バットマン:アースワン (ShoPro Books)
- 小学館集英社プロダクション (2013年3月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796871440
作品紹介・あらすじ
敵と味方の境界線があいまいなゴッサムシティで、闇の騎士になろうとするブルース・ウェインの前途に、かつてないほどの困難が立ちはだかる。復讐に燃えるブルースは、両親を殺した真犯人や、犯罪者を野放しにする汚職警官に罰を与えることを誓い、狂気に満ちた自警団活動に乗り出す。もはや誰も…アルフレッドですら彼を止めることはできない-。人気作家のジェフ・ジョーンズとゲーリー・フランクが"闇の騎士"の新たな神話を創造した『バットマン:アースワン』においては、過去の設定や常識はもはや通用しない!ニョーヨーク・タイムズ紙のベストセラー・リストにランクインし、第1位となった名作。
感想・レビュー・書評
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「アースワン」と名付けられた異世界を舞台にした、リメイクというかリアレンジ版バットマン。おなじみのキャストや設定を少しずつずらして、より現代的で現実味溢れるストーリーで、バットマンのオリジンを描いている。
…のだけれど、ただでさえ世界最高の「常人」であるバットマンを、更にスケールダウンさせてどうするんだというか。全体的に、『ウォッチメン』『キック・アス』といった「仮想したただの人がヒーローごっこやってる」作品や、『イヤー・ワン』『キリング・ジョーク』をはじめとするバットマンの過去作をパッチワークしただけに見えてしまう。
「パッチワークなんていったらヒーローコミックとか大体そうじゃないか」と云われればその通りなのだけど、あまりにも驚きがないというか、良い意味での「裏切り」もなく、すんなりと終わってしまったのが残念。
一つ、「執事」というより「育ての親」「バットマンの共犯者」としての、力強いアルフレッド像は新鮮でよかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みやすいアメコミ。ストーリーも絵柄も複雑さはなく、やや物足りない。
これ以上ないくらい、うっとうしいくらいに見せコマがカッコいい。
日本も、仮面ライダーやウルトラマンで、こんなコミック展開してほしい。 -
ノーランのバットマンを更に真面目に陰惨にするとこうなる的な『バットマン』心の闇の騎士の物語。