アリアドネの弾丸(下) (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796698566

感想・レビュー・書評

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  • いい収束のしかたはしていた。

  • 高階さんが収賄したかと思いきや殺人犯になっていた。どういう急転直下の展開なの!

    しかし今回は久々の正統派な本格ミステリだったなぁ。島田荘司があとがきで言ってたことも頷ける。
    ショコターヴィチ云々が出てきたときは、ナイチンゲールの不思議展開再来かと思って怯えたけど、最後まで理論に基づいたミステリで安心した。
    ただ、音楽(BGM)トリックって本としては割と致命的だよなー。だって唯一、「読者が確認できないトリック」なんだもの。

  • 201212

  • 病院の存続を左右するような大事件に白鳥&田口コンビが挑む。バチスタの頃は田口先生もう少し活躍していたが、今回は完全にお弁当買ってくるだけのオマケでした。ただ、最後のあのシーンは次作に続くのだな。桜宮絡みの伏線も消化していないままだし。

  • 今までの桜宮を舞台にしたお話では、有能な部分よりも、その横柄で人を小馬鹿にしたセリフばかりが目立っていた白鳥技官ですが、今作は有能ぶりのほうがイメージが強いです。東城医大(医療?)を守ろうとする意志が色んな部分で見受けられて、非常に頼りになるキャラクターという感じでした。
    ちなみに田口センセは、ほとんど役に立っていなかったな。
    あ、白鳥技官の閃きを呼ぶセリフはあったから役には立っているのか。でも2時間ドラマで言ったらエキストラレベルだわ(笑)
    田口センセは上巻での高階病院長との攻防戦が全てだったかなという印象。
    上巻呼んだあと、ちょっと間があいてしまったので、白鳥技官が謎を解き明かしていく場面で、そんなことあったっけ?ということも多かった。今度、ちゃんと通して読んでみよう。

    【独り言】
    ・ドラマとは違うのね。
    ・あ、ドラマの方が違うのか。
    ・城崎と牧村が登場したのには驚いた。これだから桜宮サーガは面白い。

  • 白鳥爆発。
    なにモン最高。
    シオン素敵。

    最後まで一気読みした。
    イノセントゲリラからのちょっとした鬱憤はココに爆発。
    ただ、あまりにもたまり過ぎたため、一部消化不良で☆−1

  • 前半での衝撃的な事件の解決編、しかし、フィクションとはいえ、警察官僚がもしもこんな組織だったら、空恐ろしい。
    なんというか、小説として面白いが、このシリーズは結局、死因不明社会に対する官僚の怠慢を告発する内容で、小説をベースに伝える手法は面白い。

  • 上に記載

  • 下巻は展開早かった。
    白鳥さんの説明が怒涛のように続く。

    こんどはでんでんむしが舞台かな??
    と匂わせておわった。

  • ドラマで見ちゃってたんで、メインの落ちは知ってたけど、ロジカルに物語が進むシリーズなので、本も面白かった。

    あとイノセントゲリラから彦根の印象が強い。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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