東京湾岸奪還プロジェクト ブレイクスルー・トライアル2 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C い 3-2)
- 宝島社 (2011年7月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796684217
感想・レビュー・書評
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前作に引き続き難易度の高いミッションに挑んでいく門脇と丹羽。
今回は瀬戸という新しい仲間も加わって、絶妙な連携プレーをみせてくれる。
相手の心理を読み、隙を突き、盲点を攻める。
奪われまいと警戒している相手からいかに気づかれずにダミーの品と交換し、相手に奪われたことを気づかせない。
設定も面白いけれど、何よりもミッションをクリアするための過程が痛快だ。
瀬戸には瀬戸の役割があり、けっしてお荷物にはなっていない。
三人がそれぞれに特性を活かしながら攻略していくようすは、読んでいてもあっという間に感じた。
誘拐された丹羽の娘・茅乃と沙璃亜。
この二人の脱出劇が父親たちに負けないくらい面白かった。
少ない情報の中で、どうにかして脱出しようと試みる二人。
諦めそうになりながらも、二人で励ましあい協力しあって前に進んでいく。
もしかしたら父親たちの場面よりも娘ターンの方が好きだったかもしれない。
エンターテインメントとしての物語を楽しみたい。
そんな人にはピッタリの物語だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まあまあ
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超一流の侵入テクニックを持つ門脇&丹羽コンビ。丹羽の愛娘である茅乃が何者かに誘拐された。犯人は門脇と丹羽の技術を要求し、3つのミッションを課す。資産家が肌身離さず持つアタッシュケースを奪取できるか?最高責任者の指紋認証セキュリティを突破するには?広大な植物園に隠された小箱の探索方法は?知力・体力を駆使しながら、時には人間心理を逆手にとりミッションに挑む。
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前作が好きだったのですが、どうもテンポが悪く、読みづらかったです。続編ということで、主役二人が掘り下げられているとは思うんですが、前作に比べると事件の面白さが数段落ちます。
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2011.07
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ブレイクスルートライアルの第2弾、今回は奪取と脱出。
誘拐された娘たちの視点で描かれるパートもなかなか新鮮で面白かったです。
今回新たに加わったチームメンバーも面白い。今後の展開も楽しみではありますね。
痕跡を残さず仕事を成し遂げる、いつもながらに鮮やかな手順ですが、それだけに、途中あっと思った、伏線があったのですが、結局そのフラグは回収されなかったので、すごく消化不良。何だったのだ、あの描写は・・・・。そこからバレてピンチに陥るって読んでたのですが(´・ω・`) -
1月-6。3.0点。
ブレイクスルートライアル第二弾。
丹羽の娘が誘拐される。
犯人の要求は、三カ所から痕跡を残さずに
盗みをしろというもの。
軽いタッチでスピードあり。
まあまあ。シリーズは続きそう。 -
面白いんだけど、あまりにも山がない。あっさり仕事やってあっさり終わる感じ。キャラクターで勝負するにはキャラ立ちっぷりがいまいち弱い。次に期待。
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門脇らチームの防犯システム破りを始めとする活躍がこのシリーズの特徴だと思っているのですが、本作はその部分がやけにあっさりしていて不完全燃焼。
新キャラクターである瀬戸は今後を期待できる人材ですね。