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- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797215410
感想・レビュー・書評
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(1997年刊)
1 榎本武揚が派遣した殖民団
2 明治維新前にヨーロッパで学ぶ
3 ハワイ亡命を考える
4 密約
5 マリア・ルス号事件とその波紋
6 国際舞台で活躍する
7 五稜郭の夢をラテンアメリカで
榎本武揚の生涯を俯瞰した読み物。
いろいろな図版が収録されており、貴重であるが、記述に正確さを欠く部分が少なからずあるのが惜しい。
(榎本を旗本の子としているのは疑問。旗本と御家人の区別をつけていない模様。安政の大獄で、佐久間象山が処刑されたとある)
また、他の本には見られない興味深い事柄がいくつか書かれているが、出典が記されていないので真偽が不明確である。榎本等の心中を忖度したようなセリフが、いくつか書かれているが、小説的であると言える。
副題に、ラテンアメリカ移住の道を拓くとあるが、榎本移民に関する部分が、充実している。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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