ルームシェア (宝島社文庫日本ラブストーリー大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
3.12
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本棚登録 : 474
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796696555

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の斉藤美央は、今まで付き合った男性全てに浮気をされ別れている24歳OLです。そんな美央は、同い歳の月島陸と5年間恋愛感情なくルームシェアしています。陸は若干草食系の感じで、とても優しく美央と接しています。ある日、美央が運命の人と出会うために、陸にヒツジの彼氏になってほしいと頼み、陸は美央の彼氏(仮)となります。そして、美央の前にIT企業の社長でイケメンの運命の人が現れます。
    平易な文章でスラスラと読めます。そして、ラストには切ない涙が溢れます。

  • 小さなお客様からのオススメで、借りた。

    あっさりと読めて、どう考えても思いつくラストは一本線なのに、確かに「最後は微妙」な展開であった。
    更に、主人公が年齢の割に幼い。。。
    日本ラブストーリー大賞って。。。

    でも、身近にいる友達以上、恋人未満な人にときめく気持ちは分かる。
    私から、お返しをするとしたら、有川浩の『植物図鑑』かな。
    決してガツガツとしていない、それでいて辛い部分をそっとカバーしてくれる陸に似ている話だと思う。

    • みゅーさん
      こんにちは。
      突然のコメント失礼します。

      私は『植物図鑑』を読んでルームシェアの話が読みたくなって手に取りました。
      この『ルームシ...
      こんにちは。
      突然のコメント失礼します。

      私は『植物図鑑』を読んでルームシェアの話が読みたくなって手に取りました。
      この『ルームシェア』より『ルームシェア 友達以上、恋人未満』の方が好きだったので、お時間あったら読んでみて下さい。
      2014/05/21
    • mitsukiさん
      > みゅーさん

      コメントありがとうございます!
      別編があるのですね。この本自体が借り物だったので知りませんでした。
      探してみます♪
      > みゅーさん

      コメントありがとうございます!
      別編があるのですね。この本自体が借り物だったので知りませんでした。
      探してみます♪
      2014/05/21
  • いままで付き合った男すべてに浮気をされたという恋愛遍歴を持つ斉藤美央、24歳。そんな美央は「完璧に素敵な部屋」で、同じ歳の男、月島陸とルームシェアしていた。恋愛感情はないまま5年も一緒に暮らしていたふたりだったが、ある日、美央が陸に運命の人を見つけるために「彼氏(仮)」になってほしいと頼みこんだことから、ふたりの関係が少しずつ変わり出す。一緒にデートをしたりする中で、お互いの知らなかった面を知るようになる二人だが、ある日美央が運命の人を見つける。

    衝撃のラスト、と言えば聞こえはいいけど一番嫌な終わり方でした・・・。陸の過去が出てきたあたりでまさか不幸自慢みたいな展開にはならないだろうな・・・と若干の不安は抱えていたものの、まさかのそこに突っ込んでいったか・・・。何でもかんでも死ねばいいってものじゃないのに。ラブストーリー大賞って、ラブストーリーになる前に終わってんじゃん!こうやって大賞とかつけてるとホント信用なくなるのになあと蛇足だけど一言。
    陸はいい人だけど、美央は本当に自己中心的で全く同情もできないし呆れるばかりでした。ただの尻軽女のまま終わって、勝手にすればって感じ。最後のシーンも独りよがりに感傷浸ってるイメージで終わってしまいました。

  • 最初に読み始めたときはほのぼのとしているというか、
    浮気されてばかりのOLの主人公と草食系の男という同じ歳同士の
    ルームメイトの話でこのままだとオチは今のままでいいやなんて感じで
    物語が終わるのではないかと心配していた。しかし、話の終わりごろに
    男の方が酔っ払いに殴られたことがきっかけで死んでしまうところから
    物語が変化していき、最終的に主人公のOLは死んだルームメイトと
    同じような雰囲気を持つ男と結婚して子供を・・・って感じで物語が終わった。
    個人的にはお互いがお互いのことを好きだと叫ぶ・・・
    むしろ、告白してゴールインといったようなオチで
    話が終わってほしかったなと感じた。
    ルームメイトの男が死んでしまった時点で主人公の女性は
    実際は幸せになってはいないんじゃないかと思えてならなかった。
    実際、似たような・似た感じの男とくっついて
    結婚というのが違和感を感じた。
    この物語を読んで、伝えたいことは相手に伝えないと
    伝えられずに後悔することを学んだ気がする。
    今まで物語の中で登場人物が伝えられなくて後悔するというところを
    何回か、読んできた。
    その時は他人事だと思っていてあまり真面目に考えていなかった。
    今回のこの物語を読んで改めて学ぶことができた。
    それらを込めて今回の評価は4にしようと決意することになった。

  • 最初はほのぼのしていて、こんな男女の関係もいいなと思いました。
    後半は衝撃的で、神様のカルテ以来の号泣でした。
    愛情にも色んな形がある。
    そんな風に感じました。

  • 今までで1番好きな本かも。ヒツジという理想的な相手がいるんだけど、どこからともなくヒツジとは違ったタイプのオオカミという運命の人が現れるという思いつきから始まった運命の人発見プロジェクト。結ばれなかったけど運命の人。結論が単純じゃなくてすごくいい。

  • 部屋の光景がうかびあがってくる丁寧な描写と優しいストーリーがよかった。ただ最後が素人の小説のような終わり方だった。軽く読む分にはちょうどいい。

  • 最初の設定からしてありえなさ過ぎる。夢見がちな少女マンガのようで、それが好きなら Ok かも。最後の急展開はなしにして、予定調和のまま終わればもっとよかったのに。

  • 奇跡も普通になっていれば、それが奇跡だとは気づかない。
    じゃあいつ気付くのかって言えば、それが普通じゃなくなってから。
    大抵の場合は、それは「失った時」ということになる。

    二年で戻れるかなあ。
    私は無理だなあ、今でも無理だしな。
    それができるのも、たくさんの「財産」をもらったから、なのかな。

  • sg

  • 男女がルームシェアしつつ恋愛関係ではないというお話

    主人公の美央はいままで付き合った男はすべて相手の浮気で別れたという恋愛遍歴を持つ
    そんな美央が学生の頃からルームシェアしているのは色々と優しく適度な距離感の月島陸
    「運命の人」に出会いたい美央は、物語でありがちな「彼氏がいるのに正反対の運命の人が現れる」という展開に則るため、陸に生贄の羊としての彼氏になってもらう
    そこから起こる、二人の関係の変化


    運命の人の定義については陸に完全同意
    結果論でしか語れないよなぁ
    結果的にずっと一緒にいることになった人が運命の人なんだよなぁ


    あと、美央の性格がなんとも受け入れがたい
    陸をいいように使っているだけで、それが美央じゃなきゃいけない理由がない
    陸なら他の女の人でもそこそこうまくやってくと思うんだけど、その辺は作中でも言及されているかな


    あと、男女のルームシェアとか疑似恋人という設定から想像する結末になっていない
    陸のアレがなんともモヤモヤする
    そんな展開にする必要あったか?

    あと、美央のその後の生き方がなぁ

    これを運命の人とのラブストーリーとか言われても納得できねぇわなぁ

  • おもしろくない。
    おもしろくないからななめ読みしてたところにまさかの展開で、ますますおもしろくなくなる。
    こんな展開なんてない。

  • 恋愛感情はないまま共に暮らしている二人が運命の相手に出会う為恋人同士の振りを始める。フリースローや競馬の勝負、バイクで海に行く制服コスプレデート、散髪等が日常的な楽しさ。尽くされ大事にされることを当然のように求める美央が最後の急展開でまで利己的なままで、陸はそれを全面的に許し続けていて、何だかなあ。

  • さくっと読めました。
    さらーっと読んでいたので
    意外に面白かったです!

  • いままで付き合った男すべてに浮気をされたという恋愛遍歴を持つ斉藤美央、24歳。
    そんな美央は「完璧に素敵な部屋」で同じ歳の男、月島陸とルームシェアしていた。
    恋愛感情はないまま5年も一緒に暮らしていたふたりだが、ある日、未央が陸に「彼氏(仮)」になってほしいと頼み込んだことからふたりの関係が少しずつ変わり出す……

  • 読書初心者でもサラッと読めます。
    最後は泣けたー!
    現実ではそうそうないシチュエーションですが、思わず感情移入してしまいました。

  • えー‥。
    ヒロインが素敵と思えないしオチもひどい。
    結婚して幸せです、ってナニソレ。
    みぞおちにあまり意味もなかった。

  • さくっと読めた。
    ほのぼのとした物語だなって
    読みすすめていたが
    終わりかけにまさかの展開。

    日本ラブストーリー受賞
    作品らしいのだが
    なんだろうなぁ~
    この話ってラブストーリーだったんだ
    って感じでした。

  • 切ない

  • 今まで付き合った彼氏全員に浮気され、別れている美央とそんな美央とある理由から一緒に住んでいる独特な雰囲気を持つ青年の陸、そんな友達以上恋人未満な二人が織りなす物語。

    美央と陸は互いにからかいあったりして毎日を楽しく過ごしていた。そんなある日、美央は自分の運命の人を見つけるために陸に協力を求める。陸はそれを快諾し、運命の人を見つけるための計画が動き出す。

    物語終盤の展開は私には衝撃的でした。この作品を読んで「運命の人」の概念が大きく変わりました。美央と陸の関係性は羨ましく思ったし、とても幸せそうでした。
    私はこの作品を読み終わったとき久々にこれは良い作品に出会えたと心から感じました。
     
    あなたの思う運命の人は誰ですか?

    ぜひ多くの人に読んでほしい作品です。

  • ブックオフで買った積み本より。

    うーん…。ラストのシーンを際立たせるためにあえてこういう構成にしたのかな~?
    傷害致死という言葉はミステリ・サスペンス系にしか出て来ないと思っていたので、恋愛小説でこの言葉が出てくると、かなり違和感を感じる。フィクションで進めるならせめて「絡まれた女性を助けようとして…」くらいでよかったのでは。

    主人公は天真爛漫…というか、かなりしたたかな部分もあるし、小悪魔系といった印象が強いかも。
    小悪魔系は同性から見るとまったく共感できないのだけど…。恋愛大賞…。

  • 言葉とか表現とか、文学的な方から見てる人は気に入らないと思う。
    でも物語は凄くいい!
    完全に泣かせにきてるなーって思ったけど普通に泣いてしまった。
    陸は美央の笑顔が見たくて頑張ってたんだね

  • 軽い小説が読みたくて,友人にいったらその場でかしてくれたのがこれ。1時間かからずに読み終えられるくらい,内容も,語り口も確かに軽い。なのに,ラスト重い?いや,こうかかれると,その事実すらもなんだか軽くなってしまって……まぁ現実はこんなもの?陸のキャラはいいと思うけど,もう少し掘り下げがほしかった。主人公にいたってはいわんや。ストーリー展開の強引さもマイナス1。犬とじゃれるところで,主人公視点の描写にいわかんがあった点など,描写の不自然さも甘いなぁというかんじ(偉そうに上から目線でいえる立場ではないが)。

  • 美央の狡猾さというかそういったものに好感がもてずしかもラストがこれでは。ブックオフで買ってよかった。売りにだそうか。もう読むことはないと断言できる本だった。天真爛漫ということばで済ますには主人公女はあばずれすぎる。宝島社のラブストーリー大賞という言葉はいまいち信用ならないな。

  • 何一つ共感できない。
    主人公の男に幸せにしてもらおうって他力本願なとこが嫌。
    ルームシェアしてる男だって、実際そんな男いねぇよ!って思う。
    ラストもないわぁ。
    表紙もないわぁ。
    これラブストーリー大賞受賞作。
    もう二度とラブストーリー大賞の作品は読まない!
    クオリティ低すぎだって…

  • ほんわか&時に笑い、な感じで読み進めてたけど、最後一気に気分を落とされた。悲しかったけど、私はこの小説好き。

    「愛情とか友情とか、目に見えないものを伝えるときには、はっきりちゃんと略さず言わなくちゃいけない。そのために人間には言葉がある。」

    「運命の人は見つけようと思っても絶対に見つけることはできない。なぜなら運命の人はいなくなったときに初めて気づく。その人を失って、涙を流して、後悔の味がしたとき、運命だったと知るのだから。」

    言うチャンスがあればその度に気持ちを伝えなきゃな、と思う。

  • 本当につまらない本でした。陳腐で、ケータイ小説みたい。もう二度と読むことはないでしょう。

  • 某地域生活情報紙に『ルームシェア 友達以上、恋人未満』が紹介されていて、そちらはシリーズ第2弾だということを知り…それなら前作から読まなきゃ!というのが、本作に出会ったきっかけです(o ^∀^ o )ノ

    何なのこのお話はぁー!!
    泣けるぅうー!
    そして陸が優しすぎるー!

    ただのルームメイトではない。だけど、家族,友達,恋人…そのどれも当てはまらない。
    美央は美央で、陸は陸。
    その絶妙な距離感が生み出す、優しくてあたたかい雰囲気がたまらないですv(〃^ヮ^〃)v
    ありふれた「恋人(仮)」設定の話とは違い、ヒロインが「(オオカミという)運命の人」に巡り合うための「ヒツジ[生け贄]の恋人」を立てる――という発想も斬新で秀逸。それがまた、健気で献身的な陸を際立たせているように感じます*

    でも、あの〝ラブレター〟は泣かずにはいられないよ~(>_<。)
    しかも、陸にとっては出すあてのない手紙だったことを想うと‥胸が詰まります。
    「キュートな恋の物語」との触込みでしたが…こんなの、やっぱり切ないです。

    だけど、美央が陸を忘れられないのは解るし(なにしろ運命の人!)、秘密があってもいいとは思うけど、それでも旦那さんや生まれてくる子のことを考えると、少し罪悪感(?)もあるような…(無粋な考え方だけども)。

    完璧に理想の人を見つけるより、一生一緒にいられる相手に出会うことの方が、よっぽど奇跡に近いような気もしますね…つまりは、それが運命の相手ということなんだろうけど。
    関係に名前がつかない間柄(=その関係を表わすのに的確な言葉が見つからない)というのは、ともすれば不安定で曖昧なつながりのようにしか思えないこともあるけれど、実はそれが成り立っているのはすごく貴重なことなんだと教えてくれた物語でした。

  • 二人の関係にほっこりするし、こういう関係いいなとも思うが最後があっけないなと感じてしまったのでこの評価で。。

  • 普通の恋愛ものなのかなーっと思い読み進めていくうちに陸に好感をもった。こんな人がいたらいいのにな…とか思いながら(笑)ラストは切ないね。え…!!どうしてって…優しい陸だったからだね。身近にいる人に感謝の言葉ってなかなか伝えれないよね。ありがとう。それだけなのに。一緒にいる時間が長ければ長いほどなかなか伝えてないなって思った。そして、もう合う事が出来なくなってから本当に大切な人だったんだって気付いてしまうんだよね。。一日一回ありがとうって伝えよう。

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