インフィニティ・ガントレット (ShoPro Books)
- 小学館集英社プロダクション (2017年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796876278
感想・レビュー・書評
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土星の衛星タイタンで生まれた魔人サノスは、ついに6つのインフィニティ・ジェムを手中に収め、所有者に無限の力を与えるインフィニティ・ガントレットを作り上げた。多元宇宙における最強の存在と化した彼は、愛する「デス」の心を射止めるため、全宇宙の知的生命体半分を消滅するため全宇宙に死と破壊をもたらし始める。 その暴挙を止めるため、すべてのマーベル・ヒーローたちがその力を結集、サノスに立ち向かう! 全宇宙の存亡を賭けた善と悪の一大決戦がここに!
4月に公開するマーベル映画最大の決戦「アベンジャーズ・インフィニティウォー」の原作コミック。
映画やコミックでは大活躍するアベンジャーズだが、超常の力を持つサノスが相手では分が悪く、ソーやドクター・ストレンジやアダム・ウォーロックの活躍が目立つ。それでも、地上で人命救助に邁進するブラックウィドウや強大な力を持つサノスに立ち向かうキャプテン・アメリカの勇姿には、心が熱くなる。「デス」の寵愛を得るために様々な破壊活動をしても報われないサノスの切なさが、人間的。インフィニティガントレットをめぐるサノスとネピュラとドクター・ドゥームとアダム・ウォーロックの争奪戦の意外な結末も、一筋縄でいかない感じでユニーク。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個人単位のミクロと超マクロを行き来する壮大な大決戦は今見ても圧巻。ユニバースの手綱を取り整理してスリリングな物語に仕立てたJ.スターリンの手際、複雑な話を一切の不明点なくビジュアル化したG.ペレス・R.リム両者の技術には感服。
シンプルで親しみやすい旧秋友訳と比べると新訳はやや読みづらくはある(が、原文に近いのか?)。前から小プロ刊の苦手なとこだけど、この作品に解説がほぼゼロというのは(他社刊の『クライシス〜』が優れているだけに)納得できない。 -
正史を(可能な限り)時系列順に読見始めて
ついにきた!『インフィニティガントレット』
MCUはサノスがインフィニティストーンを
集めるところからでしたが
まさかのこの作品は既に集めた状態から始まる!
おいおい!こんなのどうやって勝つねん!と
思ってたら「おー!お前が!」「お前らが!」
みたいな展開が来たかと思ったら
そこからまたひっくり返されて
また熱い展開が来て…!みたいなストーリーが
読んでて楽しい!!
映画の『インフィニティウォー』や
『エンドゲーム』とは全然違うストーリーだけど
映画を観たあとに読んでるからこそ
ここのこのエッセンスを取って映画では
あんな風に描いたのかな?とか感じながら
読むのもひとつの楽しさになった。
ただ、ほかの邦訳本には解説書が付いていて
邦訳化されていないコミックの話などを
解説で補完しくれるので非常に助かっているけど
これには解説書が付いてるようで付いてない…
こういう時に時系列順に読んでてよかった…と思える。 -
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