詩的言語とはなにか: ロシア・フォルマリズムの詩的理論

ユーリイ・トウイニャーノフ 水野忠夫 大西祥子

• せりか書房 (1985年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ぽさんの感想 · 2017年5月22日]

ロシア語についてはまったくわからないので多少心配であったけれど、別にそれで困るということはあまりなかった。
これまで詩というのはよくわからぬ言葉の羅列という程度にしかとらえておらず、それも表層的な意味の読解にとどまっていたから、こういういかにもロシアフォルマリズム的な音韻や構造の観点というのは結構新鮮であった。
少し古いロシア詩を扱っているけれども、ここで述べられていることは現代の詩はもちろん、J-POPなどの歌詞についても充分応用が可能な内容であると思う。

[yuichiさんの感想 · 2009年2月12日]

詩