恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか?

著者 :
  • 宝島社
3.15
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本棚登録 : 250
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796681926

作品紹介・あらすじ

何をしても不器用な女性、宝池青子。2年間の片想いの相手にあっさり振られ、初体験の男にはなかったことにされ、29歳の童貞男からしつこくつきまとわれる。仕事先からは突然解雇され、転職先では過労で生理も止めるはめに。どういうわけか、波濫万丈-アラサー女子・青子、今日も失恋記録更新中!第6回日本ラブストーリー大賞大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 恋愛が全然うまく行かない女の子の25~29歳を追った話。

    ブランチかなんかで紹介されてたような…と思い、さらにタイトルが秀逸だったので手にした本。
    正直タイトルが秀逸なだけで駄作だと思った。
    主人公の気持ちに全く感情移入できないし、いろんな男に振り回されてるアホの子にしか見えない。
    それをなんたかわからないけど波瀾万丈って、何思い上がってるの?あほなだけだよ?って言いたくなった。

    最後まで読んだけど、人にはお勧めしない。

  •  きれいにして買いものをしたり、旅行したり、恋をしたり、結婚したり、
    とそんな女性ばかりが前面に出ているけれど、そうではなくて
    オーバーワークで体を壊したり、次の仕事がなかなか決まらなかったり、
    恋がうまくいかなかったり、……青子のようになんだかいろいろうまくいかなくて
    もやっとしている女性だって多いのではないか。
     そういう部分がうまく描かれていた。

     そして最後が「なにそれ、恋がはじまるの?!」というシーンだったところもアッパレ。

  • 誰しも心に「寂しがり屋さんのメリーさん」を飼っている。
    失恋した後や、一人きりの時はこのメリーさんが現れてものすごく淋しい気分にさせる。そこで作中に出てくる対処方法。

    ーーーメリーさんは鬼ころしで寝かしつける

    こんな体験を少なからず多くの方々が経験しているはずで、とにかく主人公の青子の気持ちに共感してしまう。
    私の場合のメリーさん対策はビールと漫画だ。

    至って平凡な女性の平凡の人生。
    だからこそ青子の葛藤に激しく共感してしまう。特に仕事で挫折したりという部分は自分と重ねてしまって身につまされた。

    あと、この本を読んで思ったのは思春期の時に女の子を厳しくしつけると後で大人になった時に困るということ。
    健康的な恋愛を中高生の時に経験しておくことも大事ですね(何

    評価が★3と低めなのは出てくる男性たちががとにかく格好悪いから。そこがリアルなのかもしれないけど。
    主人公の青子に「もっと男を見る目を養いなさい」と言ってあげたくなった。

    私も青子と同じ年代。まだまだ頑張らなくちゃ!!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「後で大人になった時に困るということ」
      判るような気がします、、、
      親は親で何かの反動があったのかも。とコノ歳になって公平な目で見るコトが出...
      「後で大人になった時に困るということ」
      判るような気がします、、、
      親は親で何かの反動があったのかも。とコノ歳になって公平な目で見るコトが出来るようになったかな?
      中居真麻 は知らない作家さん、文庫になったら読もうかな?(読みたい、読もうかなを連発している猫でした)
      2012/06/20
    • cecilさん
      >nyancomaruさん
      中居真麻さんは今作でラブストーリー大賞をとった新進気鋭の作家さんみたいですよ♪
      大人になってみて始めて、当時の親...
      >nyancomaruさん
      中居真麻さんは今作でラブストーリー大賞をとった新進気鋭の作家さんみたいですよ♪
      大人になってみて始めて、当時の親の心情を理解しようとする気になりました。私は反抗期で親を心配した口でしたが、今では色んな意味でもそういう時期を経て良かったですw
      私も読みたい本がたっくさんです。今は少し時間が出来たので片っ端から積んであるもの読みまくっておりますw
      2012/06/21
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「新進気鋭の作家さんみたいですよ♪」
      チェックしたら、TVドラマにもなっていて、今年の2月に文庫にもなってました。
      「そういう時期を経て良か...
      「新進気鋭の作家さんみたいですよ♪」
      チェックしたら、TVドラマにもなっていて、今年の2月に文庫にもなってました。
      「そういう時期を経て良かったですw」
      ちゃんと、それに気付ける人と、そうでない人に分かれてしまうのでしょうね。
      私は偉そうなコトは全然言えませんが、、、
      2012/06/21
  • これを所詮勝ち組かよ!と思ってしまう私は完全に干物。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「所詮勝ち組かよ!」
      何だ、勝ち組になるのって簡単じゃん!
      みたいに思えばイイんじゃない?
      「所詮勝ち組かよ!」
      何だ、勝ち組になるのって簡単じゃん!
      みたいに思えばイイんじゃない?
      2012/07/09
  • 前回読んだハナビ同様、めっっっちゃよかった。ライブ前に関わらず読破してしまった。わりと分厚かったのに。。。
    なんてリアルなんだ!!!
    が、ストレートな感想。
    いちばんリアルやったんが、まこっちゃん。このような年下男子と付き合ったことがあるので、ものすごく共感できた。そんな、してしまっても関係もたない、というところは自分とは違ったけど、うん、こういう人は確実にいる!と思った。
    あと、天津さんが青子に放った一言。「まさかそんな適当な子とは思わんかった」は、自分にとってもグサリときた。自分も、そう言われてもしょうがないこと、いっぱいしてるかもしれんなぁ。。って。
    とにもかくにも、青子の揺れる気持ちにすごく共感した。出会って、実際付き合ったり、付き合いそうになったりした男の人は今までいっぱいいたけど、本当に好きになれる人と出会えてないっていう点では、私も青子と同じかもしれやん。。
    仕事のリストラとか、引っ越しとかもふくめて、まじでリアルすぎる。引っ越しとか、、ほんとに自分とシンクロするわ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「なんてリアルなんだ!!!」
      タイトル&ジャケ買いしましたが、何となく積読中(他にも多々あります)。リアルって聞いたら辛そうで、益々読むの...
      「なんてリアルなんだ!!!」
      タイトル&ジャケ買いしましたが、何となく積読中(他にも多々あります)。リアルって聞いたら辛そうで、益々読むのが遠退きそう。。。
      2014/05/14
    • mmmさん
      お返事遅れてすみません><
      コメントありがとうございます。
      わたしにとってはリアルでした。
      読みだすと止まらない感じです♪^^
      お返事遅れてすみません><
      コメントありがとうございます。
      わたしにとってはリアルでした。
      読みだすと止まらない感じです♪^^
      2014/12/11
  • すごくおもしろくて、一気に読んでしまった。青子の心の中には、短く、あっさりしてるようで、グサっとくる言葉がたくさん。でも暗くなくて、テンポもユーモアもあるので、サクサク読めます。方言もかわいい。くすっと笑えて、なぜかちょっと泣けた。なんかわかる!と思うところがたくさんありました。素直で、真面目で、一生懸命な青子。幸せになってほしいなー!中居さんの作品、もっと読んでみたいと思いました。

  • 主人公は、恋にも仕事にも、高望みしてるわけでもないのにうまくいかない青子ちゃん。
    24~29歳の至極「平凡」な日々で続いていく。
    好きな人には好かれず、好きでない人に迫られる。
    細々と満足していた仕事もクビにされ、目標を持って入ったところでは体を壊す。
    そんな青子のお話でした。

    24~25歳のときの、毎晩鬼殺しを飲んでは、寂しくなると出てくるメリーさんをもてあますところなんて、もう読んでて胸が痛くて痛くて仕方なかった。
    何度もつらい経験を繰り返して、メリーさんを手懐けていく青子は十分成長していました。

    最後までとめられず、一気読みしてしまった。
    なんかもう、胸が痛い。

    恋ってつらいんですね。

  • 日本ラブストーリー大賞 第6回受賞作品。
    これってラブストーリーというカテゴリーに
    入るのだろうか?
    20代独身女性の恋や仕事にうまくいかない
    日常生活を 淡々と描いていて
    期待はずれでした。

  • 過去の受賞作に比べたら小説らしい作品だとは思う。
    しかし終始退屈。
    これってエンタメ?
    どこが魅力なのかさっぱりわからなかった。

    一箇所だけ大きく肯けるところがあった。
    痴漢を捕まえた件。

    とにかく青子のいうセンスの良さがわからない。
    クスリとも笑えないことばかりをめちゃ面白いみたいに書かれていて、ツボが合わない。

    面白いか面白くないかというより、とにかく私には合わないに尽きる。


    2011.8.26

  • 自分と重なって泣けてくる

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著者プロフィール

作家

「2016年 『今日から仲居になります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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