ケルベロスの肖像

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 357
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796698580

感想・レビュー・書評

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  • Aiの普及はまだまだこれからの現状(という印象ですが??)、ラストはAiセンターの防衛と勝利で終わるわけにはいかなかったんだろうなあと思いました。海堂先生の目指す制度が実現しますように。シリーズの最初の最初はミステリーを読んでる気がしてたけど別にそんなことはなかったぜ。今回もちょっと切ないAiストーリーです。ブレません。

  • 久しぶりのバチスタシリーズ。
    この人の書く文章は、難しいけど、面白い。
    3時間半で一気読みしてしまった!
    (最近かなり抜け漏れあって、作品間のリンクや時系列についていけてないですが・・)
    螺鈿迷宮の碧翠院の跡地にできた桜宮Aiセンターが舞台。
    文章自体は面白いのですが、これまでの伏線回収とかもあり、筋書きは平凡で、ストーリーの面白さはいまいちかも。(まさかのまた焼失っていうのは逆に驚いた)

  • バチスタシリーズ完結編。
    AIセンター設立で様々な立場の思惑がぶつかり合う中、「東城大病院とケルベロスの塔を破壊する」という脅迫状が届いた。病院長は犯人を突き止めるよう田口に依頼したが…
    シリーズ最終巻だけあってキャラ総出演という感じだが、これまでの作品を読んでいないと楽しめない面もあり。冒頭の派手さにくらべて物語の動きは少ない。白鳥の活躍があまり見られなかったのが残念。
    今回はほとんど登場しなかったが、黒崎教授のツンデレには萌え。

  • 田口先生、完結編。病院に届いた脅迫状に始まり、最後は以外な展開に。このシリーズ全部読んだけど、高階病院長が、田口先生を評価しているところが何なのか最後まで全く分からず。

  • 田口、出世す

    【内容】
    Aiセンターのはじまり。
    破壊を予告されたケルベロスの塔とは?
    破壊者は誰か?脅迫者は誰か?
    あの人が生きている?
    オールスター総登場。

    【感想】
    完結編ということだが、この世界が終わるのではなく、田口主人公の話はもう書かれない(予定)ということなのだろう。
    既にこの後の話もいろいろあるわけやし。
    (2014年03月17日読了)

  • ドラマを見終わった今読了。ってこれから映画になる原作なんだろうけど、多分いろいろと設定違うんだろうな~と思いつつ読んでみる・・・。
    う~む。チームバチスタくらいジェネラルルージュくらいまでは好きだったけど、う~む。

  • それぞれのシーンが細かく切られていて、読みやすかった。「輝天炎上」を先に読んだので、たいへんスラスラと読めた。逆ならかなりストレスを感じながら読んだだろうと思う。この2冊はぜひ 合わせて読んで欲しいな。

  • 田口・白鳥シリーズ最終章。

    一言でいうと、東城大学に届いた『八の月、東城大学とケルベロスの塔を破壊する』という脅迫状を巡って、東城大学医学部病院と警察、碧翠院の生き残りの攻防。
    ・・・なのですが、その攻防の日であるAiセンター公開シンポジウムの日の章が全375p中、30p強しかないのでクライマックスがあっさりしすぎています。
    ページの分配が悪いというか、後半無理やり話を畳んだ感が拭い去れません。

    細かい点でも、
    ・Ai運営会議にサングラス/マスクをした人間(小百合)が入り込んだことに誰も疑問を持たない点
    (怪しすぎます。碧翠院の生き残りを探している最中なのに。今までのシリーズなら白鳥辺りが素性を調べそう)
    ・ケルベロスの塔=Aiセンターと判明していたのを警察は知っていた。Aiセンター崩壊時、桜宮小百合の生存が(天馬の言葉だけとはいえ)判明したのに、警察が撤退したのを病院が追及もしない点
    (捜査ミス隠ぺいのためとはいえ、あの撤退は不自然すぎる)
    このあたりちょっとご都合主義な感がありました。
    全体としても、田口/白鳥の連係プレーも殆どなく、田口先生メインで話が進むので、これまでのシリーズとは展開が異なります。
    (白鳥のロジカルモンスターぶりが好きな人には物足りないかも)
    さらに、高階病院長がダンブルドア先生並に、「実は大したことなかったんじゃ」的な人になっているのは残念。
    それでもシリーズ最終章として、田口先生の成長というか一種の帰結は感じられます。

    ラストあたりを見る限り、今後は田口先生の後輩・彦根vs警察庁・斑鳩の話が展開されるのでしょうか。

    個人的には今回出番のなかった(名前のみ・・)加納・玉村コンビの活躍が読みたいです。

    追記:海堂作品「ブラックペアン1988」シリーズ、「螺鈿迷宮」は読んでから手を付けた方がよさそうです。
    あと、文庫で大幅な加筆がされているようなので、そちらも読もうと思います。

  • チームバチスタシリーズ最終章。

    今までの登場人物を無理矢理出して、終わらせた感がある。

    桜宮の生き残りが誰なのかが謎だったが、それもイマイチだったかな。

  • シリーズを追ごとに、突拍子もない話しになっていると思います。これは医療でもないのでは?と思います。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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