どうぶつのわかっていること・わかっていないこと (ShoPro Books)

  • 小学館集英社プロダクション
3.90
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本棚登録 : 209
感想 : 14
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  • 本 ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796879057

作品紹介・あらすじ

キリンの声、ゾウの鼻、ナマケモノの背脂。動物界の「あたりまえ」に、
大発見をいざなう「ニュートンのりんご」が隠れている。
研究者の本気と子どもたちの好奇心の間に「想像力の虹」をかける、素晴らしい絵本!

――茂木健一郎(脳科学者)



実はキリンはほとんど声を出さないことがわかっている。
でも、なんで声を出さないのかはわかっていない。

なんでだろう? 他の動物も人間も、声を使っていろんなことを伝えているのに、なんでキリンは声を出さないんだろう? もしかして、あのツノからメッセージをだしてるのかな? ポーズで気持ちを伝えているのかな?

世界には、わかっているようでわかっていないことがいっぱい。「わからない」を「わかった!」にする第一歩は、「もしかして〇〇だから?」と自由な発想で仮説を立て、検証することから始まります。
京都大学の野生動物研究者による監修で、これからの予測不可能な時代を生きる子供たちに必要な「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 世界は、「わかっていること」もあるけど、「わかっていないこと」も、それ以上にたくさんある───という、ふだん忘れがちなことを思い出させてくれる。
    きりんが声をほとんど出さない理由も、ゾウの鼻が長い理由も、ユキヒョウが世界でいちばん高いところに住んでいる理由も、実は人間にはわかっていない。

    わかってないことって、ワクワクするよね。
    なんだって、すきなように、じゆうに考えたっていいんだよ、と思う。

    頭の中に高原の涼しい風が吹いてくるような、爽やかなきもちになる絵本。

    少しとぼけたユーモラスなイラストも良き。



  • 分かっていることより、分かっていないことが多くて、分かってないことは、なんで?どのように調べるの?と考えることができる内容。この一冊だけでも分かってないことが、いっぱい登場するので、その解答が気になるけれど、それを自ら考えてみるきっかけになれば良いかなと思う。

  • わかっていないことがたくさんあって面白かったです。
    ふしぎに気づく感覚を子どもたちに持っていて欲しいな…としみじみ思いました。

    それぞれの動物の「もしかして」がやや長く感じたので、全て読み聞かせするよりもブックトークで」紹介したいなと思いました。

  • 興味深い。今みたいに科学が進んでても分からないことって、こんなにたくさんあるんだね。動物博士の子にぜひ読んでほしい一冊。

  • 動物の分かっていないことについて、科学的な可能性をいろいろ出しながら、哲学的なところにたどりつくのが面白い。
    考えることの楽しさと、すべてが科学で説明できないことの不思議さと、子どもたちに読んでもらいたいな。
    全部読むと10分くらい

  • 子供向けだけど、問題提起と仮説が論理的。「キリンがなかないのは、かぜのおとを静かに聞いていたいのかもね」というフレーズにうるっときた!

  • どうぶつにはわかっていること、わかっていないことがいろいろある。わりと興味深く見る。

  • 4歳以上
    メジャーな動物でもその生態について解明できていない事項がある、というは大人の私
    でも発見でした。
    絵柄、色彩、テーマの全てでセンスの良さを感じる絵本。
    続編を希望します!

  • わかっていないことをテーマにした絵本。わかっていることを伝える本がほとんどである中、わかっていないことを伝えてくれる貴重な存在。動物たちの未解明な疑問に対する予想が少し科学から離れているのは気になるが、わからないことを面白がる視点は子どもたちにぜひ身につけてほしい。

  • 8歳4ヶ月の娘
    5歳4ヶ月の息子に読み聞かせ

    まだまだわかっていないことが
    世の中にはたくさんあるんだなー

    わかってるのに
    どうしてなのか
    わかっていない
    ってのが面白いね!

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