「農政」大転換 (宝島社新書) (宝島社新書 326)

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  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796683210

作品紹介・あらすじ

衰退するばかりだった日本の農林水産業を、夢と魅力と競争力のある成長産業に転換する。

感想・レビュー・書評

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  • 最近は、農政関係の報道があまり目立たなくなっている気がするけど、TPP?減反?といった問題点について、政策的にに書いてあった。ちょっと、個人的には難しかった!

  • 図書館で借りてきて、裏書きを見て、「2011年に出版された新書、ということは2年と言え既に賞味期限切れが心配...民主党政権も退陣済みだし...」と思ったのだが、意外に今読んでも大丈夫な内容だった。農業、漁業、林業が3対2対1ぐらいの配分で、農林水産大臣として実際に政策に携わった、現場での生々しい話がダイレクトに書かれている点が非常によいと思った。農政については、自給率、遺伝子組み換え、6次産業化、農地活用、戸別保障など、それぞれの問題と実際に行った政策「転換」について、細かく実際的にに言及しており、情報としてもそれほど古びてはいない。なにより自らの牧畜経営を実際に行った経験を元に、日本の農林水産業の問題点を経済効率の観点ではなく、生産者側の目線、立場で考え、解決を図ろうとしている姿勢には好感を持った。逆に学者や評論家などが生産現場の実際を知らず、農地の集約化や大規模経営の導入して、輸出を増やせると声高に主張していることに疑問を唱えている。

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著者プロフィール

1942年、長崎県生。弁護士。2010年6月、農林水産大臣に就任、12年反TPP・脱原発を掲げ離党。現在は、弁護士の業務に加え、TPPや種子法廃止の問題点を明らかにすべく現地調査や講演を行う。

「2023年 『子どもを壊す食の闇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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