玉村警部補の災難 (『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796688215

作品紹介・あらすじ

正月特番用のバラエティ番組収録中、巨大迷路内でタレントが殺された。カメラが設置された密室での犯罪が加納と玉村を待ち受けるが、加納の論理的推理が炸裂する(「青空迷宮」)。「チーム・バチスタ」シリーズの加納警視正と玉村警部補が難事件に挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 社会的貢献が大きく、とても尊敬している海堂 尊氏。
    出版されている本はすべて読んでいます。

    今回は加納警視正と玉村警部補が主人公。
    テーマは死因究明。

    田口先生も随所に登場。
    警察庁のデジタル・ハウンドドックと振り回される玉村警部補。
    このミステリーがおもしろい の雑誌に掲載されていた短編集。
    読んだことがある作品ばかりでしたが、製本されたものを読むと、また新鮮でした。

  • 相変わらず面白い。外れないなぁ、、、今回は番外編だったけど、桜宮のシャーロックホームズって感じかな。うん。短編ミステリー集で一作一作着実に楽しめます。

    ミステリー好きにはおススメしたい一冊!

    また、短編でキャラクターが際立ってるからますます読みやすい。反抗とか遺体処理の大元はほぼ医療関係者で、さすがチーム・バチスタがらみだな!って感じはするものの、そんな伏線もチーム・バチスタに絡め取りながら進む内容がバチスタファンにはたまらない演出でした。

    海堂尊、東野圭吾、宮部みゆき、できたら乙一とかジャレットパダレッキの握手会とかあったら絶対行きたいなぁ。絶対行きたいわ。
    ↑ジャレットパダレッキは俳優だけどさ。

  • 桜宮ファンとして満足。

    私の頭の中では、加納警視正は阿部寛です。
    で、
    田口先生は堺雅人。

    たまちゃんは誰かなぁ…

  • 加納警視、本作ではあんま印象に残ってないんだけど、(シリーズのキャラが多くて加納に限らず誰が誰かあんま残ってないだけのことだけど)スピンオフとして、十分に楽しめました。

    とくに最後の歯のやつは面白かった!なさそうでありそうなことだと思った。歯医者、いいキャラだったし。

  • 最後の歯科技工士の青年の話、もっと読んでみたいな。
    ”まっとうではない”人の普通の社会的営みは読み応えがある。

  • 珍しく肩の力の抜けた脱力系ミステリー。こんな軽い感じのノリでも書けるじゃん!といったところ。いくつかの過去の事件を玉村警部補と田口センセが振り返るという無理やりな設定。中々いいよ!AIAIで鬱陶しい最近の本編よりもいいぐらい。白鳥・田口コンビが出てくる小編が面白いね。

  • ひさびさに海堂さんの本。がっつり医療ものではないので、読みやすい。このシリーズ、もっと出してほしいなぁ~。

  • 苦労の耐えない玉村警部補と同じ仲間の東城大学の不定愁訴外来の医師田口公平は、加納達也警視正の迷惑をかけられている。その警視正からレポートを頼まれた玉村が田口に確認の為訪れた。そして、事件を振り返る。最後の作品、エネメルの証言はヤクザの世界は本当に怖い。身代わりをたてて死んだ事になり、海外で楽しく生きていくのだから。しかし、それが出来たのも歯の治療痕を再現してくれる栗田や高岡のお陰だが、早く仕上げる事も大事だが、技術が発展してくると栗田の様な丁寧な技工術が必要な世の中になる。AIがそれを見破れるのか見ものだ。

  • バチスタシリーズの番外短編集。
    さらっと読めたけれども、謎解きなどはバタバタっとした印象。長編のほうが好きかな。
    最近、スプリングエイト(大型放射光施設)についての記事を読んだところだった。タイムリー。

  • スピンオフだけど、最近の本編よりおもしろかったよーな♪(笑)玉村さんはちとかわいそうな気もしなくもないですが、加納さんが自由奔放でなにげにかわぃかった(^ ^)白鳥さんが出てくる二十三区内外殺人事件も楽しく読めました( ´ ▽ ` )

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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