や自己満足じゃなく、お前はお前の泣いている人間のために闘え。手錠も拳銃もお上から与えられたんじゃない。か弱き者、声なき者がお前に託したんだ。それを忘れない限り、お前は自分を許せないような間違いを起こさずに済む。・・・」
    渡瀬刑事が、カッコイイね。また彼の活躍を見てみたい。

  • うわぁー。っていうオチ。これ、映画にもなったよね?すごいみたい!どんなふうに実写化したのかかなりきになる!!!!!一瞬ハサミ男とかぶるオチかーと、思っておりました。精神鑑定やら、ハサミ男の命名やらがなんか似てるなー?と、思ったりもしましたがラストのどんでん返し返し返しあたりで、うーーーん。と、唸らせられた!!!!

    中山七里の他の作品とも登場人物がリンクしていて、あーこの刑事の過去ってそういうことなんだー!!と、他の接点でも納得!!!

    中山七里作品読みたい!他も!!

    まさかの賞の最終選考に二作同時に残ったらしい中山七里作品!!!!今後も期待!

    そして、カエル男見たい!

  • 2回は読まない。1回で充分です…。グロすぎるぅ。読んでる間にだんだん眉間にしわ寄ってくるし、周りから見ればあいつ何読んでんだって思われるくらい顔が反応してしまった。何回もやめてくれぇって思ったけど、結末が知りたくて読み進めてしまう。
    そして私は作者さんの思う壺にすっぽりはめられたなぁと読み終えてから思う。
    読了感はでかい!

  • 結構な残虐性ではあるけれども、それほど読んでいてげろりとすることもなく、さらりと読めた印象。
    『ヒポクラテスの誓い』から中山作品に入ったから描写に免疫がついていたのか、はたまたずるっと作中の世界に引き込まれる作家の手腕ゆえか。

    どんでん返しの連続というお触れ書きを踏まえた上で読み進めていったけど、うん、そうきたか、という感じで楽しめました。随所に散りばめられた伏線も、しっかりと回収されて、またその伏線の散らばらせ方が至る所に点々とあって、読みながら、こうくるか、これはこうかと、分かりそうでわからない推測とともに読んでいくわけですが、これが絶妙に自分が作中に入り込む入口になりながら、またこちらの思った通りに話が集結するわけじゃないというのが、更に読み手の心をぐっと掴む所以か。キャラクターの成長や視点も現在進行形で進み、ストーリー性、キャラクター性、プラス刑法のあり方、人を殺してしまう人間、そのまわりに横たわるあらゆる環境などなど、ずらーっと並べられながらも、どれもバランスよく楽しめる、という感じです。

    小説を読むのって、やっぱり好きだなぁ!と改めて感じる作品でした。

  • これは面白かった。

    二転三転する話もよく出来てるし、感情移入も出来るし、作者の技量を感じる。

    最近読んだ中では1番のミステリーだな
    他の作品も読んでみよう(^-^)/

  • 最後の最後まで踊らされた私。
    踊らされ過ぎたことに感動したので、読書好きの友達に勧めたら、彼女も見事に踊らされ、ここまでやるとは凄すぎるね!と 盛り上がった1冊。

  • 凄惨な連続殺人がある町で発生する。
    残されたメモから犯人には「カエル男」という呼称がつけられ、その異常性と次は自分かもしれないという恐怖から町中はパニックへと陥ってしまう。
    捜査を担当する刑事・古手川は事件から知り合った保護司を守るためにも犯人逮捕へ執念を燃やす。

    読んでいる間感じていた感覚がなんなのか、解説を読んですっきりとした。まるで海外ミステリを読んでいるかのような感覚だった。
    こういう筋なのかな、という予想は、ほら当たった!から見事に裏切られ、その驚きが落ち着かないうちからさらに、さらに、と転がされていく。お見事でした。

    しかし読んでいて本当に臓腑からむかむかするシーンが多くてそれだけがつらかった。

  • 読み始めて暫くは「猟奇性」というのを感じにくく、
    物語の中だけで勝手に盛り上がってるなあと思いながら読んでいたけど、
    殺人鬼が生まれた原因・過程が描かれていく辺りから突然
    「不快感」を伴う残虐性のオンパレード。

    読み物としては★5でもいいくらいだけど、とにかく不快感が桁違いだった。
    思わず顔を顰める描写も多く「ここまで描く必要ある?」と思ったほど。
    でも面白いは面白い。どんどん読めるし。
    でも不快(もういいって。笑)。

    七里さんて、こういうテイストの話も書くんだ!という驚きも。

  • 最後がどうなるのか気になってグングン読めた。普通に面白かった

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