- Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797332568
作品紹介・あらすじ
いつかこの手で大聖堂を建てたい-果てしない夢を抱き、放浪を続ける建築職人のトム。やがて彼は、キングズブリッジ修道院分院長のフィリップと出会う。かつて隆盛を誇ったその大聖堂は、大掛かりな修復を必要としていた。折りしも、国王が逝去し、内乱の危機が!十二世紀のイングランドを舞台に、幾多の人々が華麗に織りなす波瀾万丈、壮大な物語。
感想・レビュー・書評
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カナダ人の先生に薦められて読みました。3冊で1500ページくらいあり、正直読み終えるのに半年かかるかもしれないと思いましたが一カ月で読めました。
こんなにページ数が多いのは描写が細かすぎるんだ!
と半ギレ状態でしたが読み終える頃には気になる事もなく。→感想・中巻に続く -
単純に大聖堂を建てるトムと、大聖堂で過ごすフィリップの話なのかと思ったら、結構重いし、色々と感情が揺さぶられた。
中へつづく -
★評価は読了後に。
長いな、、、面白くない訳ではないけれども、若干辛い感も無くは無く。長いってあんまり良い要素と思えないんですよね、、、本も、映画も、テレビドラマも、当方にとっては。
この本を手に取った時、思い出したのは、児玉清。もう鬼籍のお方ですが、こちらも今は無き「週刊ブックレビュー」で本書を熱く語っていた記憶あり。その熱量に引っ張られて中巻に向かいます。
しかし「週刊ブックレビュー」、またやってくんないかな。最近、某新聞の書評欄、読むに堪えんのです、、、面白そうな本、紹介してくれないし。すいません、本書と全く関係ない言でした。 -
全三巻1000ページを超える大作ですが、ワクワクが止まらない。
歴史小説の醍醐味は全部入ってます。
とにかく、悪役ウィリアム・ハムレイがまぢサノバビッチで、やることなすこと本当に最低なので、自身にふさわしい凄惨な最期をいつ迎えるのかが楽しみにすらなってきます。
そして、迎えるクライマックス。歴史小説はこれだから止められない。 -
大聖堂の建築を中心にして繰り広げられる人間の愛や憎しみ、欲望、復讐などを描いた作品。登場する人物がそれぞれ完全でないところに本来の人間らしさ、人間くささを感じる。必ずしも正義が勝つわけではなく、時には悪に圧倒され辛い逆境に耐えながらも少しづつ成長していく登場人物に次第に引き込まれていってしまう。人間の憎愛を中心に話が展開しながらも作者の大聖堂に対する入念な研究による深い知識がよりこの物語を面白くしていると思う。
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内容(「BOOK」データベースより)
『いつかこの手で大聖堂を建てたい―果てしない夢を抱き、放浪を続ける建築職人のトム。やがて彼は、キングズブリッジ修道院分院長のフィリップと出会う。かつて隆盛を誇ったその大聖堂は、大掛かりな修復を必要としていた。折りしも、国王が逝去し、内乱の危機が!十二世紀のイングランドを舞台に、幾多の人々が華麗に織りなす波瀾万丈、壮大な物語。』
原書名:『The Pillars of the Earth』 (Kingsbridge #1)
著者:ケン・フォレット (Ken Follett)
訳者:矢野 浩三郎
出版社 : ソフトバンク クリエイティブ
文庫 : 600ページ(上巻) 上中下巻 -
舞台は12世紀のイギリス。単に聖堂を建てるだけの本と思いきや、これが面白い。とにかく先の展開が知りたくて読ませる本です。大聖堂を造ることに魅せられた主人公のトム。修道院の健全な運営に燃えるフィリップ。そして領主的な生まれのボンボンで傲慢なウィリアム。この三人を中心に展開されるストーリー。長い話なのでいろいろありますが、いろんな嫌な奴が出てきます。トムが主人公と思いきや、この人は、赤ん坊は置いていくは、女はあっさり乗り換える。ウィリアムに至ってはもう最低。トムの息子も嫌なやつやし、だからこそ物語が面白くて読んでしまいました。大聖堂は再建できるのか、次巻以降も楽しみです。
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読了。下巻にまとめ。
ケルンの大聖堂はきっと大きく美しいのでしょうね。
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ケルンの大聖堂はきっと大きく美しいのでしょうね。
この小説でも触れられていますが、遠い昔は国によって作り方や景観が違っていたのかもしれません。
旅行した時にもっと見ておけば良かったです。
細かすぎて読むのが大変でした。
読み終わってか...
細かすぎて読むのが大変でした。
読み終わってからはそれらは必要な描写だったと思います。
やはりステンドグラスの描写や聖堂の柱や壁の描写なども細かいです。目の前に大聖堂のイメージが浮かんできました。
いずれにしても1,500ページの物量は読んだ後の充実感が違うような気もします。私も今年の最初の頃にレビューした西加奈子さん「サラバ」がトータル1,000ページの物量で読み終えた時には読んだ感いっぱいになりました。
いずれにしても読者はいろんな世界を作者の目を通して見る楽しみがありますね。自分に見えているものとは違うものが見えてきたり。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。