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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796683777
感想・レビュー・書評
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恐ろしい本である。富士山の噴火など信じたくない人にとっては縁起でもない本だ。こんなもの店頭に置いてもらいたくないだろう。
しかし富士山の噴火について言及する学者は少なくない。著者もその一人であり、過去において三原山、雲仙普賢岳の噴火そして東日本大震災を事前に予測した。
歴史的に見ても大地震と富士山の噴火は連動していることが多いそうだ。その理由として地震と噴火の原因がプレートの動きに原因があるからだと木村氏は言う。
そして本書の中で富士山噴火の前兆と思われる5つの兆候をあげ、その危機が迫っていることを警告、実際に噴火したらどんな被害が起きるのか、またそれに対する対処方法などが紹介されている。
将来起こりうる可能性のある危機。都合の悪いことは見て見ぬふりをし、後で痛い目に会うのは日本人の悪い癖だ。東日本大震災の記憶も新しい。
また本書の中では千葉県北東部でM7規模の地震が起こりうる可能性についても言及している。
木村氏の警告を大げさと笑うか真摯に受け止めるかは自由であるが、それが起きた時の為の対策を何ももとらず、その結果後悔するような事態だけは避けたいものだ。、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回の震災もそうだが、大きな自然災害の前には前兆もあり、予知もされている。著者のような研究者の方々の努力を無駄にしないように、何が起きても万全な準備が必要だと感じた。知っておくべき情報をもとに準備をしていきたい。
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