DCスーパーヒーローズ (ShoPro Books)
- 小学館集英社プロダクション (2011年12月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796871020
作品紹介・あらすじ
世界中の飢餓をなくし、犯罪撲滅へ終わりなき闘いを挑み、病気の子供たちの望みを叶え、平和の探求の中から真実を求め、世界に恐怖の疫病が広まる前に宇宙からの脅威を食い止める…。これは、崇高な行為を全うするためには危難すら厭わない勇敢なる冒険者たちの物語である。アイズナー賞受賞チームであるライターのポール・ディニとアーティストのアレックス・ロスの驚くべき才能により、未だかつて誰も成し得なかった手法で、スーパーヒーローたちは命を吹き込まれた。息を呑むような美麗なアートとともに卓越した文章で綴られた本書を読めば、彼らがなぜ世界最強のスーパーヒーローと呼ばれるのか、理解できるだろう。
感想・レビュー・書評
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アレックス・ロスのアートだけでもオツリがくる上、DC入門にピッタリ。キングダム・カムのような多数のヒーローが登場する作品を読む前に読んでおくといいかも。
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アレックス・ロスの絵が最高。
アメコミ初心者なので、スーパーマンやバットマン以外のDCコミックスのヒーローを知ることができてよかったです。
サイズといい、装丁といい、漫画と言うよりは画集という感じです。
内容はスーパーマン、バットマン、キャプテンマーベル、ワンダーウーマンをそれぞれを主人公にした読み切りとジャスティスリーグが宇宙からきた疫病に立ち向かう話が入っており、盛りだくさんです。
読み切りは、悪役の皆さんは出てこないですが、社会的な問題や犯罪に真っ向から立ち向かいそして挫折しつつも希望を見いだそうとするヒーローたちの姿が印象的です。
ジャスティスリーグの話はマーシャン・マンハンターとフラッシュにスポットが当たっています。 -
とにかく、美しいアレックス・ロスの絵に圧巻される。スーパーマン・バットマン・ワンダーウーマン・ミスターマーベル(シャザム!)の話が1話ずつ、JLAが2話収録されている。
各話は、それぞれのシリーズのメインストーリーに深く関わるような話ではないが、それぞれのスーパーヒーローの歴史と、ヒーローがヒーローである所以が描かれた短編集のような感じ。彼らがどういう存在なのか掴みたい人にもお勧めだし、彼らが好きな人にはもっと好きになれるんじゃないかしら。
個人的には、スーパーマンの話がとても好き。スーパーマンとして、クラークとして、彼がヒーローと言われる理由がわかる素敵な話だった。
あと、ミスターマーベルの話も読めて幸せ(*´ω`*)もっと読みたいなあ。彼を見ると元気になれる! -
大半は再録ながら2話の増補はありがたい。作画の超絶技巧はいま見ても新鮮。コミックではなく絵物語とはいえストーリーが単調ではあるかなー。
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すごく充実した読後感だった!
キャプテン・マーベルはアニメJustice League Unlimitedで出てきた1話だけでしか知らなかったので、オリジンから彼の人柄まで余すことなく描いたPower of Hopeはすごく新鮮だった。
大人の責任感と子どもの繊細さを併せ持ったヒーロー、キャプテン・マーベルの魅力を知ってまたひとり好きなDCヒーローが増えてしまった。
もちろんスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンのビッグスリーの力あるものの持つ苦悩も印象深かったし、最後のJLA:リバティ&ジャスティスではJLA大集合の中ジョンジョン、フラッシュ、GLの大活躍が観られて大いに盛り上がった。
まさにヒーローコミックの入門編にして決定版! …だけど分厚すぎて人に貸すのが難しいのが悩ましいところw
JLアニメや映画は観たけど邦訳アメコミはどこから手を出していいかわからなくて…という人には迷わず買うのをオススメできる一冊です。