- Amazon.co.jp ・マンガ (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796870290
作品紹介・あらすじ
アメコミ界でカリスマ的人気を誇るアラン・ムーアの記念碑的作品にして、マトリックスのスタッフが手掛ける同名映画の原作グラフィック・ノベル! 西暦199X年、ロンドン――ヨーロッパ大陸における局地的な核戦争の結果、イギリス民主主義は崩壊し、独裁政権の支配する全体主義国家と化していた。生活苦のため売春をしようとした、若く純粋な少女イヴィーは、秘密警察から暴行を受け、危ないところを仮面をつけた謎の男に救われる。自らを”V”と名乗るその男は、優れた戦略と類まれなカリスマ性を武器に、ファシスト政権の転覆を狙っていた!
感想・レビュー・書評
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アラン・ムーアは、正義の滑稽さを描きましたが、そこだけすっぽりスルーされてしまいます。
正義や善、悪を考えるときは、彼がしくじったここから始めるといいと思います。
正義や善がどこから始まるのか、その正体を知らしめるとなぜスルーされてしまうのか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み始めは登場人物の顔と名前を一致させるのに苦労する。一読だけでは置いていかれそうになる場面展開が所々あるが、再読する価値のある濃密な物語。映画版にも興味が湧いた。
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映画では描かれていないVとイーブィーの二人で暮らしていた細部まで描かれています。映画ではないラストがあります。アメコミを読んだのはこの本が初めてでした。
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グラフィック・ノベルという言葉がぴったり当てはまる。
情報の密度が濃い。
繰り返し読まないと分からないかも。
オーウェル「1984」を想起させる"監視される国民"といった世界観や「ウォッチメン」に通じる"崇高な目的(国の管轄であれ、個人の自由であれ)のためなら、非道な行為も正当化されるのか?」というテーマは処女作である本作にも描かれている。 -
【ノート】
映画はかなり忠実に再現されていたんだなと変な感心。これを大友克洋辺りが描いたら、と思っちゃうのはダメなのか?
wired・近代と社会・3位
(wired)
80年代イギリスが生んだグラフィック・ノベルの名作。管理社会への復讐と、同志との連帯がいかに可能かを深く探求した現代「革命」ノベルの最高峰。
◆ユーザーからのコメント
映画版を観ただけ。映画版は好き/映画で観たけど、面白かった!ので投票 -
コミック
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仮面は明かされてはならないのである。
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まず、高い!(お値段が・・・)
でも、前編カラーだし、外国モノだし、しょうがないのか
映画のが好きかな~
やっぱりエージェント・スミスがいい味出してますから(笑)
でも、ロード・オブ・ザ・リングは別としても、「マトリックス」ではサングラスをかけ続け、「V フォー・ヴェンデッタ」では仮面をかぶり続けるという・・・
ヒューゴ・ウィービング!顔良く知らね~ぞ
このコミックス1982年なんだよね書かれたの
なんだかそこにちょっと衝撃を受けた
映画の『Vフォーヴェンデッタ』の原作であり、『マトリックス』にも影響を与え・・・って書いてあったけど、ウォシャウスキー兄弟 影響受けすぎぢゃないか・・・
よっぽど気に入ったんだろうなぁ -
えり*ある復讐者の物語。ムーア先生はやはり偉大だ。
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映画化もされた、巨匠アラン・ムーアの傑作。全体に重く暗い雰囲気が漂い、コミック的表現(擬音や効果線など)をほぼ廃した作画が世界観に非常によくマッチしてる。
とにかく文章量、プロットが複雑で読了までかなり時間がかかる。これもまたムーア作品の魅力だと思うのだけど。