シン・シティ3

  • 小学館集英社プロダクション
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796875073

感想・レビュー・書評

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  • アメリカン・コミック界のカリスマ、フランク・ミラーによるスタイリッシュなハードボイルド・コミックの名作『シン・シティ』。全7巻におよぶ原書を4冊にまとめた日本版単行本シリーズ第3巻。
    本書は『ファミリー・バリュー(FAMILY VALUES)』と短編集『ブーズ、ブローズ、アンドブュレッツ(BOOZE, BROADS, & BULLETS)』を合本。
    前者では2005年の映画『シン・シティ』で高い認知度を誇る、女殺し屋ミホが活躍し、後者は2014年夏全米公開予定の『シンシティ復讐の女神』の原作のひとつとなったエピソード「ジャスト・アナザー・サタデーナイト(Just Another Saturday Night)」を収録。どちらも本邦初翻訳作品です。「ファミリー・バリュー」は、「ビッグ・ファット・キル」の後日談で、ドワイトと殺し屋ミホがマグリオッツィ一家とウォレンクィスト一家の抗争の最中にデイジーの復讐を手助けするエピソード。
    実写版シンシティで映像化された「いつも通りの土曜の夜」「顧客は常に正しい」以外にも、ゲイルたちオールドタウンの女がゲス野郎を成敗する「3番のドアの向こう側では」やブルーアイズという女をめぐるドンデン返しが秀逸な「ブルーアイズ」や「パパの箱入り娘」など、実写版シンシティのファンだけでなくハードボイルド小説のファンにも必読の傑作コミック・ノワールです。

  • ろくなことがない犯罪捜査から一転、愛と復讐の物語に瞬時に変貌するのが鮮やかで、正統派ショート・ミステリの味。短編集もショートショートの切れ味で楽しめたけど、初出も詳記してあれば親切でより楽しめた気がする(原書通りだしネットでわかるとはいえ)。

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著者プロフィール

●フランク・ミラー[作]……『ダークナイト・リターンズ』によって、それまでのコミックスの概念を覆し、アメコミ3大ライターの1人に数えられる巨匠。

「2020年 『スーパーマン:イヤーワン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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