V フォー・ヴェンデッタ

  • 小学館プロダクション
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本棚登録 : 240
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796870290

作品紹介・あらすじ

アメコミ界でカリスマ的人気を誇るアラン・ムーアの記念碑的作品にして、マトリックスのスタッフが手掛ける同名映画の原作グラフィック・ノベル! 西暦199X年、ロンドン――ヨーロッパ大陸における局地的な核戦争の結果、イギリス民主主義は崩壊し、独裁政権の支配する全体主義国家と化していた。生活苦のため売春をしようとした、若く純粋な少女イヴィーは、秘密警察から暴行を受け、危ないところを仮面をつけた謎の男に救われる。自らを”V”と名乗るその男は、優れた戦略と類まれなカリスマ性を武器に、ファシスト政権の転覆を狙っていた!

感想・レビュー・書評

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  • アラン・ムーアは、正義の滑稽さを描きましたが、そこだけすっぽりスルーされてしまいます。

    正義や善、悪を考えるときは、彼がしくじったここから始めるといいと思います。

    正義や善がどこから始まるのか、その正体を知らしめるとなぜスルーされてしまうのか?

  • 読み始めは登場人物の顔と名前を一致させるのに苦労する。一読だけでは置いていかれそうになる場面展開が所々あるが、再読する価値のある濃密な物語。映画版にも興味が湧いた。

  • 映画では描かれていないVとイーブィーの二人で暮らしていた細部まで描かれています。映画ではないラストがあります。アメコミを読んだのはこの本が初めてでした。

  • グラフィック・ノベルという言葉がぴったり当てはまる。
    情報の密度が濃い。

    繰り返し読まないと分からないかも。

    オーウェル「1984」を想起させる"監視される国民"といった世界観や「ウォッチメン」に通じる"崇高な目的(国の管轄であれ、個人の自由であれ)のためなら、非道な行為も正当化されるのか?」というテーマは処女作である本作にも描かれている。

  • 【ノート】
    映画はかなり忠実に再現されていたんだなと変な感心。これを大友克洋辺りが描いたら、と思っちゃうのはダメなのか?

    wired・近代と社会・3位

    (wired)
    80年代イギリスが生んだグラフィック・ノベルの名作。管理社会への復讐と、同志との連帯がいかに可能かを深く探求した現代「革命」ノベルの最高峰。

    ◆ユーザーからのコメント
    映画版を観ただけ。映画版は好き/映画で観たけど、面白かった!ので投票

  • コミック

  • 仮面は明かされてはならないのである。

  • まず、高い!(お値段が・・・)
    でも、前編カラーだし、外国モノだし、しょうがないのか

    映画のが好きかな~
    やっぱりエージェント・スミスがいい味出してますから(笑)
    でも、ロード・オブ・ザ・リングは別としても、「マトリックス」ではサングラスをかけ続け、「V フォー・ヴェンデッタ」では仮面をかぶり続けるという・・・
    ヒューゴ・ウィービング!顔良く知らね~ぞ


    このコミックス1982年なんだよね書かれたの
    なんだかそこにちょっと衝撃を受けた

    映画の『Vフォーヴェンデッタ』の原作であり、『マトリックス』にも影響を与え・・・って書いてあったけど、ウォシャウスキー兄弟 影響受けすぎぢゃないか・・・
    よっぽど気に入ったんだろうなぁ

  • えり*ある復讐者の物語。ムーア先生はやはり偉大だ。

  • 映画化もされた、巨匠アラン・ムーアの傑作。全体に重く暗い雰囲気が漂い、コミック的表現(擬音や効果線など)をほぼ廃した作画が世界観に非常によくマッチしてる。
    とにかく文章量、プロットが複雑で読了までかなり時間がかかる。これもまたムーア作品の魅力だと思うのだけど。

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著者プロフィール

アラン・ムーア
1953年、イギリス・ノーサンプトン生まれ。『ウォッチメン』『フロム・ヘル』『Vフォー・ヴェンデッタ』『プロメテア』などの著作で知られる英国コミック界の革新者。魔術や幻想世界への強い関心でも知られており、『プロメテア』は魔術の入門書としても読まれている。コミック引退を宣言したが長編小説『Jerusalem』、短編集『Illuminations』を上梓、映画「The Show」の脚本出演をつとめるなど多方面で活躍している。ロンドンを舞台にした五部作からなる魔術ファンタジーを執筆中。

「2023年 『プロビデンス Act2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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