アクアマン:アトランティスの王(THE NEW 52!) (ShoPro Books THE NEW52!)

著者 : ジェフ・ジョーンズ 内藤真代

• 小学館集英社プロダクション (2016年10月19日発売)

作品紹介・あらすじ

地球の大部分を覆う海。その水の世界において、アクアマンの右に出る者はいない。しかし、彼が守ろうとする地上においては、海の王者とて勝手が違った。地上の人々は彼を疎み、彼の統べる海に対してそうしてきたように、敬意を欠いた。だが、好むと好まざるとにかかわらず、彼らにはアクアマンが必要となる。地上から遠く離れた黒き深淵-光も届かず、飢えと憎しみだけが支配するその場所から、新たな脅威が這い出てきたのだ。今、海溝より、おぞましき力が湧き出ようとしている。アクアマンは、襲い来る脅威に立ち向かい、地上の人々を守り抜くことができるのか。さもなくば、世界のすべてが、ぽっかりと空いた巨大な口に飲み込まれてしまう…。

感想・レビュー・書評

[inumaroさんの感想 · 2019年7月26日]

映画「アクアマン」は、ジェイソン・モモアの豪快さとかわいさが爆発した、とても楽しい作品だった。それを期待して読むと、アクアマンが端正かつ繊細すぎて肩すかしをくらうかもしれない。けど、このキャラ造型も楽しいんだよ。市民から「おっ、ヒーローだ！……って、なーんだ。アクアマンか」「アクアマン、フィッシュ＆チップス食べていいのかよ！」みたいな扱いで、不憫な感じがとてもいい。ストーリーは、映画版とほぼ同じ。DCコミックを読んだことがない人でも楽しめるので、映画でアクアマンに興味を持ったら、ぜひ手にとってほしい

著者プロフィール

●ジェフ・ジョーンズ［作］……ライター。『ドゥームズデイ・クロック』や『バットマン:スリー・ジョーカーズ』など、DCコミックス作品を多く手掛ける。

「2023年 『シャザム！：ビリー・バットソンと７つの魔法世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」