- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796688574
感想・レビュー・書評
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数年振りに再読。結末を知っているので、終盤の驚きはなかったですが、初めて読む方は、ミスリードされるのではないかと思います。
再読なので、散りばめられた伏線に気づけて、面白かったです。
学生の頃から化学は苦手で、全く興味もないのですが、この本を読んで少し化学に興味を持ちました。興味のない分野でも少し勇気を出して、扉を開いてみることは大事ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
有機化合物の構造式を見るだけで合成ルートが閃くというユニークスキルを有する大学院生の桂一郎さん、秘書さんにヒトメボレしたらスキルが発動しなくなった⁉︎
別次元から突如現れたカロンさん、1つの世界の歪みが全体のバランスをおかしくするとのことで、謎の依頼人の望みである桂一郎さんのスキル復活させるために恋を成就させるお手伝いをするお話。
ほのぼのな展開で、理系男子の恋のお悩みが、ちと歯痒くも微笑ましく読めました。
謎の人物、アタシには最後のほーまで誰だか分からず...
大変、夢のあるお話でした。
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恋愛×化学、1冊目
モテないけど優秀な理系男子が主人公。
知らない世界のあれこれが面白い、予想通りの展開だなぁと思っていたら…完全に騙されました。
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動物と違う、万物の霊長たるホモサピエンスの恋はやはり精神と精神のふれあいから生まれるべきだと、自分は思っているんだなあということを改めて感じさせられた。見かけだけで恋に落ち、相手と話すべき深淵な会話もないのでは、なんだかなあと思っている。
森見さんや万城目さんのダメ大学生たちの話とつい比較してしまう。 -
科学探偵、死香探偵、美少女探偵等の多くのキャラクター探偵小説をラノベ的に出されている著者の初期の作品。恋愛とミステリが合わさった物語で、あー理系の学生の心理ってこんな感じ何だなと妙に納得できる。大きなどんでん返しという程ではないけれどサラリと読めるので気楽に手に取りたい。
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これ・・・ミステリーじゃないですよね?
カロンが出てきた時点で、ファンタジーだよね?
いや・・・楽しみましたけど(^◇^;)
桂一郎の語る理系学生の実験重視の恋愛観に納得。
予想外の展開に呆れたと言うか、感動したというか、
久しぶりにやられましたぁ~
日常と非日常の境目は上野辺りにあるのかもしれない。 -
化学の研究に夢中な大学院生男子が恋と研究とどっちにするの?なお話。
一つ前に読了した「リケコイ」よりはまあ・・・・。
登場人物などの設定はほぼ同じパターン。
本作は「このミス」の優秀賞とのこと。
ミステリーというよりはファンタジー・・・?
人々の記憶や体をも操作できちゃう別次元の人物が登場。
その力をもって主人公(奥手な理系男子)の恋をどうにかしようとします。
好みが分かれる一冊。 -
草食系男子(理系)が巻き起こすハートウオーム・ラブミステリー。
藤村くんは、東大院生で、『目的の 物質の構造式を見るだけで、最適な合成ルートが閃く』という、化学分野での特殊能力を持つ。
しかし、着任した研究室の秘書・真下さんに一目惚れ。それが原因か、天才的な能力が、無くなってしまった。
そんなところに、死神を名乗る可愛い女の子・カロンが現れ、ある依頼者の願いにより、彼の能力を復活させる手伝いをするという。しかし、その条件とは、...
ところどころに、『ダイアローグ』として、依頼者とカロンの会話がありますが、依頼者が誰なのか、すっかり騙されました(笑)。
そう来たか...
軽い文書で、スラスラ読める楽しい一冊です。