ラブ・ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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  • 宝島社
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レビュー : 156
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796688574

感想・レビュー・書評

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  • 草食系男子(理系)が巻き起こすハートウオーム・ラブミステリー。

    藤村くんは、東大院生で、『目的の 物質の構造式を見るだけで、最適な合成ルートが閃く』という、化学分野での特殊能力を持つ。

    しかし、着任した研究室の秘書・真下さんに一目惚れ。それが原因か、天才的な能力が、無くなってしまった。

    そんなところに、死神を名乗る可愛い女の子・カロンが現れ、ある依頼者の願いにより、彼の能力を復活させる手伝いをするという。しかし、その条件とは、...

    ところどころに、『ダイアローグ』として、依頼者とカロンの会話がありますが、依頼者が誰なのか、すっかり騙されました(笑)。
    そう来たか...

    軽い文書で、スラスラ読める楽しい一冊です。

  • 有機化合物の研究をする主人公は、見ただけで正確な合成ルートが閃くという才能の持ち主。ただし、新しくやってきた秘書の真下さんに一目ぼれしてから、その才能が働かずにスランプを起こしている。

    そんな中、とある依頼人の依頼を果たすため、そのスランプの原因と思われる主人公の恋を手伝う、という死神が現れる。主人公は恋を成就できるのか?スランプを脱出できるのか?という話。

    冒頭の死神に依頼する人物が誰か、読んでいるうちにこの子かな~とかいろいろと考えていたけど、最後に向かっていくうちに確信に変わった。
    よくその描写がでてくるなとは思ったんだけど、そういう風に持っていくか~。
    それとは別に、オタク百瀬に対する告白する女性が現れることにもびっくり。まさかの彼女は隠れオタクだったか・・・!

    化学の実験機材や化学物質の名前はさっぱりわからなかったけど、読みやすかったと思う。

  • 「夏の100冊」から。東大の農学部の話で、作者は有機合成化学が専門なんだとか。大森望さんが「世界ただ一人の有機化学ミステリー作家(笑)」と紹介していた。わが娘も有機化学研究者の卵だもんだから、これは読まねば!ということで。この理由がなければ、まずご縁のない本だと思う。

    だって、設定からして紛れもないライトノベル。いきなり若くて美人の「死神」が登場しちゃう。もうこういうのっていつもなら即パス。最後のケリのつけ方も、そこまでいっちゃう?という都合の良さ。正体が伏せられている「ダイアローグ」の主も、早い段階で見当がつくし。

    それでも最後まで興味を持って読めたのは、大学の研究室の描き方にさすがのリアリティがあって、ふーん、理系の大学院生ってこんなことをしてるんだと、よくわかる気がしたからだ。主人公は、天然に存在する物質を化学的に合成する「全合成」を研究しているのだが、その説明は非理系人間にも呑み込みやすい適度なものだ。実験につぐ実験の毎日を送る、浮き世離れした人たちの姿にちょっとジーンとする。

    それと、文章にラノベ臭がなくて読みやすいのもいい。この後何冊か本が出ているようだ。また読むかも。

  • まさかの化学と恋愛が合体。
    根っからの文系人間だけど、専門的なところはサラッと読み飛ばしても問題ないし、十分楽しめる。

    でも、まさかこれでスランプになるとは・・・
    理系男子ってけっこう繊細?

  • 理系男子の不器用な恋にファンタジーが入ってる感じ。
    ただ、ラストが・・・え?
    岩舘さんの急展開もそうだし、受け入れちゃう百瀬くんもどうなのよ?そしてそしてまさに化学反応なんでしょうか?東間くんの変化は。
    合成の話しとか大学の描写はとても面白いです。

  • 理系草食系男子ミステリ第一弾。まあ、完全なるジャケ買いですけどね。さっぱりわからないけれど、理系用語がちりばめられていて、雰囲気だけでわくわくします。ミステリとしてはありがちですけど、最後のやられた感は◎

  • ミステリーらしからぬミステリー。
    さらっと読めて、読後も爽快♪
    オチは王道とはいえないと思いますが、この反則気味のシメが個人的には好きです。
    カスヤナガトさんのイラストに惹かれ買いましたが、当たりかな?
    私も薬学部出身、製薬会社勤めなんで、喜多さんをこれからも応援したいです。

  • 既読

  • う〜ん、なんとなく気分が乗らずとばし読みでした。恋愛モノで青春モノ…嫌いじゃないんだけどなんかハマることが出来ませんでした。いつか再読したら面白かったって思うのかも。

  • 愛なき世界の愛あるバージョン。

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著者プロフィール

喜多喜久(きた よしひさ)
1979年、徳島県生まれ。
東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了後、大手製薬会社に研究員として勤務する兼業作家。
2011年『ラブ・ケミストリー』にて第9回『このミステリーがすごい!』大賞で優秀賞を受賞し、デビュー。同作の「有機化学ミステリー」シリーズ、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズが代表作。

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