- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796697903
作品紹介・あらすじ
伊坂幸太郎、中山七里、柚月裕子、吉川英梨による、"人の死なない"しあわせなミステリー。
■収録作品
伊坂幸太郎 『BEE』
中山七里 『二百十日の風』
柚月裕子 『心を掬う』
吉川英梨 『18番テーブルの幽霊』
感想・レビュー・書評
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4人の作家さんによる人の死なないミステリー。
伊坂幸太郎さん中山七里さん柚月裕子さんは大好きで何冊も読んでいるので、改めて同じ課題でのストーリーがあると個性豊かな方々だなぁとしみじみ思う。死なないミステリーに敢えて殺し屋を主人公にしてしまう伊坂幸太郎さんには冒頭から笑ってしまった。
吉川英梨さんは初めてだったけど、読みやすくて面白かった。ハラマキ捜査官と菜月の「アゲハ」シリーズ…読んでみよう。大人気シリーズらしい。
私の知らない凄い作家さんはまだまだ沢山いるのだろうな〜残りの人生かけて読み切れるだろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好きな作家4人によるアンソロジー。あまり読まないジャンルだけど、好きな作家さんの作品のみなので、読んでみた。読み慣れている作家だけど、中山七里はどの作品ともリンクしていない単独の作品、そして吉川英梨は普段読むことが出来ない「原麻希」シリーズの短編と、何とも得した気分の一冊。ただ、発売されてから時間が経っていたこともあって、柚月裕子の作品は先に佐方シリーズの「検事の死命」に収録されたものを読んでしまっていたのが、残念…
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短編集なので、軽いミステリー。
すぐ読了。
久しぶりに伊坂幸太郎が読みたくなりました。 -
伊坂さんの兜シリーズは前回の方がよかったかな。一番よかったのは柚月裕子さんの作品でした。今度は別の作品も読んでみようと思います。中山さんと吉川さんはいずれも今回初めて読みましたが、あーふつうという感想でした。
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このミス大賞や本屋大賞などを受賞した作品が多く掲載されています。どれも全然違うジャンルですが、人が亡くなったりしないので、ほどよいハラハラ感です。
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大好きな伊坂氏の作品目当てに借りました。
やっぱり伊坂さんは、好みです。こんなクールな台詞まわし、他の人には出来ない芸当。
殺し屋・兜の本当のスズメバチとの闘い。
台詞だけではなく、構成も、結末も、お見事。
他、中山七里氏、柚月裕子氏、吉川英梨氏の三作品が収められていますが、読んだ順がそのまま面白い順でした。 -
人の死なないミステリー作品。伊坂幸太郎は期待していただけに少し物足りなかったかな。柚月裕子、吉川英梨は初めて読んだけれど、柚月裕子が思いのほか良かった。どうやらシリーズ化されているようなのでそちらを読んでみたくなった。しあわせなミステリーというよりほっこり系かなぁ。2013/085
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人が死なないミステリー。伊坂さん、柚月さんのを読みたくて図書館で借りた。
伊坂さん、やっぱり面白かった。殺し屋・兜の相手は・・・兜シリーズ2作目ということなので、1作目も読みたい。これからも登場してほしい。
中山七里さん、初でした。ファンタジー。
柚月さんの佐方検事、安定して良かった。事件は地味だけど佐方検事の姿勢に惚れ惚れ。
吉川英梨さんのハラマキシリーズ、読んでみたい。短いながらも、ハラハラドキドキでした。菜月ちゃん、健太のやり取りにほっこり。 -
どの作品も人の死なないミステリーなのに、ちゃんとミステリーになってるw(゜o゜)w!!中山さんの作品以外は同じ登場人物で他の話が読めるみたいだから、ぜひ読んでみたい(^^)♪伊坂さんの「BEE」は主人公が真剣になればなるほど笑えた(^o^)でも、一番好きな作品は柚木さんの「心を掬う」かな(^-^)検事ものに弱い私(^^;
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ミステリーのアンソロジーですか?ミステリーの中にしあわせ感を実感できましたか?
検事とか弁護士が主人公のいわゆる法曹界の話しは好きです。柚...ミステリーのアンソロジーですか?ミステリーの中にしあわせ感を実感できましたか?
検事とか弁護士が主人公のいわゆる法曹界の話しは好きです。柚月さんの「検事の本懐」「最後の証人」もお勧めですよ!2013/07/29 -
>NAUGHTYさん 読了後、心がホンワカする短編ミステリーです。柚木さんの「心を掬う」はオススメの佐方シリーズの検事時代の話です(^^)>NAUGHTYさん 読了後、心がホンワカする短編ミステリーです。柚木さんの「心を掬う」はオススメの佐方シリーズの検事時代の話です(^^)2013/07/29
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tonpeiさん、ホンワカできましたか(*^^*)
機会あればNAUGHTYも読んでみたいと思います。佐方検事はシリーズ物みたいです。tonpeiさん、ホンワカできましたか(*^^*)
機会あればNAUGHTYも読んでみたいと思います。佐方検事はシリーズ物みたいです。2013/07/29
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人の死なないミステリーと、帯に書かれていたけど、4つとも、良かった。
伊坂幸太郎の 「BEE」、臆病と言うか、奥さんに頭が、上がらない主人公 兜が、殺し屋であり、目に見えない敵の名前が、スズメバチ!
庭に巣を作ったのもスズメバチ!退治にかかるは、宇宙服の様な恰好で、挑む兜には、笑ってしまう。
息子の克己が、バス停で会った ミケと言う名の愛猫を失くした親子の話が、最後のシメに持ってくる所は、心憎いね。
中山七里の「二百十日の風」は、ミステリーよりも、ファンタジー要素の方が強い。
小さい時に、助けた男の子が、今度は君を助けるよ!と言ったように、助けてくれた。
今 問題のダイオキシン、廃棄物処理、焼却炉建設、それでいて、村は老人ばかりが増え、若者の失業率が上がり、村の活性化にどうすればいいか、、、、
しかし、工事されようとしている丘は、これからのハイブリッドカーの電子基板や液晶パネルに使われるモリブデンを多く含む鉱石があると、、、、
町おこしが、できそう、、、、
柚木裕子の「心を掬う」
初めて、この人の小説を読んだけど、いいね!
なんかとても、人の頑張り方の違いを感じてしまう。
仕事人間と言うのでなく、人の役に立つ、悪い事をした人を、暴くのには、どう、詰めていくか?
この小説は、検事 佐方禎人シリーズの短編6話だそうだ。
この主人公が、初登場は、「最後の証人」とか、、、
今度よんでみよう。
郵便物(祝い金の入った)封筒を郵便局員が不正して盗みのであるが、検事と言うお偉さんの佐方氏は、トイレの浄化槽の中にゴム製つなぎを着て、ちぎった封筒の破片をざるで、掬って、検証にかける。
追い詰めていく。ちゃんと、写真を取って、お札の番号を映し、局員の財布の中のお札と突き合わせる。
最後、世話になった、祖父母に連絡を取ろうとする所は、もう少し、手を加えた方が、いいのでは、、、
人を思いやれる主人公が、苦労して送金してくれた、祖父母を、長い間連絡取ってないと言う書き方は、少しおかしいから。
最後の吉川英梨の「8番テーブルの幽霊」は、題名の幽霊とは、ほど遠い爆弾男の人質事件が、軸になっており、原麻希の子 菜月8歳が、レストランでのマナーや、パティシエを知っていることや、8番テーブルの予約の件を推測する所が、少し無理がある。
まだ、少し大人しく頼りなさそうな健太が、推測して行く方が、面白味がでるのでは、、、と思ってしまった。
丁度 作者の出産時期だったそうなので、母子の血のつながり的な事もこの小説の一部に入れたかったのかもしれないけど、、、沢山入れ過ぎかな?