ドレのドン・キホーテ

  • 宝島社
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本棚登録 : 49
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796689113

作品紹介・あらすじ

夢見てこそ人、愛と信と義こそが騎士のあかし!生きる喜び、生きる哀しみ、信じる強さ、夢見る切なさ。おかしさの中に秘められた真実の数々!世界中で愛され続ける『ドン・キホーテ』を描いて躍動するドレの挿画!天才版画家ドレの挿画178点収録。

感想・レビュー・書評

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  • ギュスターヴ・ドレの絵が素晴らしい!

    p328 作者セルバンテスはドン・キホーテを通して
    人間とは自分が何者かということを
    追い求める存在だということ
    そして武人という労働者と文人という表現者への評価と
    その仕事の様々な違いについて語るが

    そこで現場の体験を踏まえた表現者でもある武人こそ
    全体性を持っている人間の中の人間であると
    ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャことキハーダに言わせるのだ
    世の中は評価しやすい机上で仕事をする者に依存してしまい
    選択権を委ねがちである

    公務を公僕ではなく監理職と勘違いしてしまった依存者は
    お手盛りで机上の退屈な仕事と引き換えに搾取の権利を手にするのである
    娯楽作品と見せ掛けながら巧みに自分の考えを物語に織り込んでいる
    だからこそ三国志やファーストと共に人々を永遠に魅了するのだろう

  • ギュスターヴ・ドレの絵が主目的で購入したのだが、結果的にはお話の内容も大いに楽しめた。『ドン・キホーテ』は、400年も前に書かれた作品だが、まだ到来しない近代を既に予感しつつ、しかも既にして反近代を標榜しているのだ。失われた騎士道の「崇高」な精神に殉じたキホーテの物語を読むいい機会だった。ドレの挿絵も、もちろん素晴らしい。

  • あの有名なドン・キホーテ。名前は知っていても話を知らない人が多いはず、これを読んであなたも喜劇の大冒険に出発だ!!

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著者プロフィール

Miguel de Cervantes Saavedra(1547 – 1616)

「2012年 『新訳 ドン・キホーテ【後編】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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