最悪のはじまりは、 (『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
2.78
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本棚登録 : 87
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796696180

作品紹介・あらすじ

人生に挫折し、パチンコに入り浸る資格試験浪人の聡は、行き付けのホールで、ギャンブル依存症のサラリーマン、借金漬けの妖艶な人妻と知り合いになる。やがて聡は、懇意になった二人から大胆かつ周到な現金強奪計画を持ち掛けられる。一人暮らしの資産家老女を狙ったシンプルな計画-だが、押し入った資産家宅で聡を待ち受けていたのは、予想もしない驚愕の事態だった。転がり堕ちる彼らの運命は…。

感想・レビュー・書評

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  • パチンコ依存症で人生転落しつつある男女3人が企てた
    強盗犯罪。
    簡単な犯罪のはずが。

    まず犯罪そのものが、あまりにもぞんざい。
    行き当たりばったりだし、雑だし。
    こんなじゃ無理でしょ?な実感。

    巻き込まれて転落してゆく主人公も
    カケラも同情できない・・・

  • パチンコ依存症怖い。
    大和が一番の被害者だわ。こういう親から生まれてしまうと最悪だろうな。

  • 何年か前に読んだが、どこかで見て再び読みたくなった。どんな話かよく覚えてなかったこともあったし。



    人生に挫折をし、パチンコ屋に入り浸る資格試験浪人の聡は、店で知りあったギャンブル依存症のサラリーマンと妖艶な雰囲気を持つ借金まみれな主婦と大胆な現金強奪を企てる。1人暮らしの老女を狙ったシンプルな計画だったが、押し入った聡たちを待ち受けていたものとは…



    パチンコって怖いっ!底辺な人間って落ちるところまで落ちるんだ。だけどそれって対岸の火だと思いながらも、いつこっちに来るか分からないんだなと。
    もう自分には関係ないなんて言えないところが、逆に怖かった。


    自分に戒めるためにも忘れた頃に読み返そうかな…


    2015.11.29 読了

  • 巻き込まれるように人生を転落していく様子がリアルです。そしてパチンコに依存した生活をする主人公の様子はパチンコにハマったことがある人なら共感できるというか身につまされますね。ミステリーとしては伏線がちょっと弱く、後半の流れが読めてしまいました。でもちょっと気になる作家なので他の作品も読んでみようかな。

  • 塔山さんの本、三冊目に読みました。
    705号室と人喰いの家は面白かったので期待していましたが
    この本はイマイチでした・・・。
    ミカの話を信じ込む主人公に共感できず。
    また、最後はバトルロワイヤルか!と突っ込んでしまった。ww

  • パチンコで生計って立てられるもんですか?

    私も若い頃、まだ好奇心旺盛だった頃、派手な店構えと
    妙にウェルカムな雰囲気に流されて、ものは試しと、
    パチンコやったことありますが、おもしろいですか?あれ。

    私が気が小っちゃいせいもあるでしょうが、どんどん
    吸い込まれていく紙幣に気が気じゃなかったです。
    数千円損しただけで何日も何日ももったいないことした
    損したバカバカ!と自己嫌悪に陥ってしまいました。
    こんなもん、二度とするかー(怒)でした。
    今思えば、ビギナーズラックがなかったことが
    結果的によかったんですね、私の場合・・・。

    パチンコ屋さんは(たばこ)臭いし、うるさいし、
    目がチカチカするし、全然居心地良くなかったです。
    そんなところに行きたくてたまらなくなっちゃうなんて、
    パチンコ依存症はコワイ病気ですねぇ。
    最近はますます進化してるらしいですね。
    よく知らないけど。

    朝から開店待ちで並んでる人、こんな地方にも
    いっぱいいます。昼間でも駐車場に車がいっぱいです。
    ったく、なにやってるんだろ?あの人達・・・。
    子供を車に残して熱中症で死なせちゃうとか、
    んもう、何してるんですか−!!
    ホント、なくなればいいのに、あんな施設。

    あ、すみません、過激になっちゃった。
    感想になってませんね、これ。ごめんなさい。

  • パチンコに入り浸る聡は、ギャンブル依存症の天野、借金漬けの人妻ミカの二人から現金強奪計画の仲間に誘われる。資産家の老女の家に押し入るが、老女はすでに殺されていた。転石苔を生せずの言葉どおり、転がり落ちていく彼らの人生は・・・

  • パチンコ!学生の時はやってたから、何となく気持ちはわかる。止めて良かったとも思ってる。パチンコ屋さんがどんな田舎にもあるって言うのがすごいし、一番でかくてきれいな建物だったりするのが、怖い。

  • 読みやすい

  • ん~なんとなぁく先が見えちゃって、ちょっとイマイチ!

    パチンコにハマった主人公は、誘われて強盗に入ることに。そこには家主である老婆の死体が。
    誰が殺したのか。
    奪ったお金は誰の手に渡るのか。
    幸せは訪れるのか。


    でも、一気に読めちゃう感じは良かったかも。

    そんな感じ。

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著者プロフィール

1962年、千葉県生まれ。第7回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞、『毒殺魔の教室』にて2009年デビュー。

「2020年 『甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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